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コロナ変異株と害虫退治の共通点?



わたしの考える変異株と害虫の共通点は抗体です。

害虫駆除に【殺虫剤】を使うと、最初は効果があるのですが、そのうち“その殺虫剤では死なない”害虫が出てきますよね。

殺虫剤をくらっても死なないゴッキーは、おばあちゃんの秘密兵器【害虫専用スリッパ】あたりでぶっ叩いて駆逐するほかありません。
ここでがんばって一匹残らず殲滅(せんめつ)しておけば駆除は完了です。

が、ご存知のようにゴッキー駆除はそんなに簡単じゃないですよね。
たった一匹、おばあちゃんのスリッパ攻撃を避けて冷蔵庫の後ろに逃げこんだゴッキーがいたとします。
殺虫剤をくらっても、弱るだけで死なずに生き残ると、ソイツは、『今ある殺虫剤に耐性がある第1世代』ゴッキーとなってしまうのです。

こうなるとコイツにはもう同じ殺虫剤は効きません。弱るだけで死なないという厄介な害虫に進化しているのです。
さらに困ったことに、コイツの産んだ卵から孵る次の世代は、生まれた時からその殺虫剤への抗体を獲得している第2世代となるのです!(キャ〜!)

以後、生まれてくるのは第二世代ばかりなので、今ある殺虫剤でやっつけることができるゴッキーはいなくなってしまいます。
コロナウイルスが手ごわい変異株に置き換わったのと同じように、殺虫剤に抗体のあるゴッキーもまた第二世代に置き換わってしまうのです!

だからこそ、コロナウイルスにはワクチンが、ゴッキーには「これまでのものよりも強化されるか、新しい成分が含まれた新型の殺虫剤」が必要になるのです。


が、新型殺虫剤でも、そのうちまた同じことが起きてしまいます。
今度もまた新型やリニューアル殺虫剤では死なない個体が生き残り、そのうち新しい抗体を獲得する子孫が出てきて、それがまた次の世代として生まれてくる‥‥そのシステムがくり返されます。

ゴッキーが絶滅しないのも、殺虫剤が頻繁にリニューアルされたり、毎年のように新しい製品が出てくるのもこのためです。 
殺虫剤メーカーさんは、コロナ禍よりもずっと前から、そういうキビシイ戦いを続けてきているのです(たぶん)


文章の途中ですが、これは科学的なデータや根拠、治験等に基づいたものではなく、シロウトが勝手な意見を書いているだけの単なる「読み物」であることを、念のためにお断りしておきますm(_ _)m



新型コロナの変異株も、だいたい似たような経過をたどって生き残ったウイルスだと考えていいと思います。
『●●社製のワクチンは▲▲型には効果あるけど、■■型にはあまり効かない』などと言われるのはおそらくそのためです。

ワクチンの場合は、接種によって人間の側にウイルスに耐性のある抗体が出来るわけですが、これが100%でないことは知っていますよね?
ここから先はゴッキーの殺虫剤耐性と同じようなものです。

つまり、最初からワクチンが効かない(ワクチンに耐性をもつ)ウイルスが何%かは存在するわけで、それが変異株になるのです。

変異株は、感染者それぞれの体内で突然変異をくり返します。
とうぜん感染者数が多くなればなるほど変異が起こりやすく、感染をくり返すたびに、また新しい突然変異を起こしたり、重症化しやすい強い変異株に変化したりもするでしょう。
その変異株のうちのひとつかふたつが生き残って、ひとからひとへ感染してゆくあいだも変異をつづけるとします。
大勢の感染者のなかで変異株が増えてゆくと、その中で「より多く生き残ったか、より強い変異株の感染が拡大」するんじゃないかと思うのです。


「日本で感染拡大しているコロナウイルスは変異株に置き換わっている」というケースを想定してみてください。
これは旧型殺虫剤ではやっつけられなくなっているゴッキーと同じようなウイルスなわけです。
だからこそ、今のうちに「変異株にも効果があるのがわかっているワクチンの接種」が進んでいるわけです(遅れまくってますけどね)

