引越しと区役所

先日、転入届を出しに区役所にいった。区役所が駅から少し離れている且つ、今住んでいるところからは、電車で行くよりもバスの方がアクセス的によいのでバスで向かった。

引っ越してくるまでは、バスを日常生活で使うことはなかった。久しぶりに乗るバスは、私の知っている最初に番号の書かれた白い券を受け取って距離に応じて支払いをするスタイルではなく、最初にSuicaをタッチしたら定額というやつになっていて運転手さんに思わず、距離関係ないのですか~と二回聞いてしまった。

さて、そんなこんなで区役所にたどり着いた。マイナンバーで転出手続きを行っていたためスムーズにいくかと思ったけど、出鼻から書類への記載を求められて、何かマイナンバーで出した意味があったのか?と疑問に思った。

それはいいとして、窓口で順番待ちの整理券を発見しようとしたら「これは、我々スタッフがやります」と役所の職員さんは、私に操作をさせてくれなかった。
「いじわるなのかな?」「あ、これが仕事なのか。効率化できないのか?、無駄で食っているのか。」と正直少しだけいやな気持になってしまった。

ただ、整理券を貰って待っている際にその考えが浅はかであったことにも気づかされた。

そもそも、どこに何を書いたらいいかわからない人。日本語も英語も話せないであろう、外国人。機械の操作が分からない年配の方。すごい偉そうに、係員に指図する怒ったおじさん。等々、様々な人がいた。

その中で、一生懸命にさばいているのをみて本当にすみません。という気持ちになった。

電子案内だけにしたら、テクノロジーから取り残された人からの質問も多くなり逆に業務が回らなくなるのだろう。

ただ、一方でそれでも何か効率化できることがないか。

例えば、今後マイナンバーやネット上で種々の手続きをした人向けの専用ラインを作る。航空会社のオンラインチェックイン的な。それをみて、早くできることを分かってもらい、まずは一般の人は今後そちらを使ってもらうように案内していけばどうだろうか。

昨年末に記事になった、「渋谷区では区庁舎には誰も来ない、来庁者ゼロを目指している。誰も来ないことがハッピー」という、渋谷区のような取り組みを掲げる区がどんどん出てきてほしい。

まずは、Goalを掲げそれを、職員と共有することでそれに対してどんなことが短期的にできるのか・中期では?長期ではと、打ち手を考えられるようになると思う。



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