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喫煙所以上の価値がある、地元のお店

私にとって、喫煙所は単なるタバコを吸う場所ではなく、幼い頃の思い出と繋がる特別な場所だ。喫煙所で一服する度に、幼少期に訪れた地元の駄菓子屋「つぼや」や、隔週で小児喘息の治療に訪れていた、黒坂小児科の帰りに母と寄った岩端のジャスコにあった粉もん屋の「たこ焼きと焼きそばのセット」など様々なことが思い出される。

サンベイク310

サンベイク310は、東京都中野区南台にあるベーカリーで、喫煙者にとってはオアシスのような存在だ。ここには吸い殻入れがあり、昔ながらの温かい雰囲気が漂っている。サンドイッチやおにぎりなど、コンビニよりもリーズナブルで具材が豊富なメニューが並んでいる。ご店主たちとの会話も、どこか懐かしく、昔の東京を思い出させてくれる。

※タバコの自販機があるが購入は現在、できない。

丸永商店

杉並区方南にある丸永商店は、愛想の良いご高齢の女性が店主として営む駄菓子屋だ。タバコやお菓子を販売しており、夏場にはアイスキャンディーやアイスクリームが並ぶ。ここを訪れると、幼い頃に足繁く通った駄菓子屋の記憶が鮮やかに蘇る。手にとった商品が少しホコリまみれなのも、どこか懐かしさを感じさせる。

たからや

たからやは、杉並区和田にあるたばこ店で、シンプルな佇まいが魅力だ。ここもまた、幼少期の思い出と重なる場所である。タバコの自販機や吸い殻入れが備えられ、静かな時間を過ごせる。特に、夕暮れ時に訪れると、どこか落ち着いた気持ちになれる。

幼い頃の思い出と共に

これらの場所を訪れる度に、幼少期の思い出が鮮やかに蘇る。駄菓子屋「つぼや」では、お菓子を選ぶ楽しみと共に、タバコの匂いも漂っていた。黒坂小児科の帰りに母と寄った店である、岩端のジャスコ内で毎回注文して食べていた「たこ焼きと焼きそば」のセット、そしてYMCAのスイミングクラブの帰りに訪れたパン屋のククポーレと弁当屋。これらの場所は、私にとって特別な思い出の場所であり、現在でも心の中にしっかりと刻まれている。

喫煙所としての価値

私にとって、サンベイク310、丸永商店、たからやのような喫煙所は、ただタバコを吸うだけの場所ではない。ここでは、幼い頃の思い出が蘇り、心が温まる時間を過ごすことができる。これらの喫煙所は、私にとって至極の場所であり、日常の中で忘れがちな大切な瞬間を思い出させてくれる。

まとめ

地元の喫煙所は、幼少期の思い出と深く結びついている。これらの場所を訪れる度に、昔の記憶が蘇り、心が温まる瞬間を過ごすことができる。喫煙所以上の価値があるこれらの場所で、懐かしい思い出に浸りながら、一服する時間を楽しんでいる。

喫煙者の方はもちろん、非喫煙者の方も、あなたの地元のお店を尋ねてみてはいかがだろうか。あなたのお住まいの近い場所に、日々の疲れを癒やす「一服」できる場所が見つかるかもしれない。

※残念ながら閉店してしまった、長谷川商店。放課後の小学生たちがお店を賑わせていた頃が懐かしい。


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