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情報の「収集」と「咀嚼力」

今回のお話はクラブチームのことやサッカーそのもののみならず、日常のあらゆる分野に関係する「真面目」なお話。


今回はサッカーの、私の愛するフロンターレの話を中心に進めていきますが

「情報収集」からはじまり「自分の中での情報整理」をして最終的には「情報のアウトプット」まで行う一連の動作

これについて話したいと思います。


特にツイッターやこの文章のようなブログのように、自分の言葉を書いて発表する人はもちろんのこと、そういった情報を収集している人にもぜひ読んでもらいたい。

より一層それらの活動の質が向上するようなことを書けたらいいなと思って筆を持った次第です。



情報は大事(前書きなのでスキップ推奨)


今の世の中、情報量の飛び交う速度と量はめちゃくちゃ多いです。多すぎて取捨選択しないといけないほどに。

テレビつけても、ツイッター見ても、雑誌を読んでも、どこもかしこも情報があるため、ネットにいれば必ずその情報を対処しないといけなくなります。


私のこの文章を読みに来てくれる、しかもここまで読み進めてくれているということは、積極的に情報を収集している部類の人である可能性は高いですが、そういう人が全員「ちゃんとした情報の取り扱いをしている」とはいい切れません。

上手いこと情報収集できれば、それだけ大量の情報を活用できるということに直結するので、ぜひ「自分の質」にも気を配る人が増えたらなと思います。


ちなみに私は偉そうに書いていますが、質は低いです。笑

低いからこそ高い人を尊敬するし、低いことを知っているからこそ高くする方法も考えるわけです。実行できるかどうかというとこの問題もありますが。笑



情報の一連の流れは「食事」と同じ


「情報を収集して頭で整理してアウトプットする」

この一連の流れは食事と全く同じです。

「食べて消化して利用したり排出したりする」

この流れを行う中で「質」を高めるにはどうしたらいいか?というのを食事で例えてみましょう。


・消化の良いもの、高栄養価のものを食べる

質の高い情報を仕入れる

・消化を助ける薬や食べ物を摂取する(キャベツや胃腸薬、消化酵素など)

基本情報を入れておく、信頼できる情報源を見つけておく

・栄養を上手く利用し、排出も行う

知識をアップデートし次をより良く消化したり、意見を言ったりする


といったように、例えばツイッターやブログで情報を収集し、それも踏まえて自分のアカウントで発信を行うという動作は、食事と共通の考え方ができます。



上手く利用するには「情報源」と「咀嚼力」が大切


さて、情報を上手く利用するには具体的に何を意識すればいいのか?

というところに踏み込みましょう。


改善できるポイントは既に書いた通りたくさんありますが、やはり重要なのは「情報源」と「咀嚼力」の2つだと思います。


元々間違った情報しか仕入れていなければ、正しくなる可能性は限りなく低いですし、たくさんの情報をそのまま腹(頭)に入れては消化が悪すぎるので、噛み砕いて消化しやすくする必要があります。

だからこそ、情報源の部分と自分の咀嚼力の2点が大きな影響力があると断言したいと私は思います。



①情報源の整理整頓


情報には必ず情報源があります。その情報を自分で見るなら自分の考えや視野が、他人伝いであればその人の考えや視野が必ず影響します。


銀英伝の情報に関する渋い役である「バグダッシュ」の名言にもこうあります

世の中に飛びかっている情報ってものには必ず「ベクトル」がかかっているんだ。つまり、誘導しようとしていたり願望が含まれていたり、その情報の発信者の利益を図る方向性が付加されている。それを差し引いてみればより本当の事実関係に近いものが見えてくる。

