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感情的になった時はどうするかって話

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「感情的になった時はどうするかって話」

これについて解説をしていきます。


目次

結論 挨拶だと思えばいい

「お前が吹いてみろよ」案件

防衛反応と認知的不協和の管理

感情的になった時の対処法

まとめ




結論 挨拶だと思えばいい


先日にとある試合があって、その時に審判について語っていた時の話でした。審判にはいくつか感情的になってしまうトラップというかワードのようなものがあります。その時にどうするかって話が結構あるあるでしたのでシェアしていきたいと思いたいと思います。結論としては「挨拶だと思えばいい」です。色々言われることが多いですからね、コートの中でも外でもああだこうだなるのが審判の世界、それに対して私たちはどのように対処していけばいいのか、いくつか代表的な案件を例に、それを解説していきたいと思います。

「お前が吹いてみろよ」案件



最も感情的になりやすい案件としては「お前が吹いてみろよ案件」かと思いますね。これは審判を始めてそこそこ経験値がたまり、1試合を通して吹き続けることが可能になったあたり、あるいは吹くのが面白くてたまらない、審判をやりたいと思う時期になりやすい案件かと思います。

例えば判定に対して

  • あれは歩いてなかったよ

  • あれはファウルじゃなかったよ

  • 何も起こってなかったよ

こんなことをコーチや周囲の人々に言われることがありますよね。それに対して

  • は?じゃあお前が吹いてみろよ

  • 審判をやらない人に言われたくない

  • お前に言われたくないわボケ

こんなふうに感じることがあると思います。この案件、どのような心理が隠れているのでしょうか?




防衛反応と認知的不協和の管理



実はこの現象、客観的に観察すると防衛反応の一つとして理解することができます。AIにまとめてもらいました。


審判が批判や忠告を受けると感情的になることは、心理学的には「防衛反応」として理解することができます。以下に、その背景や理由を客観的に洞察します。


1. 自己防衛メカニズム

防衛反応とは、自己の尊厳や自己評価を保つために無意識に行われる心理的な反応です。審判はその役割に誇りを持っていることが多く、批判や忠告はその誇りを傷つけるものとして感じられることがあります。したがって、感情的な反応は自己を守るための自然な防衛反応です。


2. 認知的不協和

審判は自分の判断が正しいと信じている場合が多いため、外部からの批判や忠告は認知的不協和を引き起こします。この不協和を解消するために、「だったらお前がやってみろ」という反論が生まれることがあります。これは、自分の立場を守り、批判を受け入れることによる不快感を避けるための手段です。


3. ストレスとプレッシャー

審判の役割は常にプレッシャーとストレスが伴います。試合中の瞬時の判断や、多くの観客や選手からの視線が集中する環境では、些細な批判でも大きなストレスとなります。このような状況下で感情的になることは自然な反応です。


4. 感情の認知と管理

審判としての感情の認知と管理は重要です。感情的な反応は一時的な自己防衛にはなりますが、長期的には信頼性を損なう可能性があります。批判や忠告を建設的に受け入れるためには、自己の感情を客観的に認知し、冷静に対応する訓練が必要です。



審判が批判や忠告に対して感情的になることは、防衛反応やストレスからくる自然な反応です。しかし、そのような反応を客観的に認識し、建設的に対応することが求められます。感情の管理や認知的不協和の解消方法を学ぶことが、審判としての成長と信頼性の向上に繋がる、すなわち自己管理能力も必要だということになります。


感情的になった時の対処法



これは僕のルーティンではありますが、以下のような方法で心を落ち着かせるようにしています。

  • 哀れなやつだなって心の中で言ってネクストプレー

  • タイマーの管理をする

  • 体育館の照明を一点に見つめる

これだけです。深掘りしていきましょう。

確かに審判をやらない人からあれこれ言われると腹が立つものです。それが普段稼働をしないで上からモノを言いたいだけの人なら尚更のこと、どんなに実力があってもマウントを取るような人からは何も学ぶことはありません。また口だけで、実際の試合で、走るのをサボってバックコートからテクテク歩いて登場してくるような人から何を言われても説得力はないものです。その人が怠惰な生活をしていたり、だらしない健康管理であれば尚更のことでしょう。

問題はそれに対して自分自身が感情的になってしまう。これも哀れなものなんです。この人から学ぶことはないなと思えば、話は聞いておくだけでもOKかもしれません。シャットダウンしてしまうとその後の関係性も壊れてしまいますので、そこは器用に振る舞いましょう。

例えば感情的になったとて、審判は自分の役割にフォーカスすることのほうが重要です。一度タイマーを見て、時間を確認しましょう。クロックを確認したりファウルの数、その他、できることに注力するのです。耳ではなく目にシフトチェンジをして自分のやることにフォーカスをするだけです。なぜならその試合は最後まで吹き続けないとなりませんから感情的になってしまっては審判が主役になってしまうので、本末転倒になってしまいます。

僕はよく体育館の天井の照明を一時的に見つめるようにしています。これはビジュアルフォーカスという技術で、視覚的な対象に集中することで心の乱れを鎮めるテクニックと言われているそうです。たまたま偶然に身についた習慣なのですが、こういうルーティンを作っていくことで心の乱れを少しでも収めるようにしてきました。


まとめ



最後にオススメなのは動画を撮影して自分で再確認をすることです。試合中、直後って感情的になりやすいし落ち込みやすいじゃないですか、動画は嘘をつきませんから、自宅に帰ってから確認をするといいです。どうしても納得がいかない場合は、信頼のおける友人や先輩の意見も取り入れながら理解を深めていけば、今度は感情的になった出来事が無駄にならず自分の技術向上になっていきます。

審判は常にプレッシャーやさまざまな感情に対峙しますからね。その管理能力を身につけることも試合の管理に繋がっていくかもしれませんよ

今日もお読みくださってありがとうございました。

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