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コミュニケーションと3つの要素の話

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「コミュニケーションと3つの要素の話」

今年の春は寒かったり暑かったり・・・よくわから
ない日々ですが、この時期になるとフレッシュマン(新人)や学生の育成にあたることがあります、その上でコミュニケーションは大きな障壁となることが多いとは思います。これはKATZの経験談にはなりますが、バスケットボールの審判員の経験から、コミュニケーションというざっくりとした課題をどうしたらいいのか、とても参考になる考え方があります。それについて紹介をしつつ解説をしていきます。

これについて解説をしていきます。


目次

結論 感じ取る経験が大切

FLOW(フロー)

Intensity(インテンシティ)

Reject(リジェクト)

まとめ




結論 感じ取る経験が大切



よく臨床において「コミュニケーションとって」とか「コミュニケーションが必要だ」と指導を受けることがあると思うんですよ、学生さんや新人であればなおのこと。ここ数年、これについてとても悩むというか苦手意識を持っている人が増えてきているような印象がありますね。背景としてコロナ禍を過ごしたことや、コミュニケーションツールがスマホやPCになっているので、直接の対面での会話が難しいというケースも少なくありません。そして指導する側も「どうしたらいいのか」悩むこともあるかと思います。KATZの独自論にはなりますが、コミュニケーションにおいて重要な3つの要素を紹介していきます。

FLOW(フロー)


フロー状態という言葉を聞いたことがあるかと思います。人が集中している状態や没頭している状態のことを意味します。心理学でこの言葉はよく使いますが、バスケットボールの審判の世界では「盛り上がり度の状態」を意味することがあります。例えば選手がファウルをされてカッ~っと熱くなってやり返すことがあるとしますね、それこそ「フローが上がった状態」になるわけです。こういう「状態」を感じること、まずはこれが重要です。

例えば、患者さんがめちゃくちゃ意欲的でやる気があるのに、そのフロー(状態)を感じ取れずに「20分1単位なのでこれですいません」とか言っちゃったりするとしますよね、患者さんからしたら「は?なにその機械的な対応、もうええわ」ってなるわけです。コミュニケーションに難のある学生や新人の場合はこの「FLOW」を感じ取ることができていない場合が多いです。

Intensity(インテンシティ)



先ほどのフローの話に続いてインテンシティという言葉があります。これは「強度」や「激しさ」を意味します。先ほどのフローが「状態」のことを意味して、それには強度や激しさがあるわけです。怒りや悲しみの強度、嬉しさ、喜びの激しさ、こんな状態の中で患者さんも日々を過ごしているわけですね。それが例えばリスクに関わることであれば、セラピストとしてマネジメントが必要になりますし、ともに喜ぶこともあれば、悲しみを一緒に共有することがコミュニケーションというわけですよ。この辺りを理解していないというか、経験が少ないだけなのだと思いますね。

Reject(リジェクト)



最後に覚えておきたい言葉はリジェクトという言葉です。

  • 拒否する

  • 不採用にする

  • 排除する

こんな意味で使われる言葉です。ハラスメント問題はリジェクトの要素が強いと思いますが、臨床において患者さんが何かを訴えて、これを聞いて欲しいんだと言っているとしますよね、それを簡単に「私新人なのですいません」とかで返して報告もしない、あるいは「それ必要ありますか」「その言葉の意図は何ですか」とか意味不明な言葉で返すなど、こういう行為はリジェクトに含まれます。いいから患者さんの話をまず聞けってことなんですよw それを経験が浅い場合には知っている言葉をとにかく使うので、大切さをわかっていない、そんなところがコミュニケーションに難を示しているのだと思います。

まとめ



最後になりますが、このようなコミュニケーションが難であることを問題視していないのが当の本人だというのが最大の問題になります。しかし指導や若手の育成というのは本当に難しくてこちらも世代間の思い込みや時代にマッチした対策をしていかねばならないので、年齢関係なく相互の理解が必要ということになるかと思いますね。最近読んでいる書籍です。


なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか “ゆるい職場”時代の人材育成の科学 [ 古屋星斗 ]

今日もお読みくださってありがとうございました。

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