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【3月13日】阪神オープン戦まとめ(小幡3安打2打点1盗塁!前川2安打!)

こんにちは!かったーです!

今回は3月13日におこなわれた阪神VS巨人のオープン戦を阪神ファン目線で振り返っていきたいと思います。

この試合は前日に矢野監督がドラフト4位ルーキー前川右京選手スタメン起用すると明言したことでいつも以上に注目度の高い試合となりました。

個人的に気になった選手・気になったポイントをまとめていくので、阪神ファンやプロ野球ファンの皆さんの楽しみになれば幸いです。


スコア

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

小川一平

この日の先発は昨年のエキシビジョン以来の1軍での先発となった小川一平選手でした。

ガンケル選手が腰の張りの影響で開幕ローテ入りが厳しくなったために、急遽先発調整を命じられます。

ローテ当確とされていた桐敷拓馬選手を開幕後ぶつかる巨人戦を避ける意味合いもあってか、その小川選手に先発の機会が回ってきます。

中継ぎとしてオープン戦で良い投球を見せていたので、期待して見ていたのですが、結果は4回 57球 被安打2 奪三振3 与四球0 無失点と期待に応える投球を見せてくれました。

最速150キロのストレートと多彩な変化球で抑えていき、特に緩いカーブが効果的に決まっていた印象です。

3回に少し制球を乱しかけたようにも見えましたが、崩れることなく投げ切れたので、粘り強さを見せることもできたでしょう。


試合後小川選手は

「4回2安打無失点という内容だったんですけど、自分の中では無四球でいけたのは、凄い収穫かなと」

とコメントしており、無四球で行けたことが収穫だったようです。

強打者が多い巨人打線を相手に臆することなく投げられたのは自信になったことでしょう。

またカーブについては

「梅野さんとしっかり使っていこうという話をしていた。空振り、カウント球に使えたのは凄く良かった」

とコメントしています。地上波放送のインタビューでも「カーブに注目してほしい」と発言していて自信がある変化球だというのが伝わってきます。


2軍で桐敷選手が打ち込まれてしまったので、小川選手の逆転での開幕ローテ入りもあり得る状況になりました。

矢野監督は

「(小川は)抑え方でも安定感が出ている。桐敷もファームで打たれたらしいから。そういうところも含めて。今ここで決められることはない」

とローテについては来週の登板で判断するようです。


小幡竜平

中野拓夢選手が2軍で試合に出場し始め、阪神の遊撃手争いは佳境に差し掛かってきました。

そんな中野選手の1軍合流を結果的に阻止したのが小幡竜平選手でした。

この日は”9番ショート”でスタメン出場すると3安打2打点1盗塁と強烈なアピールをすることができました。

第1打席は赤星優志選手のカーブを強引にいかずセンターへ弾き返し、ランナーとしても4球目に盗塁を決めて脚でもアピールすることができました。

第2打席は赤星選手のストレートをセンターへ弾き返し、ショートの坂本勇人選手が好捕を見せましたが、内野安打となりました。

特に価値があったのが第3打席で、2アウト1・2塁の場面でフルカウントからストレートを弾き返し、左中間方向への逆転タイムリーツーベースとなりました。


オープン戦では打ちたい気持ちが先行して、結果が出ていなかったようで、北川打撃コーチからの指摘で割り切る姿勢を大切にするようになったそうです。

その成果が結果として現れたということでしょう

このように3安打・長打あり・脚力ありとこの日は打撃でのアピールができた良い1日になりました。


この結果を受けて井上一樹ヘッドコーチ

「小幡がポンポンと打った。今日、すっからかんでポロンポロンやってたらちょっと中野を呼ぼうとなったと思うよ」

とコメントしており、博多遠征での中野選手の合流が見送りとなった要因の1つに小幡選手の活躍があったことを明かしています。

ここから開幕までコンスタントに結果を残していれば、開幕スタメンの可能性も大いにあると思います。

強烈なアピールを楽しみにしています。


ガンケル

腰の張りで2度登板回避をしていたガンケル選手が実戦初登板を果たしました。

結果は1回 18球 被安打2 与四球0 失点1というものでした。

失点してしまったものの、許したヒットはいずれもボテボテの内野安打で捉えられた訳ではないので全く問題ないでしょう。

球速に関しても最速148キロが出ていたので、怪我の影響は素人目には感じられませんでした。

ここからイニングを伸ばしながら登板を重ねていけば4月中にはローテに帰って来れそうです。

試合後ガンケル選手は

「初実戦だったので相手とか自分の球種、制球を考えず、まずはしっかり強い球を試合で投げて、腰を問題なく投げたいなというのがあった。実際、問題なく投げられたのでそこが一番大きかった、良かったなと」

とコメントしており、腰の問題なく投げることができたようです。

頼もしい選手が早い段階で帰って来れそうなので、一安心ですね。


岩田将貴

1軍合流後2度目の登板となった岩田将貴選手が5番手としてマウンドに上がりました。

結果は1回 21球 被安打1 与四球1 与死球1 失点1と悔しいものになりました。

失点してしまったこと以上に四死球を2つ与えたことが勿体無く感じます。

また球種がストレートとスライダーしかないので、もう1つ左打者の内に食い込むボールがあればもっと抑えやすくなるのかなあと素人ながらに感じていました。

同じ変則左腕として渡邉雄大選手が支配下登録されそうな勢いでアピールしているので、悔しさはあると思いますが、焦らずじっくりと自分の課題と向き合ってもらいたいですね。


