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新外国人アデルリン・ロドリゲス獲得!過去の成績・個人的な感想をまとめる!

こんにちは!かったーです!

数週間ほど前から報道されていたアデルリン・ロドリゲス選手の獲得を阪神タイガースが正式に発表しました。

背番号は『91』・推定年俸25万ドル(約3250万円)で契約を結んだそうです。

SNS上の阪神ファンからはいろんな声が飛び交っていましたが、個人的にはチーム全体の「長打力不足」を補う存在として期待しています。

あくまで途中加入の選手なので、過度な期待は禁物かもしれませんが、どうしても野手の枚数が足りない現状を打破する選手として期待したくなるのが正直なところです。


そこで今回は過去の成績をまとめながらロドリゲス選手が「どんな選手」で「この補強に対してどう感じているか」を書いていきたいと思います。

ロドリゲス選手のことを”ざっくりと”知ることができるnoteを目標に書いていくので、是非最後まで楽しんでいただけると幸いです。



プロフィール

アデルリン・ロドリゲス(Aderlin Rodriguez)
生年月日:1991年11月18日
出身地:ドミニカ共和国
守備位置:一塁手
投打:右投右打
身長:192cm
体重:95kg
最終所属:サンディエゴ・パドレス(3A)


2020年打撃成績(オリックス)

打率.218(193-42) 6本塁打 25打点 14四球 55三振
出塁率.280 長打率.363 OPS.643


2021年・2022年打撃成績(3A)

2021年(116試合)
打率.290(434-126) 29本塁打 94打点 42四球 127三振
出塁率.362 長打率.565 OPS.927

2022年(45試合)
打率.272(173-47) 12本塁打 46打点 14四球 45三振
出塁率.342 長打率.538 OPS.880


マイナー通算成績

打率.272(4619-1254) 215本塁打 840打点
322四球 998三振 出塁率.325 長打率.476 OPS.801


感想・起用法

打撃

打撃の技術や弱点などは素人の私には分からないので、あくまでも数字を見ただけの感想ですが、典型的な”長距離砲”といった感じでしょうか。

全体的に三振数が多くここが課題なのは間違いないですが、3Aでの成績は「本塁打・打点・長打率」で立派な数字が残っています。

ハマれば阪神打線の弱点である”長打力”を補う存在になってくれそうです。


オリックスでは左手首に受けた死球の影響もあり59試合の出場、思うような成績が残せないまま1年で退団しています。

とはいえ同じ関西圏のオリックスを経験しているのは非常に大きく、環境面や日本の野球に適応する可能性が初来日の選手よりは高いので、自身の力を発揮しやすいはずです。

嶌村球団本部長は

「(20年は)春季キャンプ中に脇腹を痛めたり、(7月末の左手首への)死球(で離脱)もあったり、1シーズンやったというわけではなかった」

とコメントしており、2020年の成績は実力を発揮し切れたものではないと判断しているのでしょう。

「元気で真面目」という性格面も評価しているようです。


また途中加入ということなので、言い方は少し悪いですが「活躍すればラッキー」ぐらいのスタンスで球団も獲得しているはずです。

過度な期待感がないので、伸び伸びプレイができ長所を思い切り発揮してくれるかもしれません。
(願望入りまくりです)

まとめると打撃に関しては阪神の弱点を埋め得る今できるベストな補強だと言い切れそうです。


少し話が逸れますが近本光司選手・佐藤輝明選手・大山悠輔選手の3人でクリーンアップを組むことができているので、外国人補強も下位打線を担える選手であれば成功だと言えるのはかなり強みになりそうです。

さらにライバルとなるマルテ選手・ロハス選手が現状目立った成績を残せていないので、ある程度余裕を持って起用されそうなのもロドリゲス選手にとって好都合でしょう。

マルテ:打率.197 1本塁打 6打点 出塁率.270 長打率.258 OPS.528
ロハス:打率.169 3本塁打 9打点 出塁率.314 長打率.324 OPS.638
※6/20時点


