清宮幸太郎・安田尚憲・村上宗隆の4年間を比較してみた
こんにちは!かったーです!
2017年ドラフト最大の目玉は日本ハムの清宮選手でした。高校通算111本の長距離砲として高校生最多の7球団に指名される人気っぷりでした。
そんな清宮選手の人気に隠れてしまったものの、このドラフトでは清宮選手以外に1位で2人左打ちの高卒スラッガーが指名されています。
それがロッテの安田選手とヤクルトの村上選手です。
2人とも再指名ではありますが3球団から指名されます。
そんな同じドラフトで入団した、同じ左打ちのスラッガーたちは2021年で4年目のシーズンが終わりました。
そこで今回は、同い年の大卒ルーキーが入ってくる5年目までにどんな成績を残してきたのかを比較していきたいと思います。
こちらを参考にしています↓
通算成績
清宮幸太郎
打率:.198
試合:230
安打:126
本塁打:21
打点:73
三振:194
四球:70
盗塁:2
出塁率:.284
長打率:.344
OPS:.629
得点圏:.181
失策:11
安田尚憲
打率:.226
試合:245
安打:180
本塁打:15
打点:116
三振:208
四球:112
盗塁:2
出塁率:.320
長打率:.335
OPS:.655
得点圏:.264
失策:14
村上宗隆
打率:.268
試合:412
安打:388
本塁打:104
打点:296
三振:437
四球:269
盗塁:28
出塁率:.386
長打率:.540
OPS:.926
得点圏:.298
失策:43
2021年成績
清宮幸太郎(1軍)
出場なし
清宮幸太郎(2軍)
打率:.199
試合:106
安打:78
本塁打:19
打点:60
三振:113
四球:44
盗塁:0
出塁率:.289
長打率:.411
OPS:.700
得点圏:.213
失策:13
安田尚憲(1軍)
打率:.242
試合:115
安打:85
本塁打:8
打点:55
三振:82
四球:43
盗塁:0
出塁率:.323
長打率:.362
OPS:.685
得点圏:.278
失策:8
安田尚憲(2軍)
打率:.391
試合:8
安打:9
本塁打:2
打点:8
三振:3
四球:11
盗塁:0
出塁率:.556
長打率:.696
OPS:1.251
得点圏:.286
失策:3
村上宗隆
打率:.278
試合:143
安打:139
本塁打:39
打点:112
三振:133
四球:106
盗塁:12
出塁率:.408
長打率:.566
OPS:.974
得点圏:.310
失策:13
感想
現状村上選手の圧倒的な成績が目立つ一方で、清宮選手・安田選手はプロの壁に阻まれている結果となっています。
清宮選手は1年目・2年目に怪我をしてしまったのが、少なからず影響があったと思います。
それでも1年目から53試合に出場して7本の本塁打を放ち、高卒新人の本塁打数に王貞治さんと並んで歴代9位となりました。
高卒新人としては順調な滑り出しを果たしたと言えそうです。
ただ、初めて負傷離脱がなかった3年目に成績を上げることができず、4年目には1軍での出場なしに終わってしまいました。
長打力に関しては、1軍でも2軍でも見せつける場面はあったものの、打率の面でかなり苦しんでいる様子です。
新庄ビッグボスのもとで覚醒できるかどうかに注目していきましょう。
安田選手は1年目にプロ初ヒット・プロ初打点・プロ初HRを記録します。
2年目は1軍での出場はなかったものの、2軍で19本塁打・82打点でファーム2冠王に輝き、順調にステップアップしていきます。
3年目からは開幕1軍入りを果たし、1軍での出場が増えます。7月末に初めて4番に抜擢されるとそこから86試合連続で4番で出場します。
これに関しては井口監督がかなり我慢した印象です。最終的に113試合・打率.221・6本塁打・54打点の成績を残します。
長打を求められるスラッガー候補としては物足りない成績ではありますが、1軍に帯同し続けたのは良い経験になったはずです。
CSで第1戦で千賀選手から先制2ランを放ち、第2戦では猛打賞の活躍を見せます。
4年目には球団史上最年少での開幕4番に抜擢されます。ですがその期待に応えるほどの大きな活躍はできませんでした。
スラッガーとして長打力を求められる立場ですが、その力を発揮することができていない印象です。
出場機会を得られている内に、他の選手にはない長打力を見せつける活躍を期待しています。
村上選手は1年目にプロ初HRを放ち、2年目には全試合に出場して36本塁打96打点を記録し、セ・リーグ新人王に輝きます。
一方では打率・三振数が課題として残ったシーズンでした。
(打率.231は規定到達者の中リーグ最低・三振数184日本人選手最多記録を更新)
3年目には開幕4番で起用され、開幕当初の6・7月に打ちまくり月間MVPに選ばれます。
その後も本塁打だけでなく安定した成績を残し続けて、最終的に打率.307・28本塁打・86打点を記録し、出塁率は.427で最高出塁率のタイトルを獲得しました。
4年目も全試合に4番で出場し、自身初の本塁打王を獲得しチームのリーグ優勝・日本一に大きく貢献します。
そして史上最年少で通算100本塁打に到達し、球史に残るペースで本塁打を量産し続けてきたことを証明します。
また、成績だけでなくベンチや内野からチーム全体を鼓舞する姿勢でチームに貢献していたのが印象的です。
村上選手はこの3人の中だけでなく球界全体を見ても別格の活躍を見せています。
清宮選手・安田選手はかなり差をつけられた形になりましたが、まだまだ年齢的には若い選手なので、活躍する可能性は大いにあると思います。
注目される選手なのでやりにくさがあるかもしれませんが、頑張ってもらいたいですね。
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