わたしが勝手に思ってるだけかもしれませんが、もたもたしていると、今はまだ効果があるワクチンも、いずれウイルスの突然変異によって効かなくなる可能性だって考えられます。

ウイルス感染者が多くなるだけでも、突然変異を起こす可能性は高まるのですが、もっとヤバいのはいろんなウイルスに感染している人々が互いにウイルスを感染させ合うことです。

ワクチンの効果が各国で差があるのは、おそらくこのせいではないかと思うのです。
もう次の変異株による感染が広がりつつあるところへ、新しい変異株には効かないワクチンを打っても効果は望めず、だから感染拡大を抑制できない国や地域があったりするんじゃないでしょうか。

ようするに、「新たに変異した新型の変異株」に感染していることに気づかないまま、自分はワクチンを接種したから安心だと思いこんで警戒を怠るひとが多くいると、そこから【ワクチンに耐性のある新たな変異株】の感染が拡大するような事態にだって発展しかねないのです。

そのひとをスリッパでぶっ叩いてもウイルスには効果がないので、この場合に必要なのは、ワクチンを過信しすぎないことだと思うのです。
ワクチン接種後も、当面は丁寧な手洗いと消毒、マスクに換気、ソーシャル・ディスタンスの徹底が奨励されている、それが理由ではないでしょうか。

ワクチンを接種したから、もう飲み会もカラオケも解禁!マスクなしでどこにでも出入りできるぞ!と思いこむのは、あまりに危険です。


年代によって、ワクチン接種の順番がなかなか回ってこないのなら、なおさら地道な予防手段を徹底すべきです。
「コロナはただの風邪」とか「マスクは効果なし」と言って、ノーマスクで平然と人混みを歩くようなひとが増えつつあるみたいですが、考え違いをしていませんか?

仮にこれまでのウイルスにはノーマスクでも感染しなかったのだとしても、現時点で感染拡大している変異株には感染するかもしれないのです。

これまで自分がマスクなしでも感染しなかったことを根拠に、「コロナはただの風邪」だと決めつけてノーマスクを押しとおしていると、気づいたときには新たな変異株に感染して病院送りということにもなりかねないのです。

変異の仕組みから考えると、「毒性の弱い変異株(日本で最初に広まったようなヤツ?)が増殖したときに、そのウイルスに効果のある薬やワクチンで一網打尽にできれば、事態は収束にむかうと思うのです(シロウトの私的見解です)けどね。


大事なことなのでもう1回いいます。
ウイルスが突然変異してしまえば、「昨日までのだいじょうぶは今日はもう無効」になってしまうのです。
昨日までは「ただの風邪」で済んでいても、今日からは、感染すれば「重症化して死ぬ」ことになるかもしれません。

カラオケに会食、大人数でのイベント、ノーマスクでのピクニック、路上や公園飲みには、そうしたリスクが常にあることを覚えておいてください。

そうはいっても「1年も我慢した!」、「やっても効果なんてない」、「ワクチン打ったんだからもういいでしょ」と思っているひとのほうが多いと思うし、仕事や日常生活が破綻しかけている人々も少なくないでしょう。

でも今の不自由な生活から1日も早く脱したいのなら、今は感染者を減らすしかないし、それにはとにかく自分が感染しないように気をつけることです。
気をつけていたって、感染するときはするのですが、できることはそれしかありません。

最近はさすがに「GO TO〜」についてあまり効かなくなったけど、アレで感染拡大させておいて懲りもせずに東京五輪を開催しようだなんて‥‥日本の政治家はアホしかいないのでしょうか?

そういうわけで、わたしは世界中から選手を集めるオリンピックのようなイベントの開催は無謀だし、自殺行為に等しいと見做しています。なので、

東京五輪の開催には断固として反対します。



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