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気持ちを汲み取る能力とさじ加減

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「気持ちを汲み取る能力とさじ加減」

これについて解説をしていきます。


目次

結論 理解と対応能力を磨け

気持ちを汲み取る能力

さじ加減の重要性と難しさ

コミュニケーション能力が鍵

まとめ




結論 理解と対応能力を磨け



先日にこのような指導を受けたことがありました。「気持ちを汲み取る」というものです。僕はファウルをコールしましたが(どこのチームでどんなプレーかは伏せさせて頂きます)一生懸命にプレーした結果というものです。周囲から見たら

  • 確かにファウルなんだけどさ

  • もう少し頑張りも認めてあげてほしい

  • 冷たい笛だなあ

こんな感じなわけです。こういう経験、皆さんもあるのではないでしょうか?

バスケの審判員をしていると、他人の気持ちを非言語的に汲み取ったり、予想を立てたり、結構忙しいものです。ちなみに僕はこれが一番苦手なのかもしれません。今日は審判スキルの一つとも言える3つの要素について考えていきたいと思います。

結論としては「理解力と応用力を磨け」です。

気持ちを汲み取る能力


バスケの試合は単なるスポーツ以上に、選手たちの感情や戦術が交錯するドラマの舞台です。この舞台を公正に、そして円滑に進行させるのが審判の役割です。しかし、審判がルールを厳格に適用するだけでは、試合の魅力や選手たちのパフォーマンスを最大限に引き出すことはできません。では実際にどのような気持ちを汲み取る能力が必要になるのでしょうか?


・試合の流れを読む

審判は試合の流れを把握し、その瞬間に何が起きているかを理解する必要があります。例えば、チームが連続して得点を奪い、勢いがついている時や逆に連続して失点し、落ち込んでいる時、審判はその状況を理解し、適切なタイミングでゲームをコントロールすることが求められます。


・個々の選手の感情に配慮する

選手は試合中にさまざまな感情を抱きます。プレッシャーや緊張、怒りや喜びなど、これらの感情はパフォーマンスに直接影響を与えることがあります。審判は選手の表情や態度を観察し、その感情を汲み取ることで、より適切な対応を行うことができます。例えば、過度に興奮している選手には落ち着かせる言葉をかけることで、冷静さを取り戻させることができるでしょう。これは中体連や高体連の時期になればなおのこと顕著に現れてきます。


・チーム全体の士気を感じ取る

試合の進行中に、チーム全体の士気がどのように変化しているかを感じ取ることも重要です。例えば、重要な試合の終盤で、僅差の状況が続いている時、審判は両チームの士気を感じ取り、公平かつ慎重な判定を行うことで、試合のバランスを保つことが求められます。特定のチームに偏らないよう、公正なジャッジを心掛けることで、試合の信頼性を維持します。


コーチや観客の感情も視野に入れる

審判は選手だけでなく、コーチや観客の感情も視野に入れることが求められます。コーチが選手に指示を出す際の感情や、観客の反応は試合の雰囲気に影響を与えます。


もちろん判定はルール通り、マニュアル通りでOKです。ただし状況やフロー、インテンシティなどは早めに感じ取っておく必要があると考えています。

さじ加減の重要性と難しさ


さじ加減はとても難しいです。応用力といいますか、AIに英語にしてみてくれと言ったらこんな言葉が出てきました。これはマニュアルに記載されていないもので、あくまでイメージだということをご理解ください。

1. **Balance** (バランス)

- **ニュアンス**: 試合の公平性と流れの維持の間での適切な調整を指します。

2. **Fine-tuning** (ファインチューニング)

- **ニュアンス**: 細部にわたる調整を行い、試合の質を高めることを意味します。

3. **Judgment call** (ジャッジメント コール)

- **ニュアンス**: 一瞬の判断を求められる場面での決断力を指します。

4. **Discretion** (ディスクリション)

- **ニュアンス**: 裁量権を持って、ルールの適用を柔軟に行う能力を指します。

5. **Nuance** (ニュアンス)

- **ニュアンス**: 微妙な状況や雰囲気を読み取り、適切に対応する能力を指します。

さじ加減を英語にするといくつかの言葉に分類されました。その上で僕は状況に応じて最終的にバランスを調整していくのが審判の役割なのかもしれないと感じています。

コミュニケーションの重要性


審判にとって、効果的なコミュニケーション能力は非常に重要です。試合中に選手やコーチと円滑にやり取りをすることで、誤解を避け、試合の進行をスムーズにすることができます。コミュニケーションは大きく分けて、言語的なものと非言語的なものに分けられます。


・言語的なコミュニケーション

言語的なコミュニケーションとは、言葉を使って情報を伝える方法です。審判が試合中に言語的なコミュニケーションを効果的に行うことで、選手やコーチとの信頼関係を築くことができます。


・非言語的なコミュニケーション

非言語的なコミュニケーションとは、言葉以外の方法で情報を伝える方法です。審判は表情やジェスチャー、姿勢などを使って意思を伝えることができます。


この中で思うのは「あまりにも不必要なほどに喋りすぎる審判員もいる」ということです。「俺が仕切っている感」を表に出しすぎると不快になるので要注意、先日にもありましたが承認欲求が強くなるとこのように「でしゃばる」感じになるので注意したいところです。

まとめ



最後にまとめです、審判って、ほんっとに難しいなと思う反面、最近はできるだけ考えすぎないようにもしています。ただし追及はしていきたいので、色々なことがある中で身になるように一つずつクリアしていきたいですね。今日もお読みくださってありがとうございました。

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