前川右京

この日1番注目されたのは間違いなくドラフト4位ルーキーの前川右京選手でしょう。

3月11日教育リーグの中日戦に4番レフトで出場するといきなり3安打2打点と結果を残し、1軍でのスタメン機会を勝ち取ります。


前日の予告通りこの日は7番レフトでスタメン出場します。

2アウト2塁で迎えた第1打席、結果は空振り三振に終わりましたが、2球目のインコースのストレートをファールにしたシーンが印象的で、難しいインコースのボールを強振することができました。

第2打席はレフトフライに倒れ2打席凡退で迎えた第3打席。

少し甘めのフォークをうまく拾ってライト前ヒットを放ちます。


さらに9回裏2アウトランナーなしで迎えた第4打席。

3球目のワンバンしそうなフォークを拾ってセンター前ヒットとします。


結果的に4打数2安打と高卒新人の1軍デビューとしては上々の結果を残しました。

いずれのヒットも追い込まれてからのフォークボールだったので、高卒新人とは思えないバットコントロールの良さを感じました。

それとともにガンガン振っていく思い切りの良さも見受けられたので、追い込まれるまでと追い込まれてからの意識の違いも感じられました。

また第3打席までは早いカウントからガンガン手を出していたのですが、第4打席は2球続けてストライクゾーンの球を見送っています。

このように細かくスタイルを変えられるのも前川選手の強みなのでしょう。


平田2軍監督は12日の時点で1軍合流が決まった前川選手に対して

-どういう期待を?  
「よそ行きの野球しちゃだめだよって。自分の持ち味のフルスイングするってこと。甲子園行くからどうのって言うことじゃない。自分の持ち味を十分発揮してくれれば」

とコメントしており、そのコメント通り前川選手は自分の持ち味を発揮してくれたのではないでしょうか。

矢野監督は試合後

ーー前川は 
「高卒1年目という見方をする必要もないのかなと思っていたんやけど。今日見ても、アウトになっても、いいポイントで振れるし、ファーストスイングのインコース真っすぐもカーン! って引っ張ってファウルとか。中身がある。いい意味で昔っぽい雰囲気っていうのかな。小手先で振らないんで。しっかりバットを振れるのは大きな魅力。純粋に見たいよね。もうちょっとね。もっと見たい。それはファンの皆さんもそう思っていると思う」

 ーー博多遠征へは(15日からソフトバンク2連戦)
 「いや、連れて行く」

 ーー初戦で安打を打ったのもすごいこと 
「三振しても何してもエエねんけど。たまたま打った感じではない。アイツの力は、そういうレベルにあるのかな」

と前川選手に関して振り返っており、阪神ファンと同じで「もっと見てみたい!」と感じたようです。

15日からの博多遠征にも連れていくようで、前川選手にとって大きな経験になることでしょう。


正直1軍デビューを楽しみにはしていましたが、ここまで持ち味を発揮しレベルの高さを感じさせてくれるとは思っていませんでした。

今年すぐに1軍の戦力になる可能性は低いと思いますが、将来的にオリックスの吉田正尚選手のような高い打率を残しながら長打力もあるタイプのバッターに育って阪神を支えて欲しいですね。


気になったポイント

開幕ローテ争い

この日の先発小川一平選手はキャンプ中は中継ぎとして期待されていたと思います。

ですがガンケル選手の出遅れで先発調整を命じられ、先発登板の機会を得ます。

そこで先発として申し分のない投球を見せてくれたので、開幕ローテが少し分からなくなってきました。

開幕投手の青柳晃洋選手・秋山拓巳選手・伊藤将司選手・西勇輝選手までは確実で、矢野監督のコメントから藤浪晋太郎選手も当確でしょう。

ガンケル選手はこの日に1イニング投げましたが、開幕まで2週間を切っているので調整ペース的に開幕ローテ入りは厳しいと思っています。


残り1枠にルーキーの桐敷拓馬選手が入ると思っていましたが、この日の2軍戦で5回7失点と打ち込まれてしまい、小川選手と明暗が分かれました。

小川選手・桐敷選手ともにもう一度登板機会があるはずなので、そこで判断する形になると思います。

どちらが開幕ローテに入ったとしても、入らなかった方は中継ぎとして1軍入りはするはずなので、2人揃って活躍する姿を期待したいです。


石井大智・湯浅京己の安定感

この日2番手でマウンドに上がった石井大智選手・4番手でマウンドに上がった湯浅京己選手に安定感を感じました。

石井選手は1回 11球 奪三振1 無失点・湯浅選手は1回 12球 奪三振1 無失点と2人とも三者凡退で安定感抜群の内容です

2人ともストレートの力強さに加えて、石井選手であればシンカー、湯浅選手であればフォークという決め球に磨きがかかってきた印象です。


この2人以外にも連日オープン戦で中継ぎとして期待されている投手が良い投球を見せています。

開幕までに枚数が揃ってきてファンとしては一安心です。




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