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6月の阪神タイガースを振り返る(投手編)

こんにちは!かったーです!

今回は私が応援している阪神タイガースの6月の戦いぶりを振り返っていきたいと思います。

以前投稿した『順位表&野手編』の続きで『投手編』です。


参考資料はこちらです↓



投手成績

チーム成績(6月)

失点:75(1位)
防御率:3.08(1位)
先発防御率:3.92(3位)
救援防御率:1.64(1位)
奪三振率:7.36(2位)
被打率:.260(3位)
QS率:43.48%(4位)
WHIP:1.24(1位)

※括弧内はセ・リーグでの順位


個人成績(6月)

先発

西純矢
防御率4.50 4先発 0完投 0完封 1勝1敗
20回 奪三振率7.20 QS率25.0
被打率.300 K/BB2.00 WHIP1.60

西勇輝
防御率5.94 3先発 0完投 0完封 1勝2敗
16.2回 奪三振率7.02 QS率33.3
被打率.290 K/BB6.50 WHIP1.32

伊藤将司
防御率1.59 4先発 1完投 0完封 3勝0敗
28.1回 奪三振率4.45 QS率75.0
被打率.225 K/BB7.00 WHIP0.88

ガンケル
防御率3.33 4先発 1完投 0完封 2勝1敗
24.1回 奪三振率5.55 QS率50.0
被打率.260 K/BB15.00 WHIP1.07

青柳晃洋
防御率2.22 4先発 0完投 0完封 3勝0敗
28.1回 奪三振率9.21 QS率75.0
被打率.182 K/BB5.80 WHIP0.81

ウィルカーソン
防御率9.19 4先発 0完投 0完封 0勝1敗
15.2回 奪三振率4.60 QS率0.0
被打率.413 K/BB0.89 WHIP2.23


中継ぎ

岩崎優
防御率2.08 9登板 0勝1敗 1H 6S
8.2回 奪三振率7.27 被打率.361 
K/BB3.50 WHIP1.73

岩貞祐太
防御率1.59 12登板 1勝0敗 3H 0S
11.1回 奪三振率7.94 被打率.209
K/BB10.00 WHIP0.88

藤浪晋太郎
防御率0.00 4登板 0勝0敗 0H 0S
5回 奪三振率5.40 被打率.278
K/BB- WHIP1.00

浜地真澄
防御率1.59 5登板 0勝0敗 3H 0S
5.2回 奪三振率6.35 被打率.263
K/BB2.00 WHIP1.24

ケラー
防御率1.17 8登板 0勝0敗 0H 0S
7.2回 奪三振率17.61 被打率.148
K/BB15.00 WHIP0.65

アルカンタラ
防御率2.00 8登板 0勝1敗 6H 1S
9回 奪三振率9.00 被打率.267
K/BB3.00 WHIP1.22

齋藤友貴哉
防御率0.00 2登板 0勝0敗 0H 0S
2回 奪三振率9.00 被打率.000
K/BB2.00 WHIP0.50

加治屋蓮
防御率1.42 9登板 0勝0敗 3H 0S
6.1回 奪三振率11.37 被打率.320
K/BB8.00 WHIP1.42

湯浅京己
防御率3.38 9登板 1勝1敗 7H 0S
8回 奪三振率11.25 被打率.278
K/BB5.00 WHIP1.50

石井大智
防御率0.00 6登板 0勝0敗 0H 0S
7.2回 奪三振率5.87 被打率.083
K/BB1.67 WHIP0.65

渡邉雄大
防御率3.18 9登板 2勝0敗 2H 0S
5.2回 奪三振率6.35 被打率.333
K/BB4.00 WHIP1.24


感想

月間防御率1.7921試合連続3失点以下を記録した5月と比べると悪化しましたが、それでもセ・リーグトップクラスの安定感を維持することはできています。

特に中継ぎ陣の成績が凄まじく、救援防御率1.64はセ・リーグ断トツの1位です。

6月 セ・リーグ救援防御率
① 阪神:1.64
② DeNA:2.23
③ ヤクルト:3.61
④ 広島:4.26
⑤ 中日:4.50
⑥ 巨人:5.94

勝ちパターンにアルカンタラ選手・湯浅京己選手・岩崎優選手、その前を担う存在として加治屋蓮選手・浜地真澄選手、左の変則として渡邉雄大選手、ビハインド時には石井大智選手・齋藤友貴哉選手・ケラー選手・岩貞祐太選手という配置で主に戦ってきました。

