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敏腕経営者に勝つために、パズルを解こう。

僕は今、マッスルエージェンシーという団体を立ち上げて仲間と全力で走っている。
今回のnoteはマネージャーがやるべきことをパズルに例えて話したい。

組織のマネジメントをするコツとして、「ビジョンの共有と理解を常にする」とか、「KPI・KGIの管理を徹底する」とか語っている経営者は世の中にたくさんいて、どれも説得力に溢れた非常に良いマネジメント方法である。

しかし、それがなぜ良い方法なのか。本質を見つめることはできているのだろうか。

(そもそも)組織のマネジメントの必要性とは
組織は、マネジメントが必要である。なぜか。
チームはパズルであり、人間個々の力はパズルの1ピースのようなものである。大きなピースでも小さなピースでも一つだけでは完成しないし、全てが正しい位置にないとパズルは完成しないからだ。
マネジメントとは、パズルの形を正確に把握し、適切な位置を探し、全ての穴にピースをはめていく行為なのだ。

人間はパズルではない
当たり前のことだが、人間はパズルのピースではない。さっきのはものの例えだ。

人間とピースはどう違うか
人間は自分で考え、動く。勝手にピースの形が変わっていくのだ。
マネジメントをする人間はパズルを完成させるためにそのピースをはめていかなければならないのだが、これが、めちゃくちゃ難しい。

このパズルの攻略方法
このパズルを解く鍵をまとめよう。
あなたがマネージャーになった時、周りとどう接していたか考えてみてほしい。
①部下・後輩に指示をする
②有能なマネージャーでいようとする
③誰もやらないことは自分でやる
この3つのパターンのマネージャーは非常に多い。しかしどれも間違っていると断言できる。ではやるべきことはなにか。以下に述べる。

①自分に足りない能力を理解する(自分のピースの形を理解する)
特定の人間がマネージャーの位置にいるのは”たまたま”だ。
たまたま実績を残し、たまたまそこにいたからその位置にいるだけだ。偉そうに指示なんてしてはいけない。
実績を残して評価された時に、認められた能力はなにかを考えるんだ。
何の実績もない人間はどんな想いで周りの人間はついてきたのかを考えるんだ。
たまたまマネージャーになったあなたにも他人から見たら「ひとつだけ光る何か」があるはずなんだ。それ以外は、全て、持っていない能力として捉えるべきである。自分のピースの形をまずは決めよう。

②自分ができないことを公言する(必要なピースを集める)
僕はずぼらだからデータ管理もタスクの進捗管理もできないし、細かい作業が苦手なので動画制作も写真撮影もできない。愛想が悪いので人事もできないし、面白くないので企画だってできない
全部できそうと言われるが、実はなにもできない。だって僕のピースの形は一つだから。
だからこそ公言する。公言することで、「ひとつだけ光る何か」を持つ人たちが助けてくれる。できないを公言することは新たな形のピースを集める行為なんだ。

③誰かができないタスクは誰かのやりたいタスク(余った穴にハマるピースは決まっている)
データ管理、嫌ですよね。動画編集、難しいですよね。わかります。そこにあなたがハマろうと思っても無理ですよね?だってピースの形はひとつだから。
それに、あなたの形がしょっちゅう変わっていたんじゃ他の人はどんな形になったらいいかわからなくなってしまう。
あなたのピースの形はそのまま。周りの仲間のピースの形もそのまま。ということは新たにピースが必要なんだ。あなたたちが作っているパズルにハマりたい人は必ずいる。そのピースを見つけよう。

以上がマネージャーがパズルを組み立てるために必要なことだ。
しかし始めに言った通り、人間はパズルではない。
人間は心があるから、ピースみたいに勝手に集まってはこないし、形も決まってない。
だからこれに加えて最初に言った二つが必要になるんだ。
④ビジョンを共有すること(パズルの完成形を見せる)
⑤KPI・KGIを設定、管理する(それぞれの形と適正な位置を教えてあげる)
この二つがあるからこそ仲間はあつまり、ぴったりとハマり、パズルは完成していく。

これがマネージャーに必要な5つの行動であり、マネジメントの本質である。

追記:仲間を型にハメて焦ってマネジメントをしていくと、プロジェクトが終わった時にまとめていなくなってしまいますよ。テトリスのように。(経験談)

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おわり。

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