3度目だvs湘南

無惨な敗戦、前半から決定機は相手だけが作り、お得意のパス回しすらできない。浅い位置での不用意なロストから繰り返しゴールに迫られるも。相手のクオリティの低さでなんとか耐えしのいでいた前半。
だが自信をつけた相手に後半開始から一気に押し込まれ、悪夢としか言いようにない12分間4失点の地獄を見せられた。

無失点記録はおわり、最近まで無敗の要塞と化していた等々力でこの景色。想像していたかと言われたらNOと答えるが、やはり谷口の退場から伏線はしっかりあったなと。

試合前予想の答え合わせ


こんな年ワーストどころかチーム史に残るような試合なので逆に楽しんでやろうということで自分の話からしていく。

こちらが前節の後に書いた文章で、最後の方に今節の展望が書いてある。
これの答え合わせでもしてみようと思う。


お次は勢いに乗る湘南ベルマーレ → 大正解でした


しかもホーム連戦からの等々力遠征なのでコンディション調整に関してはかなりアドバンテージが有る。ベルマーレが持ってる手札は「頑張って走り続けてしぶとくねちっこく」しか無いので、このコンディションのアドバンテージは願ったり叶ったり。ここは要注意ポイントだろう。
→まさに頑張って走ったご褒美が盛りだくさんの試合でしたね


リーグ戦含めて戦績こそ悪いが無得点試合というのはそんなに多くない。すなわち毎試合点は取れてるということなので…
→攻撃力無いわけじゃないと書いたつもりだが、ここまで圧倒的だとは思わなかった。度肝抜かれた。


そして最大の懸念点は谷口が出場停止で山村が代わりに入るという点。
山村は谷口よりスピードが劣る、素早い展開で攻めてくるしかないベルマーレにとって完全に狙い所。
→山村はたしかに不安定なパフォーマンスだったが、相手云々以上にこちらのミスのほうが目立った。だが致命的なミスを多くしてたのはディフェンスラインの選手なのでまぁまぁ正解か。


90分通して山村に負担の掛からない守り方をするためには、パスミスからのカウンターもゼロに近くしないといけない。
→まさに想定してた最悪の形になってしまった。


早いとこ点取って自分達の主導権を確保したい。
→決定機が記憶にない…


ということで、なかなかいい読みをしていたのではなかろうか。
たまには自惚れさせてくれ。というかそれくらいやってないと今の気持ちをどう始末したらいいのかわからない。


次節も要注意


Twitterでは相変わらず次勝ちましょうだのと言ってるフロサポがゴロゴロ居るが、今のこのクラブの状態で京都にそう易易と勝てる力なんて無い。
相手の得点力は言うまでもないが、監督がそもそもフロンターレとのチーム相性がよくないチョウさんだし、監督の目指すサッカーを体現できる選手を頑張って揃えようとしてるクラブだ。決して弱い相手ではない。

ベルマーレの高い位置からのディフェンスに泣かされたのを確実に京都の関係者は見ている。京都のやりたいサッカーも同じだから、自分たちのサッカーを貫けば十分に試合になる、決めきるところを決めれば勝てる。そういう見方をしているはずだ。

次節は休暇明けの谷口がしっかり試合を作れなければ苦戦どころか敗戦も十分にありえる。


軽く試合を振り返って色々書く


・まず今日の敗戦はコンディションの差が大きかったと思う、それ以上に相手の勢いに飲まれてしまったなというのが主な感想。
やはりボールを持ち運んでいけないと試合が苦しくなるチームなので、コンディションと勢い両方で劣るとこういう試合になる。

・攻撃陣の中で輝いてたのはマルシーニョ。
彼の所にボールが行けば矢印が前に向くし、それを自分で加速させていけるのは大きい。だがドリブルは上手くなったけどシュートがまだまだ。自分一人で解決してしまった三笘と比べるとどうしても見劣り感はある。

・小林の反転シュートは期待感が少しあったけど、結局かわし切ってのシュートでもなければ距離や角度的にもそこまで決定的じゃなかったので、上手いけど怖くはない存在止まり。

・天さんは状況が状況だけに頑張ってたのが涙ぐましかったが、これだとたしかにマルシーニョが先発になってしまうのかなという出来止まり。

・ダミアンは空振り感がすごかった。奇想天外なフリックが調子いい時はズバズバ通るのだけど、今日はどちらかというとボールが落ち着かないけどファンタスティックなことだけやりたいブラジル人という感じ。

・知念は存在感希薄だった、気分的にもどん底なタイミングだったので記憶がほぼ無い。しれっと無駄にカードもらってるのは山根と揃って要反省。

・遠野は4-3-3だと空気になりやすいけど積極的にシュートを撃ってくれてたので最近好印象。でも本音でいうとトップ下の時が一番いいと思う。


・瀬古はいまいちだった。おそらく不本意な場所と使われ方だったのが原因。だけど個の能力で失点の波を抑えてくれるくらいのことを期待して取ったはずの選手がこんな姿になってしまうとは。


・佐々木はミスとかもあったけど批判というより申し訳ねぇという気持ちの方が強い。本来ならノボリのプレー見て勉強してプロとはどういうものかを学ぶ段階の選手が、毎試合フルに近く使われ失敗をすればチームの成績に直結すると。こんな状況にしてしまった方が悪い。ノボリ怪我、佐々木勉強中なら車屋にLSBやらせるのが本来の姿だ。だから批判するではなく憐れむ。

・鬼木監督の采配は正直謎だったけどこれも見慣れた景色だし原因はいびつすぎる選手構成なので批判する気はない。だがやはりこの監督は「優勢に強い・僅差で勝負強い・敗勢ではボロボロ」という監督なんだなと。これは就任初年度には露呈してた点なので驚きもない。むしろ強い点2つに弱い点1つなのでやはり強い監督なのだと思う。

グダグダ書きすぎて締め方がわからないので以上。

お気持ちよろしくです。