エネルギー(熱量)をどれくらい受け取れるか
前回、これからはエネルギー(熱量)が売れる時代になるという話を書きました。
今日は、そうは言ってもエネルギーが欲しい時とそうではない時があるし、欲しい時でも過剰はよくないよなぁ
ということを書きたいと思います。
まず、エネルギーが欲しくない時、それは自分がエネルギーを使いすぎてるときです。
そう、エネルギー(熱量)を受けとるってのも、エネルギーを使うなぁと思ったのです。笑
だから、疲れてる時はもうこれ以上エネルギー(熱量)を受けとりたくないなぁと。
疲れてる時に、元気すぎる人と話すとか、キツくないですか、、?😂もう一人でダラダラYouTube見たいです。
疲れてる日は、オシャレなレストランじゃなくて、すき家やコンビニのご飯でいいし。
仕事で出張のときなんかは夕食付きのいい旅館じゃなくてルートインがいいじゃん。←どんなキャラ?
そんな感じで、わたしたちはきっと、エネルギーを受け取りたいときと、受け取りたくないときがあるなぁと思うのです。
うんとざっくり分けちゃうと、
非日常や休みの日はエネルギーを受け取りたくて、
日常や仕事の日はエネルギーより安心感が欲しいことが多いんじゃないかなと。
刺激が欲しい時や新しいものに触れたいときはエネルギーを受け取りたくて、
平穏な時間を過ごしたい時や身体を休めたいときは安心感(エネルギー低めのもの?)が欲しい。
だから、自分がサービスをするときに受け取る相手は今どっちの状態なのかな?というのを見極めるのは大事だなと思いました。
例えばうちの場合、ゲストハウスはほとんどのお客さまが休暇の旅行で使うので「エネルギーを受けとりたい」状態だと思うのです。(そうじゃない人はきっとルートインに泊まってる)
だから、いつもとちょっと違う空間で、いつもより大きいスクリーンがあったり、農家らしい朝ごはんがでてきたりっていうのが合ってる。(と思ってる。)
でも、直売所のりんごは日常で来てる方もかなりたくさんいらっしゃって、
そういう方は「エネルギーを受け取らなくてもいい(or受け取りたくない)」状態の人で、過剰な接客や毎回変わる過剰なPOPなんて望んでなくて
いつも通りにいつも通りの値段でりんごが買えることの方が大事だと思うのです。
で、ここからが最近気づいた?ことなのですが、
「エネルギーを受け取りたい」状態の、例えばゲストハウスに泊まりにきたお客さんに対しても、
“少し足りないかもな” くらいのエネルギーというか熱量を入れるくらいがちょうどいいんじゃないかなと思ったんです。
わたしはなんにも意識しないとついつい喋りかけまくってしまうし、とりあえず話しかけた方が相手も楽しいかと(よく考えればかなり勝手な考えだけど)思っているところがあって。。
今はやめたけど、宿を始めた当初は送迎サービスもしたし(しかも慣れない英語で話しかけまくる)、夕食も作ったりもしました。
手書きのウェルカムシートを毎回書いて色を塗って、お部屋に花を飾って、寒そうなら毛布もベッドにそれぞれ用意して、お見送りは車が見えなくなるまでしてって、
やれることは全部やっていたのです。(今もやってることもある)
でも、そこまでやると、自分たちが大変なだけじゃなくて、お客さんにとってもちょっと重すぎるかもなぁって。
受け取りすぎて逆にエネルギー使わせちゃうかもなって思ったんです。
(例えば、帰る時にそこまでしなくてもというくらいお部屋をきれ〜に片付けてくれる方がけっこういらっしゃる。。)
なんでもやってくれる恋人、ちょっと重いし、こっちもなんかやらないとと思っちゃうし、プレッシャーだよ的な感じです。(笑)
だから、ちょうどいいらへんで話すのを終わったり、サービスをセルフにしたり、お見送りを切り上げたりする方が
人によっては「また来たいな」とか思いやすいかもしれないなと思ったのです。
もちろん、適度なエネルギー(おもてなし)は絶対に必要なのだけど、やりすぎは逆に相手を疲れさせてるかもなぁと。
そして、すごく心地のいいサービス(商品でも文章でも)って、エネルギーの届く量がちょうどいいんじゃないかなぁと思うのです。
noteの記事とか読んでても、心地いい文章って、
ちょっとほんわかするような気の抜けたような表現が入ってたり、
もうちょっと読みたかったくらいのところで終わったりするような気がします。
もう何年も前にどこかの記事で、「コンサルタントをやっているとき、相手に全部を伝えないようにしたらうまくいくようになった。」みたいなことが書かれていて、ずっと頭の片隅にあったのだけど、
そういうことなんだと思ったのです。
(おわり)
次回は、エネルギー(熱量)とは何か?という話を書きたいと思います。←先こっちだったかな笑
↑直売所のりんご🍎
↑か、かわいすぎた、、、
ではでは〜
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