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クアンタムスケープ(QuantumScape)

内燃機関(エンジン)自動車から電気自動車(EV)へのシフトは良かれ悪しかれもう止まらない流れと思うが、それゆえに、世界の自動車産業関係者の視線はEVの「核」とも言える電池に注がれている。

液体の電解質(イオンの通り道)を使うリチウムイオン電池は日々着実な技術進歩を遂げていて、海外の専門ニュースを読んでいると各社がしのぎを削る雰囲気が伝わってきて面白い。

さらにここ数カ月あらためて話題になっているのは、夢の技術と呼ばれる固体電解質を使った「固体リチウム金属電池」。エネルギー密度を数段高められるとか、可燃性の液体電解質が不要になるとか、製造コストが安いとか、従来のリチウムイオン電池に比べるといろいろメリットがある。

今日は時間がないから、この固体電池技術の開発で世界のトップを走ると言われるベンチャー「クアンタムスケープ(QuantumScape)」(※本記事画像は同社ウェブサイトのスクショ)が、いくつかある核心的な技術ハードルのひとつを乗り越えたと発表して、株価が急上昇したことと、その意味を理解するための参考記事をメモって寝ることにしよう。

クアンタムスケープの株価上昇を伝える記事(Bloomberg 21/02/17

投資家ジョージ・ソロスも46億ドル投資(The Street 21/02/17

クアンタムスケープの基本的な紹介記事(WIRED日本版 21/01/15

特別買収目的会社(SPAC)と合併して上場(TechCrunch 2020/09/03

後日読み直さねばならないが、クアンタムスケープが技術開発の成果(エネルギー密度や電池寿命など)を誇張していて、現行の技術だとスケールアップが難しいという致命的問題を抱えているとの株主代表訴訟を起こす動きもあるみたいだ(Thornton Law Firm、3月8日が原告団への参加表明期限)


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