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晴れたら3月(ぼぶ)

3.28

☀️

病院の日。手術から1年後の検査結果は、問題なし!やったー!
これからも3ヶ月ごとに検査がある。がんは完治という言い方はされなくて、手術で取り切ったように見えても再発の可能性はずっとある。5年以降の再発率がかなり低くなるので(がんの種類や進行度合いにもよる)、何事もなく5年経ったら「寛解」ということになるみたいだ。先は長いなあ。
だれだっていつ何の病気になるかわからないから、結局はみんなそんなに変わらないのかもしれない。でも、「もしかしたら」がすぐ隣にあって、意識し続けていることや、検査結果を聞く前に毎回うっすら覚悟を決めるようなぴりっとしたリアルさが、やっぱり違うようにも思う。みんながそんなこと感じなくていい。
とはいえ、私はだいぶぼーっとしてる方なんだろう。もう元気になったから、あんまりいろんなことを考えてない。たぶんそれでじゅうぶんで、ありがたいなーと思う。

☂️

よく雨が降る。
雨が降るとどこにも行けないからガーン!となる。
特別なお出かけがしたいわけではなく、元気いっぱいの2歳とずっと家にいると、時間が全然進まないので…いつも近所に買い物に行ったり公園に行ったり地域の遊び場に行ったりして子どもの体力を削り、昼寝をさせ、日中を過ごしている。自転車or徒歩移動だから、雨だととたんに動きにくくなるし、もちろん公園は完全に無理だー。

でも、久しぶりに1日中家にいてみたら、意外と大丈夫だった。子どもはどんどん大きく(最近は見た目のサイズはあんまり変わらないけど)なっていて、ひとりで機嫌よく遊べる時間も少しずつ増えているし、ずーっと抱っこしていなくてもよくなった。会話ができ、意思疎通ができる。イヤイヤ期でもあるので、ちょっとしたきっかけでギャーン!となることも、もちろんしばしばあるけど。
話ができるから、「人と一緒にいる」という雰囲気になってきたのがとてもありがたくて、ずいぶん気が楽になった。「ひとりで子どもを見ている」のではなく、「ふたりでいる」になって、ワンオペ孤独感、のようなものをあんまり感じなくなったなと思う。
一緒にホットケーキをつくって(混ぜてもらった)(いろいろ飛び散った)焼いて食べた。子どもはモリモリいっぱい食べて、私の分まで食べて、夕方に眠くなって、長いこと昼寝(もう昼じゃなかった)した。
なんとなく、雨の日はよく眠る気がする。大人も子どもも、雨になんとなく影響されたり疲れたりするのは同じみたいだ。

🎟

子どもと友達と一緒にメキシコ展に行った!わーい!
子どものごはんや昼寝や活動時間を考えると朝から行きたかったのだが、私の伝達不足により、13時頃に待ち合わせて会場に入ることになった。
その前におにぎりを食べたり、走り回ったり、久しぶりの電車に乗ったりしてはしゃいでいた子どもは、薄暗い館内に入るとすぐ眠くなってしまい、グズグズし始めた。眠いのになぜか抱っこを拒否して床に寝転んだり、少しの間まわりに泣き声を響かせてしまったりした。(その後抱っこで寝た。)
ちなみに眠くなる前には、「これはー?(これ何?の意)」と展示物を指差したり、「これちょっとこわい!」「さわったらあかんでー!(と、私が言ったのを繰り返して言う)」など多少大きめの声で話していた。
のだが、これくらいは許容範囲であってほしい。これくらい認められる社会であれ、美術館とはそういう場所であれ、と思う。

これくらい、というのは私の感覚で、それでも不快に思う人はいるだろうけど…その人それぞれの境界線がどこにあるかはわからないし、揃えることなんてできないし、本当に難しいな。でも、生きて暮らして街に出てくる以上はお互い様だ。受け入れてもらえるならとてもありがたいし嬉しいよ。

私は寝ている子どもを抱っこしながらメキシコ展をみて、腕と、なぜか太ももが筋肉痛になった!
(会場内に休憩のベンチがあって救われた。)

メキシコ展みやげ


3.19

🎥

この間、「そして父になる」を途中から、しかも用事をしながら、見たというか耳で聞いた。そんな見方で感想を述べてはいけないのかもしれないけど、取り違えが発覚し、6年も育てた子を「交換」する(血縁の親の元に戻す)という選択(を受け入れる人々)がまったく理解できなくて、大人たちがみんなどこか変な感じがして入り込めず、親側の目線ばかりだし子ども(めっちゃ自然で上手い)がほったらかされているようで、モヤモヤモヤモヤ…だった。
だいたい「そして父になる」ってなんやねん、子どもができたときから父やろがい!

🔍

仕事を探すのはいつも難しい。条件ぴったりの希望の仕事がなかなか見つからない、というのはもちろんあるけれど、それ以前に、何が自分の希望なのか、どういう働き方をしたいのか、何が譲れなくて何なら妥協できるのか、自分を見失っていないか、そもそもよくわからないので、わからないことをわからないまま考えすぎてしまう。
しかも今回は、
・しばらく働いてない(ブランクがあって体力的、精神的にちょっと自信がない)
・育児家事と両立できるの????なんか多くの人がやってるけど…皆がんばりすぎじゃない?
・今後の将来設計…?できない!
・年齢のわりに…スキル?資格?手に職?ない!中途半端!
が悩み事としてプラスされている。

好きな本の主人公の女の子が、嘘をつくのがすごくうまいのだが、彼女はとても実際的で、想像力がなく、想像力がないからこそうまく嘘がつける、というような一節があって、私はその部分がとても気に入っている。私はあんまりよくない意味で想像力がありすぎて、余計なことをいろいろ考えてしまうのかもしれないな。

🍙

近くに大きめの公園ができたので、自転車で遊びにいった。
ベンチがいっぱいあるのがいい!本当にこの国(この世界かもしれない)には椅子やベンチが足りないよね。
大きい子たちも楽しめる大型の遊具と、1、2歳の子でも1人で遊べるような遊具と、1〜3歳限定の囲われたエリアがある。子ども(2歳2ヶ月)は、大型の遊具にしか興味がなく、しかも上へ上へ、ひたすらてっぺんを目指すのだった!

落っこちるようなことはなさそうなので、ある程度は放っておいたけど、私にも一緒に登ってほしいというし、一番上のアクロバティックな段々をどうしても登りたいというし(しかしそこは全身を使わないと登れず、2歳を抱えていくのは不可能だった)、私も背負っていたリュックをベンチに置いて、ひたすら遊具に参加することになった。他にも似たような状況の親と子どもでめっちゃ混雑。ときどき2歳に手を差し伸べてくれる大きい子がいて、とても頼りになる。(公園に行くと、面倒見のよい子どもたちによく遭遇する。)
遊具のいろんなところにすべり台がくっついており、全部がわりと高いところからのスタートで、そのうちのドーム型のすべり台を何度も一緒に滑らされたのだが(1人で滑るのは怖いらしい)、は、はやいよー!こわいよー!!
私はジェットコースターに乗れないのです……
子どもはジェットコースター好きな気がする。たぶん。もうちょっと大きくなったら、一緒にジェットコースターに乗ってくれる人が必要になりそうだ。だれか一緒に行ってくれませんか?私は下から手を振る係をするので……

運転

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