浜地選手が離脱していた6月前半には藤浪晋太郎選手も中継ぎとして登板しています。

勝ちパターンの3人が1試合ずつ敗戦投手になってしまいましたが、6月全体で見ると「よくやってくれた」と言って問題ないと思います。


6月の中継ぎ陣を語る上で外せないのが「勝ちパターンの積極的休養」です。

勝ちパターンの3人を6月2週目から順番に”リフレッシュ目的”で抹消しています。

実質1年目で故障歴もある湯浅選手長年の勤続疲労があるはずの岩崎選手をシーズン最後まで、さらに来年以降のキャリアのためにも休ませたのは首脳陣のファインプレイだったと思います。

休ませて代わりの中継ぎ陣が打ち込まれては元も子もないですが、目立った影響は代役守護神アルカンタラ選手が広島戦でサヨナラ負けを食らったぐらいで、ほとんど問題なく中継ぎ陣を運用することができていたと思います。

このタイミングでの浜地選手の復帰、ケラー選手の本領発揮が非常に大きかったですね。

特にケラー選手は開幕当初とはまるで別人の投球内容で、バッタバッタと三振の山を築いてくれました。

球速も上がり、カーブのキレも増し、さらには2軍でスプリットを身につけてきたので今季中の勝ちパターン入りも十分あり得そうです。


中継ぎ陣の懸念点を挙げるとすれば「岩崎選手の状態」でしょう。

6月30日のDeNA戦で大田泰示選手・嶺井博希選手にタイムリーを浴び逆転サヨナラ負けを喫しています。

前々から「岩崎選手が毎回のようにランナーを背負っていること」を危惧する声はありましたが、この日のサヨナラ打で配置転換を求める声がかなり大きくなった印象です。

私も「配置転換するなら今なのでは?」と6月30日の試合振り返りnoteで書かせていただきました。

それでも矢野監督は岩崎選手の守護神起用を継続しており、この起用に岩崎選手自身が結果で応え続けています。

昨年を思い返すと6月ごろに少し打ち込まれたものの、夏場にかけて安定感が増していったので、その再現を今年も期待したいです。


続いては先発陣です。

6人の投手を1ヶ月間固定できましたがリーグ戦再開後はQS率が下がり、序盤に失点を重ね5回持たずに降板する試合も増えてしまいました。

リーグ戦再開後の先発投手
6/17 青柳晃洋:6回4失点(自責3)
6/18 伊藤将司:9回1失点
6/19 西純矢:3.1回3失点
6/21 西勇輝:5回5失点
6/22 ガンケル:5回3失点
6/23 ウィルカーソン:5回2失点
6/24 青柳晃洋:7.1回4失点
6/25 伊藤将司:8回無失点
6/26 西純矢:4.1回4失点(自責3)
6/28 西勇輝:5.2回6失点
6/29 ガンケル:4回4失点
6/30 ウィルカーソン:4回4失点

太字はQS

西純矢選手・ガンケル選手・ウィルカーソン選手は6月最後の登板後、登録抹消され7月以降はローテが再編されています。

急激に気温が上がったこととローテを守り続けた疲労が重なったことが主な要因だと勝手に予想しています。

7月の話にはなりますが、抹消された彼らの代わりに先発を務めた才木浩人選手・桐敷拓馬選手が一定の活躍を見せたので、個人的には登板間隔を空けながら8人程度でローテを回すのもありだと思っています。

経験豊富な西勇輝選手・沢村賞も狙える青柳晃洋選手・好調を維持している伊藤将司選手の3人には中6日で回り続けて欲しいですけどね。


阪神先発陣にとっては苦しい1ヶ月でしたが、他球団と比較すると決して悪い数字ではありません。

一度抹消を挟んで本来の力をウィルカーソン選手・ガンケル選手・西純矢選手が取り戻すことを期待しています。


最後に

ここまで6月の投手陣に関して、だらだらと感想を書いてきました。

6月終盤に先発・中継ぎともに手痛い失点が増えたので、ネガティブな印象があったものの、数字を見てみると非常に優秀な数字が並んでいます。

また5月と比較して投手陣の失点が増えたことで、野手陣のプレッシャーが和らぎ得点力が増したんじゃないかなあと勝手に感じているので、これぐらいの悪化なら悪いことばかりではないのかもしれません。
(毎試合のように投手陣が3失点以下で抑え、敗戦の要因を野手陣に100%押しつけられていたと言っても過言ではない5月を考えると、少し気楽に戦えたのかなあと感じています。)


7月に入り”登板間隔を空けたこと””勝ちパターンのリフレッシュ休暇”の良い影響からか、投手陣改善の兆しが見え始めています。

このまま投打ともに良い流れで『7月中の借金完済』を達成してもらいましょう!



こちらのnoteも是非ご覧ください↓

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ありがとうございました。


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