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映画「RRR」を勧めたい!


 
 2月15日に広島バルト11で映画「RRR」を見て来ました。
 3時間もの長編でしたが、結構面白い作品でした。
 今回はどうお勧めなのかを紹介します。

ストーリー


囚われの身となる少女マッリ


 1920年のイギリス植民地時代のインド
 インド総督のスコットは妻のキャサリンがゴーンド族の少女マッリを気に入り、銅貨を両親へ渡して連れ去ってしまう。
 このマッリを取り戻そうと、ゴーンド族の男ビームが総督が住む総督府があるデリーの街に来て機会を伺います。


主人公の1人であるビーム


 マッリを取り戻す動きを警戒して総督府はゴーンド族の男を捕らえるように警察へ命じます。
 その命令にインド人警察官であるラーマが志願して任務にあたります。

もうもう1人の主人公であるラーマ


捜査をする途中、ラーマは列車事故の現場で少年を救出する時にビームと出会います。
 息が合う救出劇をした二人は友人となり親交を深め、ビームはラーマを兄貴と呼ぶほどになります。
 本当なら敵対する立場のビームとラーマ
 使命か友情か、二人の主人公はどうなるのかがこの作品の主なストーリーです。

見やすいストーリー



 インド映画である事や歌と踊りの場面があるミュージカル要素
 これらで躊躇しているなら心配は無用です。
 ストーリーは難しかったり、分かり難いと言う事はありません。むしろ見やすい作品です。
 ・敵役のボスであるスコットからマッリを連れ戻せるのか?
 ・ラーマは使命の為にビームを捕まえるのか?
 この二点で描かれる。
 イギリスが絶対な悪と言う勧善懲悪な作品でもあります。
 ビームが総督府へ潜入しようと、総督府に住むイギリス人女性のジェニーに接近します。
 しかしビームは異性へ接するのが得意ではなく不器用です。その様子がコミカルに描かれ、ラーマはビームがジェニーへ恋をしていると思い協力する。ベタなラブコメ展開もあります。
 男同士の友情と言う熱さと間にあるコミカルな展開、更にラーマの過去とラーマの秘めた目的
 ストーリー展開は王道とも言えるベタなものです。だから見やすい。
 これらの場面が迫力のあるバトルシーンも挟む事で中だるみなど飽きる展開にはなりません。

 次にインド映画のお約束である歌と踊り これは好き嫌いがあるかもしれませんが、「RRR」の作中では流れるのは踊りは1回だけです。割と短く終わります
 その場面は私は見ていて楽しかったですね。
 激しいステップと、中毒性のある歌、今でもふと「ナートゥ♪」の部分が頭の中を流れます。
 またBGMとしてインド語の歌も流れますが、アニオタだと梶浦由記のコーラスがある曲みたいなモノだと思えばむしろ聞き心地は良いかもしれません。

カッコ良い髭男を見よ!


 「RRR」はビームとラーマのカッコ良さが一番の見所だろう。
 警察署に押し寄せ同志の活動家の釈放を求める群衆へ単身乗り込み、英国王の写真へ石を投げた男を意地でも捕まえるラーマ
 このバトルでは全周の敵と戦い、負けそうになりつつも跳ね返すラーマがすげえです。
 警察署に戻ると、血と砂で汚れた顔を洗うと姿勢を正して群衆に改めて対峙する姿がカッコいい!


 ビームは虎と戦い、叫び合いで虎を屈服させるトンデモない奴だと言う描写で登場
 総督府へ猛獣達と共に乗り込む姿は戦の神みたいな姿で神々しさがある。
 ビームにしてもラーマにしても自らの肉体をぶつけるスタイルで戦います。これがイギリス兵を圧倒する快感もありながら、ビームとラーマによる互角の戦いによるギリギリ感を感じさせます。


 アクションで言えば「RRR」の特徴は肩車でビームとラーマは戦います。果たして肩車でどう戦うのか?劇場で是非とも見て欲しい。
 髭のオッサン二人、むさ苦しい感じに思えますがそうは感じさせないビームとラーマ
 髭のおっさんが主人公の少年ジャンプみたいな作品に思えました。
 
 勧善懲悪でキャラクターの立ち位置も分かりやすく、ストーリーも飽きさせない。アクションも派手派手で映画館の大きさと音響で見て欲しい作品ですね。
 

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