【転職】超人手不足の航海士①【70代でも戦力!?】

「頼りになるのはやっぱりジジイ!!」

どうも元銀行員の航海士です。

早速ですが航海士は超がつくほどの人手不足です。

「そんなのどの業界でも同じでしょ?」

確かにそうですが、航海士の場合はとても特殊な状況に置かれています。

私の場合は転職先である、内航(日本国内専門)貨物について解説させていただきます。

人手不足の原因の一つは船員の超高齢化。

突然ですがあなたの職場で働いている最高齢の方は何歳でしょうか?

普通のサラリーマンであれば、60代後半が関の山でしょう。つまりそれが陸での仕事人としての寿命なのです。

ある人は一度定年退職をして、再雇用され、以前より低い給料で、役職も下げられ、自分より年下の社員に顎で使われる。

ある人は、定年を期に会社から追い出され、年金だけでは生活できず、アルバイトや日雇労働。

それでも自分の生活やローン返済、家族を養って行かなければならず、安い給料で辛い思いをしながら働かなざるおえない方も多いことでしょう。

それが陸でのサラリーマンの生き方なのです。

私も銀行員時代はそれが普通だと思っていました。

じゃあ航海士は?

タイトルにある通り70代でも立派な戦力となっています。

年金をもらう年齢になっても、給料はほとんど変わらず、求人登録(航海士は会社からオファーが来ることが多い)を行えばすぐに電話がいくつも来るのが現状です。

このに事実に私は驚愕しました。

そしてその爺様たちは船で働いている以上、定年した陸の人間では考えられないような高給を毎月取っていきます。

陸じゃとっくに仕事人としての寿命のつきた年齢の人間でさえ海の上では立派に戦うことができる。

70代でも重宝される業界、それが航海士なのです。

一つのデータでは現在内航の業界では約40%以上が60歳だとか。

そしてその高齢の船員たちが今後リタイアしていくことを考えると・・・

なんとなく航海士の人手不足の深刻さがわかっていただけたでしょうか。

これをチャンスと捉えるか、ただただ聞き流すかは個人の自由です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?