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週一断食して、いいなと思ったこと5つ。

週一断食を「しています」と何日くらいから言えるのかな?と思ったところ、新しい習慣は定着するのに66日かかるらしいので、一応そういう生活になってから66日はたったので、習慣になりたての時点での事々を書くことにした。

なんでそんなことしたのかは、食べることが好きだからしてみた、ということになります。また最後に書きます。

きっかけになったのは関口賢先生著「月曜断食」という本。目次より「消化器系の不調は万病のもと」、なるほど。「食べない常識を忘れてしまった現代人」。飽食の時代とよく言われますね。

本の全ての細かい決まりごとは守れていないところもあるのですが、(例えば断食後の次の日4日は良食、というのは、普段からあまりジャンクなものは食べていないので、断食直後の日だけ胃に気をつかうくらいで後はほぼ普段通りでした。) ホントはもちろん細かく守った方がいいのはわかっておりますが、まずは続けることを優先。週一で24時間何も食べない日をを作ることは9週間つづいているので、これはいいなと思った気づきを5つ書きます。

① 仕事が進む。

人って1日に決まった数の決断しかできないらしいのですが、「何を食べるのか」「いつたべるのか」など食事に関することに、すごく決断力を使っているそうです。それは絶対必要な楽しみですが、私は食のことに特にエネルギーを使いすぎるところがあるので、週一くらい、特に仕事を進めたいときなどはそれを忘れるくらいがいいようです。今日は食べない、とすると、その報酬を何で満たそう→仕事をおわらせた、という達成感で満たそう、という気になって、先延ばしにしていたこともできる。そのおかげで先週は確定申告にも行けた。

そして1日がいい意味で、長い。まだ時間がある、という感覚。やろうと思っていた新たなことにチャレンジする事も手が出ます。

② 腸がためる→出すモードになった。

いわゆる宿便というものが出たのか、日々すっきりするようになった。結果、食べることがとても楽しくなった。断食=より便秘になるのではというイメージもありましたが、私には合っていたようです。

断食=痩せることが目的でなく、体を整えたり老廃物を出すことの方が目的のようですね。結果的に痩せる、ということみたいです。私自身も山形に来てからの8年でゆっくりかけて1.5キロくらい増えてしまっていましたが、それがもとに戻りました。

③ 風邪をひく気がしない

②に絡んでいると思うのですが、毒素が出た気がします。風邪をひく前ってだいたい前兆があって、疲れてきたとか、そういうサインがあるものだと思いますが、それがない。断食以外にも、最近は9時過ぎに子供と寝て4時に起きるというリズムは守っていることと、おきぬけ運動(5分だからすごく軽いですが)をしたり、断食以外の日はしっかりたんぱく質食べたりと、それらのおかげもありますが、だるいなあと思うことは減ったと思います。

④ 意外と食べなくて大丈夫という体験→もしもの時の心の備えにも。

これはとても大きくて、初めての断食日は、夕方にはなんかイライラ&眠いしだるいという具合で、翌朝は頭痛におそわれて。やっぱ食べないとおかしくなるんじゃん、危険だ!と思ったものですが、これも解毒するための好転反応というもののようです。限界は体より心に先に来る、とはよく言われますが、非日常に対して心が悲鳴を上げまくっていたことが頭痛やイライラになったような気がします。これまで心の支えとして3食が大事すぎたので。しかし2週、3週とひとまずやってみて、意外とこのくらい食べなくても過ごせるのかということを知ってから、それらの症状はでなくなりました。

前に、災害時の対策のある記事を読んでいた時に、日常から食べなくてもある程度過ごせるようにしておく、という記事を見て、いやいやそれはストイックなと思ったものでしたが、少しそれがわかりました。いつでも食べ物が手に入る、ってのは実は人間の歴史でごく最近のことで。実際に食べ物が思うように手に入らなくなった時に、このくらいは食べなくても平気、というのを一応知っていたら、食べられない状況に心が先にパニックになってしまう事に関して、少しだけ、落ち着いていられる気がします。

⑤ 明日がくるのが楽しみでしょうがない。

これはおまけですが、断食日の日が暮れる頃から、明日になったら、ヨーグルトと新鮮なくだものをじゃくじゃくと食べたいなということが、まるで子供のころの遠足の前の日みたいに、単純に楽しみで幸せなのです。こんな風に明日を楽しみに布団に入ることが最近あったろうか。やるべきことを考えながら寝ることは多いけれど。

いつでも食べられるのではなくて、働いたからやっと食べられる。っていう、動物の持ってる食べる喜びを呼び覚ましてくれるような幸せ感があります。その果物のおいしさと言ったら。

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私は食べることが好きです。生きるために食べる人と、食べるために生きている人がいるけど、ずっと後者でした。毎日何を食べるかが楽しみ。

食事の内容では体に負担をかけないものを食べているし基本的には健康だけれど、どうも近年むくんだり、急に便秘になってお腹が張ったり…ということがあって、むずかゆく思っていました。ちょっと体のことがコントロールできてない気がしてきていました。

そして私は、自分の作っている素朴なお菓子がとても好きなのですが、味見や研究として食べることも仕事だし、より正しい体の状態で食べたい。健康なものを生み出しつづけたいなら、作る/食べる自分自身の体も健康でなければ。体が資本だから、30代の後半は自分の体を自分自身でメンテナンスできる技を増やすべしと思いました。

自分でコントロールができるものが増えることは、すごく人間に心を安定させてくれるらしいです。たしかに。人はコントロールできないけど、自分のことは。

以上、食べることと向き合いたいから食べないこともしてみました、のご報告、でした。



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