守備

ここまで打撃面にフォーカスを当てて来ましたが、阪神ファンの間で物議を醸しているのが守備面です。

プロフィールにある通りロドリゲス選手「一塁手メイン」の選手でオリックス時代も一塁手か指名打者での出場しかありません。

今季の3Aでは一塁手で32試合、三塁手で1試合、指名打者で13試合の出場となっています。

一応レフトも守れるという触れ込みもありますが、ここ数年守った実績がほとんどないので”守れない”と考えるのが無難でしょう。


気になるのはロドリゲス選手の一塁手としての守備力ですが、オリックスファンの声やオリックス時代の38試合で8失策という数字から「上手くない」のは確実でしょう。

現在一塁手として出場している大山悠輔選手と比べて格段に守備力が落ちるのは間違いありません。

レフトを準備させて最低限今のロハス選手並みの守備力が見込めるのがいろんなことを考慮すると理想的ですが、現実はファーストが限界だと思っています。

いずれにせよ守備面での貢献は期待してはいけない選手だと思います。

ものすごく単純に「打てるかどうか」これに尽きそうですね。


感想

ロドリゲス選手の獲得にネガティブな声が挙がる主な原因「大山悠輔選手との兼ね合い・ロドリゲス選手自身の守備難」この2点でしょう。

「打撃の状態が良い大山選手を他のポジションに動かしてまで、守備難のロドリゲス選手を起用する必要があるのか?」

この不安感を拭いきれないので、ロドリゲス選手獲得を100%歓迎できない人が出てくるのだと思っています。


ただ個人的には

「阪神の課題は長打力不足。6月は大山の絶好調はもちろん、島田・山本といった控え組が打線にはまり続けている、いわば”上振れ状態”。最後までこの勢いが続けば良いがそうはいかない可能性の方が高いので、長打力を補えるロドリゲス獲得は喜ばしいこと。打線の状態が落ちて来たタイミングで起用し始めれば不協和音を生むことなくチームにプラスをもたらすのでは。」

と思っています。

明日すぐにロドリゲス選手が来るのであればスタメン起用は大反対ですが、まだ来日していないことを考えると1軍合流は早くても2,3週間後でしょう(想像です)。

2軍で守備面を精査したり、日本野球への対応に時間を割いてから、打線が湿り始めたタイミングで起爆剤的に起用し始めればチームに不協和音をもたらすことなく選択肢を増やせるのではないでしょうか。


ポジションに関してはロドリゲス選手がレフトでハマってくれるのであればそれがベストですが、厳しい場合はファーストしかないでしょう。

そうなればキャンプ・オープン戦から準備をしていた大山選手・佐藤選手の複数ポジションを上手く使えばOKです。
(大山選手の絶好調期が終わっている前提です。6月のような絶好調期が続いていてチームも勝ち続けている場合はレフト・代打での起用を除いてロドリゲス選手を使わなければ良いと思っています。)

また6月に入って巻き返すことができているとはいえ、首位ヤクルトとの差は13.5ゲームもあるので、多少博打的な手を打っていかないとこの差は縮められないと思います。

その博打がロドリゲス選手で、守備面はともかく長打力を武器に阪神打線全体を引っ張ってくれる可能性があるならそこに賭けてみたいなあというのが個人的な感想です。


「そもそも守備力はともかくレフトの選手を連れて来た方が良かったのでは?」

この疑問は正直残ります。

レフトの選手であれば今の形を崩すことなく起用できる点ももちろんですが、何より現在負傷離脱中のマルテ選手が合流した時に併用することができます。

ファーストメインのロドリゲス選手ではマルテ選手との同時起用が難しいので、ここが個人的に疑問が残るところです。

とはいえこの点に関しても織り込み済みで何かしらの理由があって獲得していると思っています。

「ファンの”なぜ?”には理由がある」と私は考えているので、この補強そのものを否定するつもりはありません。

結果的に活躍するかどうかは分かりませんが、ロドリゲス選手を獲得した事実は素直に歓迎したいです。


「大山選手との兼ね合い・ロドリゲス選手自身の守備難」で不安な阪神ファンもいらっしゃるかもしれませんが、今の好調が最後まで続かないと思えば、腹を括ってポジティブに応援できると思いませんか?

阪神に足りないものをもたらしてくれるかもしれないロドリゲス選手の活躍を期待すると同時に、全力で応援していきたいと思っています!



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ありがとうございました。

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