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スタートアップの男性社員が育休を取得した話

こんにちは!カウシェPRチームの@naoです。
今回はカウシェで社員1人目となる育休を取得した、CSの@Morimotoさんのインタビューです。

「スタートアップだと、育休は取りづらいのだろうか?」「実際はどれくらいの期間を取得しているのだろう?」「社内での調整は?」などの疑問がある方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、どれくらいの期間の取得か、休むことへの迷いや不安はどうだったか、社内での調整はどうしたかなどを聞いていきます。

森本 嵩大 / @Morimoto
ホテルのフロント、マネージャー、店長を経験したのち、ECスタートアップにてカスタマーサポートの立ち上げを行う。その後、同社でのフルフィルメント部長や人事を経て、2022年1月にカウシェにジョイン。 趣味はお散歩と読書。

——第二子、おめでとうございます!育休はどれくらいの期間を取得されたんですか?

ありがとうございます!
産後1ヶ月検診までは、妻が身体を休めるためと、新生児の沐浴、1人目の子供ケアもあり大変な期間のため、1ヶ月の育休期間はほぼマストの状況でした。その上で、最初の1ヶ月はバタバタで落ち着いて家族団欒はできないかなと考え、合計2ヶ月にしました。

——元々は1ヶ月の期間を考えられていたと聞きました。2ヶ月にした背景はどんなものだったのでしょうか?

そうなんです。元々そのつもりだったんですが、COOの@kotaさんから「もう少し長めに取ってもいいんじゃないか」とお声がけをいただき、2ヶ月にした背景もあります。今回は2人目の子供だったので、育休期間を振り返ってみると、個人的には2ヶ月必要だったと思いました。1人目の子供のケアもあり、最初の1ヶ月は本当に一瞬でした。妻に休んでもらいつつ、家のことをやり、ミルクをあげて、もう1人の子供を見て、で終わっていましたね。必要な1ヶ月 + 家族との団欒時間の1ヶ月で合計2ヶ月にして良かったと思っています。

今後メンバーが育休をとるときも、「ちょっと長めにとってもいいんじゃない?」という会話ができるような、良い雰囲気がカウシェにはありますね。

——今回、カウシェの社員としては1人目の育休取得ですが、取ろうと思ったきっかけについて教えてください。

1人目の際、前職では育休を取れず、妻に負担をかけてしまったんです。後で聞いたのですが、当時実は陰で泣いていたという話を聞いて、今回は必ず取ろうと決意しました。

——休むことへの迷いや不安はありましたか?

カウシェに入社して約半年後に育休を予定していたので、不安はありました。実際、「そもそも業務全部覚えてないけど大丈夫かな」「2ヶ月後、戻ってきた時に自分の居場所はあるのかな」などの気持ちは不安だったポイントだと思います。
ただ、選考の中で「子供が生まれるので、その前後でお休みをいただく可能性があります」と事前にお伝えしていたので、前提として入社前から理解を示してもらっており、その安心感はありました。
選考中に印象的だったのが、子供が生まれることを伝えると「おめでとうございます!」「一緒に育休をしっかり取れるようにしていきましょう」という反応をもらったことです。もちろん不安はありましたが、そういった言葉に支えられました。

——カウシェらしい反応というか、とても暖かいエピソードですね。育休の取得について、ご家族やチームメンバーの反応はどうでしたか?

カウシェのメンバーに関しては「おめでとうございます!しっかり休んでください!」と言った感じで、本当に気持ちよく声をかけてくれました。
妻は「安心できる、嬉しい!」という反応です。僕の両親に話した時は「子供が生まれ、最初の1、2か月という期間は二度と経験できない瞬間だから、有意義に過ごしてね」と応援してくれました。みんなの声が嬉しかったです。

——ありがとうございます。カウシェは多様な働き方を推奨する組織環境であり続けたいと考えていますが、男性社員が育休を取得しやすくなるには、どういうことが必要だと考えますか?

ふたつのことが必要だと考えます。

ひとつ目は仕組み作り。
「自分だけにしかできないような業務」ができるだけ無くなるような仕組み作りや、個人の負担が等しくなるように、業務分配をしていくことが必要だと思います。

ふたつ目は周囲の理解。
定性的な部分になりますが、とても大切だと考えます。仕組みが整っていたとしても、会社や周囲の人からの理解が得られないと、取得するのは難しい。

この2点が合わさることで、取得のしやすさにつながるのではと考えています。

——取得の時期を決めてからは、社内でどんな調整をしていきましたか?

