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"読書家"という落とし穴

川口市出身の自称読書家 川口竜也です!

人と話すと、休日は何しているんですかと聞かれますが、私はすぐに「本を読んでいる」と答えます。そして、聞いてもいないにの最近読んだ本を語りだします(笑)

読書は想像力を育み、精神に活力を与え、新たな知識を与えてくれます。「読書しか趣味がないんですよねぇ」と言う人もいますが、本を読むことによる効果は測りしれません。

ただし、読書家であることは、良い面もあれば、悪い面もあります。

それは、読むばかりで行動や共有をおざなりにしてしまうという点です。

脳は知識のダムである

ダムには、2つの目的があり、災害時に水を溜め込み下流への水量を制限する「治水」と、貯留された水を生活や発電などに利用する「利水」というものがあります。

知識を水のようなものと考えてみて下さい。
読書(インプット)が多いということは、脳みその中に知識を溜め込んでいるというイメージです。脳みそは決して満たされることはないにしても、本から得た知識は徐々に堆積していきます。

するとどうでしょう、ダムの水が溜まりすぎるがごとく、自分の頭の中で思考が溢れかえってしまいます。水が溜まりすぎると、新鮮な水が入らず、流れを生まないために徐々に鮮度を失っていきます。

脳が鮮度を失うと、古い考えに固執するようになります。「この本ではこう言っているけれども、やっぱり私の考えの方が正しい気がする」等と穿った見方になりかねません。考え方が堂々巡りになってしまいます。

では、溜め込みすぎないためにはどうしたら良いか、それは、アウトプットをすることです。ダムも同じで、時に水を放出することで、ダムは新鮮な水で満たされます。

方法は沢山あります。例えば…
・ブログに書く
・友達に話す
・真似してみる
・要約する
・読書会に参加する
・記録する

特に、本の内容を実際に行動でやってみることが一番のアウトプットです。例えば、トップセールスマンや経営者の実際にやっている習慣と同じことをすれば、自分も成功できるはずです。同じ人間がやっているのです、出来ないなんて事はありません。

また、アウトプットすることにより、自分の周囲の人々にも影響を与えます。ダムでいう「利水」と同じように、知識や感動を分かち合うことにより、相手やその周囲の人々に新たな知見や考え方を広げることができます。

自分の紹介した本を相手も読んで貰えたら嬉しいし、共通の本の話題で盛り上がるのはもっと嬉しいです。

自分が分かち合うことによりアウトプットになり、友達は新たな知見を得るインプットになる。この輪が広がれば、もっと世界は面白くなるはずです。

本を読み、そして、アウトプットすること。そうすれば世界はもっと面白くなるはずです。それではまた次回!

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