情報には書いてある内容を決める大きなポイントとして、その「発信者の意図」が大きな割合を占めています。



例えば昨日の川崎フロンターレvsコンサドーレ札幌のTM

45分4本で11-5でフロンターレ勝利

という報道に喜ぶ人もいれば不快に思う人もいました

これは応援しているチームの違いだけでなく、勝ったフロンターレ内でも両者存在しました。私はどちらかといえば不快に思った側で、理由は5失点という失点の多さ。

だから私はこの報道を受けてから前向きな発信はしていません。

しかし、FFの人などには喜ぶ人もいましたし、どちらが正しいとかではなくどちらも存在するというのは事実でした。



だいたい「ベクトル」は多数ある


喜ぶ人とばかり関係している人の場合、11点という大量得点に期待感を持つでしょう。


私のツイートはこちら

失点の多さが気がかりで、年間優勝の失点量と照らし合わせて危機感を露呈させています。


これは「どちらが正しい」という考え方でいるのが一番の間違いだと思います。


今回はどちらも正しいです。

45分4本は2試合分に相当しますが、そこで11得点は実際に期待感持てる内容ですし、5失点は4-3-3で守備力がフォーメーション的に下がることが予想される中、否応なく不安を感じる数字です。


どちらの意見も見聞きして頭に入れてというためには、やはり膨大な量の情報を、ベクトルの違う情報源から仕入れる必要があります。

仕入先の質に関係しないようにするには、自分自身が11-5という数字から、どちらの意見も発想できるようにならないといけません。

情報源に頼る部分が多い人は前者を、自分の咀嚼力に自身がある人は後者の質を高めることで、より一層情報収集が良くなる一例だと思います。


多数あるベクトルの中には、自分の嫌いな考え方もあるかもしれません。それでもリスペクトできるのが最高でしょう。

私は全くそれができないので今の所無名の論者から脱却できないままなのですが笑



②咀嚼力で消化吸収は大きく変わる


情報源が大事ということはおわかりいただけたと思います。

前の見出しの最後の方で触れたように、情報源をこだわると同じくらい「咀嚼力」も情報を取り扱う際には必須の能力です。実を言うと、この咀嚼力が足りないなと思う人、めっちゃ多いです。自分含め。

せっかく大量の情報が飛び交ってるのに、消化できる形に変えられないせいで無意味になってしまう。そういう人多くありませんか?


咀嚼力はめっちゃ大事です(大事だから何度か書く)


・自分とは異なるベクトルの情報

・大量の情報

・仕入れた情報を深く理解する

これら全て咀嚼力の質で自分のものにできるかどうかが多きく変わってきます。

しっかり咀嚼することができれば味の善し悪し(情報の質)も判明しますし、上手く消化できればアウトプットまで質が高まります。


いかにいい情報源でも、自分がものにできないと意味はありません。先程も書いたように、情報源というのは必ずベクトルがかかるものなので、全て網羅しようとすればおのずと量が膨大になり結局は咀嚼力が求められます。


よく食べてよく噛んで飲み込みそれを続ける

これを続けられれば、おのずといい方向に向かうと思います。



食ってる途中に話さないのもアリ


もぐのもぐで

(画像はアニメ「のんのんびより」のシーンれんちょんが食いながら話して伝わらないところ)


だいたい話は終わったんですが、もう1つだけ覚えておきたいと個人的に思うポイントがあります。

「咀嚼途中に話す」ことのリスクです。


ここまで話したように、情報は仕入れてから本当に自分のものになるまでにいくつかのステップを踏みます。特に時間と精度が求められる咀嚼途中では、考え方や感じ方が変わることもあるでしょう。


リアルでも口にものが入ったまましゃべるのはマナーが悪いように、咀嚼が不十分なまま口を開くのはリスクがあります。

もちろん情報は普通の飯と違って他人の咀嚼を借りることもできるので

「私今こう感じてるけど、どう思う?」

みたいにあえて途中で口を開くのはぜんぜんOKです。むしろもっとやったほうがいい。


でも、たいして咀嚼もしてないし消化も済んでないのに「決定事項」のように話すのはいかんですね。不確定情報を決定事項のように話したり、反論が出てきても無視したり、そういうやつ。



健全な情報交換で楽しくいこうず


情報社会やSNS社会では、やっぱり変な人はいるもんです。(私も笑)

だからこそ、自分自身がちゃんとやるかどうかって重要だと思うんですよ。そこでいいことやり続ければ、きっといい人と出会ってもっといい方向に向かっていくと思います。

なので情報を取り扱う段階から、ちょっと面倒だけど、質とかに気をつける人が増えたらいいなって思います。私もがんばります。

お気持ちよろしくです。