入社前の段階で育休を取ることが決まっていたので、「自分しかできない業務」を作らないようにしようと意識しました。実際に育休に入る1ヶ月〜2週間前には業務の自動化や、誰でもできる状態にしてチームメンバーに引き継ぎをしていきました。引き継ぎ中に出てきた質問があればその都度改善・調整し、スムーズに休みに入れたと思います。ただ、これはひとえにチームメンバーのおかげです。本当に助けられました。この場を借りて感謝いたします。

大切なことは、チームのメンバーに理解を得ながら、一緒に業務の最適化を図ることだと感じました。

——前提として、信頼関係とオープンなコミュニケーションがあるからこそ、できることですよね。

おっしゃる通りです。CSの業務はチームでの運営になるのですが、適切に自己開示していくことや、お互いに寄り添うコミュニケーションを意識していると思います。また、カウシェはフルリモートが可能なので、なるべく属人 化しないような業務運営にしやすいのかなと思います。

——育休を取ったことで、ご自身にどんな影響がありましたか?

個人的には、「人生って仕事だけではないな」と改めて思いました。これまで仕事に没頭してきたので、育休の取得をきっかけに、生き方の多様性を感じました。

今まで、どうしても忙しい時は家族の食事の時間に間に合わず、自分だけずれて食事をしていたんです。今回実際に育休を取って、当事者として向き合う中で、育児の大変さや、子供と過ごす時間の大切さを肌で感じたおかげで、 ちょっとした食事というイベントでも、「ご飯できたよ」って呼びかけがあれば、できるだけ自分も同じ時間に食事をするようになりました。
仕事の合間の細切れの時間だったとしても、子供が泣いていたら見にいき、寝かしつけをしたり。
家族といる時間を重要視し、仕事とのバランスを考えるようになったことが変化です。時間の使い方として、明確に仕事の時間が減ったわけではないですが、今は家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい気持ちが増えたと思います。

——お子さんが産まれてから、特に大変だったことなどはありますか?

夜間授乳と、なぜ泣いているかが分からないことが大変でした…!消化のタイミングがあるので泣いたからミルクをすぐあげる、とはできず、もうとにかく分からないので、おむつ変えて、ミルクの時間間隔をチェックして、 それでも泣いてる…もう分からない!と思いながら、抱っこして、泣き止むのを待つ、ということが永遠に繰り返されていました。今となってはいい思い出です。

——ご家族で乗り越えていったのが伝わりました…!今回育休を取得して、気持ちが変わる部分があったとのことですが、今後@Morimotoさんはどんな風に働いていきたいか、どう仕事に向き合っていきたいですか?

1番は仕事と家族のバランスをとっていきたいです。
単純に時間のバランスの問題ではないと思っていて、先ほど話した日々の生活で食事の時間を合わせることや、重要なライフイベントのタイミングなどで、適切に仕事と家族の調整をしていきたいと思っています。

例えば、上の子が体操教室に行っているんですが、そこの発表会があったりすると、早い段階で仕事の調整をできるようにしてちゃんと出る。それをすることによって、日々の仕事をより頑張れるっていう好循環ループに繋げられればと考えてます。
大前提仕事もすごく好きなので、どういう風にバランスを取っていくかを突き詰めていきたいなと考えてます。

——育休取得を考えている人たちに向けてひとことお願いします!

もし育休を悩んでるということであれば、私の意見としては、取られた方がいいんじゃないかと思っています。
子供が生まれたタイミングは、その瞬間しかない。
子供や家族との時間を通じて、自分が仕事をする意義や、人生の豊かさについてを考えることができました。個人的には育休を取った後、仕事のパフォーマンスが上がったんです。私の人生にとって大切な経験でした。

カウシェには「どうしたら取得できるのか」を一緒に考えてくださる方がたくさんいます。育休を取りたい人が適切に取得できる、そんな会社のムードをみんなと一緒に作り上げていきたいです。

——募集中の未来のメンバーに向けて、morimotoさんから熱いメッセージをお願いします!

カウシェでは一緒に働く仲間を募集しています。
お客様に「世界一楽しいショッピング体験」を提供するために、メンバー自らも仕事を楽しみ、よりよい働き方をみんなで模索し、失敗を恐れず新しいことに挑戦し続けていこうと思っています。
興味を持っていただけたら是非カジュアル面談にお越しください。

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