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スポーツ理学療法の分野は成熟期を迎えている

はい!こんちわKATZです!

今日のテーマは「スポーツ理学療法の分野は成熟期を迎えている」

これについて解説をしていきます。


目次

結論 既に黎明期は過ぎた

ライフサイクル理論の「成熟期」

日本のスポーツ理学療法の変化点

成熟期の後のイノベーション

まとめ




結論 既に黎明期は過ぎた。


ここ最近、職場だけではなく職場外の活動中に相談を受けることは増えてきました。自分自身の職業や略歴などが認知されてきたこともあるとは思いますが、その中で感じていることは「スポーツ理学療法の分野は黎明期を過ぎて成長期にあり、成熟期を迎えるのでは」ということです。肌感覚として感じるこの体験を皆さんと一緒にシェアしていきたいと思います。

ライフサイクル理論



一般的にライフサイクル理論、または製品ライフサイクルとも呼ばれる「期」について理学療法の分野を当てはめていきたいと思います。

### 1. **黎明期(れいめいき)**

- **特徴**: ある分野や活動が初めて注目され始め、基本的な理論や方法が形成される段階。

- **例**: スポーツ理学療法がまだ広く認知されておらず、研究や実践が始まったばかりの段階。


### 2. **成長期(せいちょうき)**

- **特徴**: 分野が広く受け入れられ、知識や技術が急速に発展する時期。多くの研究が行われ、実践も増える。

- **例**: スポーツ理学療法に関する教育プログラムや専門資格が整備され、実践者や研究者が増える時期。


### 3. **成熟期(せいじゅくき)**

- **特徴**: 分野が広く認知され、技術や知識が確立される。多くの人が専門的に活動し、標準的な方法が確立される。

- **例**: スポーツ理学療法が一般的な医療やトレーニングの一部として定着し、多くのスポーツチームや選手が利用する時期。


### 4. **停滞期(ていたいき)**

- **特徴**: 成長が止まり、新しい技術や知識の進展が少なくなる。分野全体が安定し、新しい挑戦が少なくなる。

- **例**: スポーツ理学療法において、新しい画期的な技術や研究が減少し、既存の方法が主流となる時期。


### 5. **衰退期(すいたいき)**

- **特徴**: 分野の関心が薄れ、新しい技術や方法に取って代わられることが多い。分野全体が縮小する。

- **例**: スポーツ理学療法が他の新しいリハビリテーション技術や方法に取って代わられ、需要が減少する時期。


これらの「期」の概念を理解することで、スポーツ理学療法の現状と未来の展望について、より具体的に話すことができるでしょう。

日本のスポーツ理学療法の変化点



ここ最近、日本国内外でどれくらいのスポーツイベントがあって、理学療法士が活躍する分野が増えたのでしょうか、中でもインパクトが強かったのは2021年に行われた東京オリンピックではないでしょうか。

それから少し遡るとコロナ禍の影響がずっとありましたから、その間に研修会がオンラインで行われるなどの私たちの生活スタイルも大きく変わりましたよね。

TOKYO2020において、そこから遡ること2017年のことです。

札幌市で「冬季アジア大会」というものが行われました。札幌市内と帯広市の二拠点で行われたこの大会は、スポーツ理学療法において重要なターニングポイントになったかと思います。

選手村(ホテル)にメディカル体制をおいて、多くのPTが交代制で勤務しました。自分のその時に参加させて頂いたことが人脈の形成に大きく関与しており、今につながっています。

その後、各種スポーツイベントでトレーナーブースを設けるというのは一般的になっていったと思うし、トレーナー活動を勢力的に行うPTも増えていったのではないかなと感じています。

そして迎えたTOKYO2020では多くのPTが全国から集結して選手に関わることで、スポーツ理学療法という分野においては入り口が徐々に広がっていった、そんな感じなのかなと思います。

時は2024年、パリ五輪を目の前にして尚、勢力的に活動されているPT/ATは多いものです。


成熟期の後のイノベーション


さて、スポーツ理学療法の分野が成長期から成熟期にあるとして、私たちはどのような視点でこれから立ち振る舞っていけばいいのでしょうか?AIにまとめてもらいました。

日本のスポーツ理学療法がまもなく成熟期を迎えると仮定すると、その後の立ち振る舞いについて以下のようなステップを考えると良いでしょう。


### 1. **持続的な研究とイノベーション**

成熟期においても、常に新しい研究や技術の開発に取り組むことが重要です。新しい治療法やリハビリ技術の開発に投資し、常に最先端の知識を保持することで、分野の停滞を防ぎます。


### 2. **教育とトレーニングの強化**

次世代のスポーツ理学療法士を育成するための教育プログラムを強化します。大学や専門学校でのカリキュラムの充実、現役の理学療法士向けの継続教育プログラムの提供などを行います。


### 3. **国際的な連携の強化**

国際的なスポーツ理学療法の学会やネットワークに積極的に参加し、グローバルな視点を取り入れます。国際交流を通じて最新の情報や技術を取り入れることで、国内の水準を維持・向上させます。


### 4. **多様な分野とのコラボレーション**

スポーツ理学療法以外の医療分野やスポーツ科学、フィットネス業界との連携を強化します。他分野との協力により、新しい視点や技術を取り入れることが可能となります。


### 5. **エビデンスに基づく実践の推進**

エビデンスに基づいた治療法やリハビリプログラムの開発と普及を進めます。科学的根拠に基づくアプローチは、信頼性を高め、患者やアスリートからの信頼を得るために重要です。


### 6. **普及活動と認知度向上**

一般の人々やスポーツコミュニティに向けた啓発活動を行い、スポーツ理学療法の重要性を広めます。セミナーやワークショップの開催、メディアを通じた情報発信などが有効です。


### 7. **患者・アスリート中心のケアの強化**

患者やアスリートのニーズに応じた個別化されたケアを提供し続けることが重要です。患者・アスリートの声を反映したサービスの提供を心がけます。


### 8. **倫理とプロフェッショナリズムの維持**

成熟期においても、倫理的な実践と高いプロフェッショナリズムを維持します。信頼される専門職であり続けるために、常に自己研鑽を怠らない姿勢が求められます。


### 9. **社会貢献とコミュニティ支援**

地域社会やスポーツコミュニティへの貢献活動を継続し、社会的な役割を果たします。健康増進やスポーツ振興に寄与する活動を展開します。


これらのステップを実行することで、日本のスポーツ理学療法は成熟期を超えても持続的な発展を続け、さらなる高みを目指すことができるでしょう。

なるほど、ここでウイークポイントだなと感じているのは「他の分野との連携」というところでしょうか。ここら辺はまだ繋がりが弱いと感じるのが理学療法業界の悩みどころかもしれません。


まとめ


いかがでしたでしょうか、理学療法という分野だけで考えると飽和しているとか、給料が低迷しているような話も聞きますけど、一定の分野においては深堀をしていくと面白いものです。自分も35歳を過ぎてから本格的にスポーツ理学療法を深めていきました。KATZ PHYSIOは若い世代の視聴者が多いとは思いますが、焦らずに自分のキャリアを考えていってください。他が進んでいるからといってあなたのキャリアもそうでなければいけないわけでもありません。あなたの人生はまたオリジナルになるのが面白いのです。今日もお読みくださってありがとうございました。

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