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【6/23対広島11回戦△】広島戦初勝利はまたもお預け…。下位打線の薄さ・投手陣の手痛い失点が大きな課題…。

こんにちは!かったーです!

阪神タイガース、引き分けです。

上位打線に当たりが飛び出し、塁を賑わせる機会は沢山ありましたが、13残塁と思うように点数を取ることができません。

それでも9回2アウトから近本光司選手が同点打を放ち、2試合連続の延長戦へ突入します。

相手の走塁ミスにも助けられながらアルカンタラ選手・岩崎優選手がギリギリで抑え、なんとか引き分けに持ち込みました。


下位打線,控え野手の打力・投手陣の手痛い失点が増え始めたことが気掛かりで、課題がいくつも浮き彫りになっています。

6月前半の噛み合いの良さが凄まじかったので、ある程度こんな時期が来るのも想定済みではあります。

今を耐え忍んで、できるだけ早く良い流れを呼び戻して欲しいですね。



スコア・責任投手・本塁打

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スタメン

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野手成績

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投手成績

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気になった選手

近本光司

この試合の3安打で打率を3割に乗せ、連続試合安打も20にまで伸ばしました。


チームはこの広島3連戦で大きく苦しめられましたが、近本光司選手はまた一段調子を上げたようにも感じます。
(6/21〜6/23:14打数8安打 3打点 1盗塁)

そして初回の先制打に、9回2アウト栗林良吏選手から放った同点打と”3番”としての役割も十分に全うできています。

ただ11回表2アウト2塁で迎えた勝ち越しのチャンスではターリー選手のスライダーに手が出ず、見逃し三振を喫し悔しい思いもしています。


初めはおそらく苦肉の策だった「3番近本」も完全に定着し、佐藤輝明選手・大山悠輔選手の直前を打つ大事な役割をしっかりと務めています。

昨年までと違って初球からガンガンというよりは、待って確実に仕留めていくイメージがあり、四球の数がかなり増えています。

本塁打0が示すように長打が減ったのは気掛かりですが、月を重ねるごとに調子を上げていく姿は流石の一言で、守備・走塁を含めると確実に阪神で1番欠かせない選手だと思います。

近本光司 月別成績(6/23終了時点)
3,4月:打率.231(117-27) 出塁率.318 長打率.265 OPS.583
5月:打率.309(97-30) 出塁率.368 長打率.371 OPS.739
6月:打率.405(74-30) 出塁率.429 長打率.432 OPS.861

現状のペースでは目標の”200安打”には届きませんが、固め打ちが多い近本選手なら達成できるんじゃないかと思わせてくれます。


個人の目標はもちろん、チームの顔として引っ張る姿を今後も期待し続けています。


ケラー

広島3連戦1戦目でも取り上げましたが、この試合ではまた1段凄みを増した姿を見せてくれました。


1点ビハインドで迎えた8回裏、3番菊池涼介選手を全球ストレートで空振り三振4番マクブルーム選手をカーブを交えて外のストレートで見逃し三振5番坂倉将吾選手をストレートで空振り三振、と広島クリーンアップを三者連続三振に切って取ります。

ストレートの勢いが増したことで得意のカーブが活き、新たに習得した140キロ台前半のスプリットが非常に良いところから落ちているので、「そりゃ三振が奪えるわな」というのが素直な感想です。


まだまだ登板数が少ないので参考程度ですが、奪三振率19.50という異次元の数字が残っています。

一部の投手陣に疲れが見受けられ始めたので、登板が嵩んでいないケラー選手が活躍するには打ってつけのチャンスです。

名誉挽回・日本での成功を目指して、頑張ってもらいたいですね。


気になったこと

中継ぎ陣の登板過多

この3連戦3試合とも先発投手が5回でマウンドを降りたことと、2試合延長戦を戦ったことにより中継ぎ陣の登板数が嵩んでしまいました。

6/21
石井大智:2回 無失点
ケラー:1回 無失点

6/22
浜地真澄:1回 無失点
岩貞祐太:1回 無失点
湯浅京己:1回 無失点
渡邉雄大:0.1回 無失点
加治屋蓮:0.2回 無失点
アルカンタラ:1.2回 2失点

6/23
浜地真澄:1回 無失点
岩貞祐太:1回 1失点
ケラー:1回 無失点
湯浅京己:1回 無失点
アルカンタラ:1回 無失点
渡邉雄大:1回 無失点
岩崎優:1回 無失点

2戦目のアルカンタラ選手や3戦目の岩貞祐太選手のように手痛い失点があったものの、全体的には梅雨のじめじめした環境の中よく踏ん張ってくれていると思います

ただこれで「浜地・岩貞・湯浅・渡邉・アルカンタラ」の5人は2連投中で次戦を迎えることになります。

こんなに中継ぎをガンガン注ぎ込みながら1勝もできなかったという事実が重くのしかかってきますね…。


週末は甲子園に帰って中日戦なので、2軍との入れ替えも考えられそうです。

特にアルカンタラ選手はサヨナラ被弾の精神的なダメージも加わっていそうで、リフレッシュ目的の抹消を挟んでも良いのかなあと個人的には感じています。
(この試合も中村奨成選手の転倒がなければ、サヨナラになっていたので状態が良いとは決して言えないですしね。)


先発と打線の状態が少し落ちてきた皺寄せが中継ぎ陣に集中しているので、なんとか週末こそ負担を和らげる試合展開に持っていかなければならないでしょう。

「青柳晃洋!エースの出番やで!」



下位打線,控え野手の打力

6月前半の好調、最大の要因は間違いなく大山悠輔選手です。

とんでもないペースで本塁打を量産し、ほとんどの得点に絡んでいたイメージです。

その絶好調大山選手も流石に調子が落ちてきたのか、この広島3連戦は「16打数3安打」で特に2戦目以降はチャンスで凡退する姿が目立ちました。

幸い「1,2番の復調・近本の好調維持」で最低限の得点力を保つことはできていますが、「1試合5点以上奪う得点力・1イニングで複数得点を奪う破壊力」は現状感じられないのが正直な所です。

もちろん大山選手が大暴れし続けられればそれで解決なのですが、それは現実的ではありません。

となると現在起用が流動的になっている”7番を打つ選手と捕手の打力”が上がって打線全体の迫力を増す必要があるでしょう。

ですがこの3連戦は6番の糸原健斗選手を含めて、誰もほとんど仕事ができずに、代打で出てくる選手も寂しい結果がほとんどでした。


ここが今の阪神打線最大の課題だと思っています。

ここを解決するためにアデルリン・ロドリゲス選手を獲得しましたが、合流はまだ先になりそうなので、しばらくは現有戦力でやりくりするしかありません。

山本泰寛選手が比較的良い働きをしていましたが、この3連戦では1本もヒットが打てておらず、糸井嘉男選手も開幕当初の調子を失い、ロハス選手・髙山俊選手は速球に完全にやられてしまっています。

少し厳しい言い方ですが、現在の1軍組に期待感があまり湧かないのが現実なので、甲子園に帰るこのタイミングで2軍で結果を残している小幡竜平選手・髙寺望夢選手らの昇格があっても良いかなあと感じています。

いずれにせよ誰かが下位打線に厚みをもたらしてくれないことには「クリーンアップが打てば勝つ、打たないと負ける」極端な日々が続きそうなので、今回名前を挙げた野手陣の奮起を待っています。



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