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世界の歩行者信号機には意外な共通点がある

こんにちは。交通技術ライターの川辺謙一です。

今回は「世界の歩行者信号機には意外な共通点がある」と題し、さまざまな種類の歩行者信号機を紹介しながら、その共通点を探っていきましょう。

■ 「アンペルマン」って知っていますか?

「アンペルマン」のグッズ。ドイツ・ベルリン市街で撮影

世界には、さまざまな種類の歩行者信号機が存在し、その多くで人の形をしたランプが使われています。

その代表例に「アンペルマン」があります。

この記事によると、「アンペルマン」は旧東ドイツで1961年に生まれたもので、現在はドイツの首都・ベルリンのシンボルとなっているようです。

実際にベルリン市街を歩くと、「アンペルマン」のグッズを売っているお店をよく見かけます。

店頭に並んだ「アンペルマン」のグッズ。ベルリン市街で撮影

■ 🇩🇪ドイツ・ベルリンで見た世界の人型マーク

どうもドイツでは、「アンペルマン(AMPELMANN)」という言葉は、旧東ドイツで使われたものに限定せず、歩行者信号機の人型マーク全体を示すようです。

ベルリン市街では、以下のような世界の「アンペルマン」を示す看板を見つけました。右下に日本(Japan)の人型マークが載っていますね。

世界の「アンペルマン」。ベルリン市街で撮影

■ 🇺🇸アメリカ・ニューヨークで見た世界の人型マーク

ところは変わって、アメリカ最大の都市であるニューヨーク。ここでも、工事現場の仮囲いで、世界の国で使われている人型マークが展示されていました。

世界の人型マーク。左からニューヨーク(アメリカ)、ブエノスアレス(アルゼンチン)、ジェノバ(イタリア)、メキシコシティ(メキシコ)、マドリード(スペイン)、そしてベルリン(ドイツ)
世界の人型マーク。左からベルリン(ドイツ)、リオデジャネイロ(ブラジル)、プンタアレーナス(チリ)、クスコ(ペルー)
左から、バルディビア(チリ)、ブロア(フランス)、ティグレ(アルゼンチン)、京都(日本)。なぜ「京都」?

■ 世界に共通すること

こう見ると、歩行者信号機の「進め」は、「歩く人」のシルエットを表現している点で共通しています。ただ、その表現方法が国や都市によって異なる点が面白いですね。

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