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一年をふりかえり、一年の計を考えるワークショップ - wevox values card version

昨年末に「一年のふりかえりをしたい」という希望をもらって、それに応える形で以下のnoteを記事を書きました。

このnoteに書いた内容を元にして2020年1月24日に「2019年をふりかえり、2020年を考える - 一年の計を考えるワークショップ」を開催しました。
基本的な手順はnoteに書いた通りではあるのですが、実際のイベントプログラムに沿って解説したいと思います。

wevox values cardを使った理由

2019年にwevox values cardをワークショップやミーティングの場で積極的に利用していました。
以下のnoteに書いているような使い方や、プロジェクトやチームで「大事にすること」を考える時に使ったりしていたのですが、他のシーンで使うことができないかなと考えていました。

wevox values cardのスタンダードルールで、「カードを捨てる」というプロセスがありますが、これは残したカードに意味を込めているとも言えます。
そのことから「言葉を扱う」シーンで利用することができると考え、今回のプログラムをデザインしました。
ワークショップの目的によっては参加者自身に言語化してもらった方がよいのですが、今回は参加者が持ち帰って再現できることを考え、wevox values cardを利用しました。

自分の一年と向き合って、人に物語る

今回のワークショップでは「2019年にあった出来事を思い出してくる」を事前課題として出させてもらいました。
年が変わったこともありますし、一年間を思い返すにはそれなりの時間がかかると思いますので、事前課題を出させてもらった上で、参加者には受付後にワークショップが始まる待っている時間に、2019年にあった出来事を付箋に1つ1枚ずつ書きだしてもらいました。

チェックイン
実際にふりかえりのワークに入る前に同じテーブルに座ったグループメンバーとチェックインとして次の項目を共有しました。

・最近の仕事
・2019年、がんばったこと
・2020年、自分に期待すること

今回のワークでは、グループ内での対話が主体となるため、グループメンバーの情報を得ること、そして次のワークで質問しやすくするために、この項目としてみました。

2019年をふりかえる
そして一つ目のワークは以下の手順で一人10分の持ち時間で2019年をカード(言葉)を使って話していきます。

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1年を4つの期間に分けて、それぞれの期間をカード(言葉)で表すことで、その4つの期間ごとにふりかえる。そして他のグループメンバーから質問を受け、答えていくことでそのふりかえりを深めたり、他者視点を得ることを狙いました。

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人の物語を聴いて、その人のこれからに言葉を贈る

そして、発表者の話が終わったら、他のメンバーは発表者の2019年のふりかえりを踏まえて、「2020年に贈りたいと考えるカード(言葉)」を選んで、そのカードを発表者に贈ります。
このカード(言葉)が他のメンバーに発表者の2019年のふりかえりがどのように受け取られたか、を示すものでもあり、また自分のふりかえりを聴いてもらって、それに対して言葉を贈ってもらったという体験を得られます。

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この手順1と2を1セットとしてグループメンバーの人数分、順番に繰り返していくのですが、それを進める上で皆さん徐々に立ち上がっていきました。
これもwevox values cardを使った理由の一つなのですが、テーブル上にカードを並べてカードを選ぶというプロセスを持たせているため、「カードを探す」ために立ち上がることになります。「立った状態」の方が対話が進む(話しやすくなる)と考えて、それを促すことを狙いました。

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贈られた気持ちに応えて一年の計を約束する

2019年のふりかえりを行って、次に2020年の一年の計を考えるのですが、それは以下のように、贈られたカード(言葉)から一枚選んで、その言葉に関連して具体的なアクション(計画)を設定します。
(贈られたカード以外に自分で新たに選んでもOKとしました)
そして、そのアクションの期日とその期日までに行動できたかどうかをグループメンバーに伝える手段を考え、共有してもらいました。
自分だけに留めるのではなく、グループメンバーに宣言することで、実現性に繋がればと考えました。
自分だけで完結してしまうと、実際に行動に起こすに至らないことが多いですしね。

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今回のワークショップに参加した皆さんが宣言したアクションがどうなるか気になるところですが、グループメンバーの方々と共有してもらえるといいなぁと思います。

なお、wevox values cardは以下よりオンラインで購入いただけます。



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