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任期を終えて 前編 〜私が代表になるまで〜

3月28日、私が代表に立候補すると決めた日から一年が経ち、日本中高生協議会を引退した。

せっかくなので、私が中高協に入るまでの経緯からはるか昔から書き起こしてみようと思う。

小学校時代、私の友達はモルモットしかいなかった。余談だが、休日に学校にいるモルモットに会いに行き、学校のセコムを鳴らしたことがある。
なかなか小学校に馴染めなかった私を心配した母が、中学受験をさせてくれた。

小5で塾に入り、当時の偏差値は40程度だったが、2年間猛勉強して偏差値を20以上上げ、なんとか第一志望だったS学園に入学することができた。

S学園に入って女子校という環境が自分にあっていたのか、性格が驚くほど代わりかなり喋るようになったし、友達もたくさんできた。その一方で、反動で勉強しなくなったので成績がめちゃくちゃ下がり、中1の時学年80位くらいだった成績は高1になる頃には最下位レベルまで落ち込んでいた。
加えて私は絵も下手で運動神経も悪いので、S学園の中で私は何もできない雑魚キャラになっていた。
何度も成績不良者面談に呼ばれ、友達からの信用もなくし、一生懸命やってもバカにされる毎日、自分自身をネタに昇華しつつも、悲しくないわけではなかった。

そんなある日、ドッキリグランプリの「生徒会長宮内くんのスピーチドッキリ」というのを見た。
それをみて、生徒会長という役職に憧れた。「このままじゃただの凡人として卒業することになる、生徒会長になって実績を残して、バカにされていたのを見返したい」という気持ちがあった。
行動力だけはあったので、思い立ったらすぐに中3の時生徒会に立候補し、当選して私は生徒会役員になった。今考えればかなり不純な動機だったと思う。

そうして私は生徒会役員になり、ごくごく普通の事務作業をこなしていた。
そして、友達に招待された「生徒会会談」のLINEグループに流れてきた、「日本中高生協議会」という団体のオンライン〇〇大会を見た。

面白そうだし参加してみたいなという気持ちと、全く知りもしない団体のイベントに一人で申し込むのは怖いし、知らない人しかいない環境で話せる自信もなかった。友人を誘ったが、「興味ないわ」と断られてしまった。

でも、このフォームを送った先にはなにか素晴らしい未来が待っているかもしれない。「迷ったときは、必ず挑戦する」と決めていたので、恐る恐るフォームを送った。この直感は当たっていて、このイベントが今の私に繋がっているからあの時勇気を出してよかったと心から思っている。

イベント当日、知らない人ばかりで、めちゃくちゃ緊張していたが、自己紹介を求められたときに咄嗟に「趣味は消しカスを集めることです」と言ったことから、いじってもらえ、なんとか馴染むことができた。

そこで得た人脈をもとに一年間様々な外務活動に参加した。夏の立教池袋生徒会交流会では、周りの生徒会の活発さにカルチャーショックを受け、はじめてそこで自分の学校がおかしいことを自覚した。
そして、広報誌作成、選挙活動の改革、生徒会の可視化、など様々な活動に取り組むうちに、高1で文化祭の行事長に就任するなど気づいたら結構評価されるようになっていた(と思う)。
そんな時に前代表から中高協の運営に誘われて、12月に運営に加入した。
中高協でも、先輩たちが優しくて面白くて、賢くて、少し変わった人が多くて、学園にいるだけでは絶対に交われなかった人たちと話すうちに、自分の視野が広くなったというか、多様な価値観触れることができて毎回の定例会がすごく新鮮だったし、楽しみだった。
先輩たちと仕事をするのは楽しかったし、すごい!って言ってもらえるし(褒められるとやる気でるタイプです)同級生と笑い合うのも楽しかったので、やりがいを感じながら仕事をすることができた。

中高に入ってから初めて、周りから評価してもらえたので嬉しくて、当初不純な動機で会長になりたいと思っていた私はどこかへ行き、次年度は会長になって、組織を一新し、よりよい自治活動の環境を作り、生徒を巻き込んだ生徒会を作りたいと意気込んでいた。学校内の生徒会の先輩からも応援してもらえて、まさに生きがいは生徒会という感じだった。

まあ結果から言うと、私は会長選には落選してしまったわけだが、あの時必死に活動した一年は間違いなく私の人生を変えたし、学校内からは評価されなかったけれど、生徒会大賞2023で特別賞を頂くことができた。
(まあ、学校にはこのことはなかったかのように全く評価されなかったのだけど笑)

生徒会活動・中高協での活動を経て、自分でも挑戦すればできることはある!という自信がついた。

そんなこんなで、当時の私は自信もやる気もMAXだったので、先輩方とご飯を食べている時に「代表やらないの?」と聞かれて、深く考えず「じゃあ、やります!!」と言った。(多分これが代表選の前日くらい)

信任投票で、私は代表に当選した。
つい半年前まで、参加者側としてめちゃくちゃすごい団体と思っていた「日本中高生協議会」の第4代代表に就任した。


文章力なさすぎて、代表になるまでのことしか書いてないのにめちゃくちゃ長くなってしまった…。

後編へ続く











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