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自動改札機から学ぶラテラルシンキング
こんにちは、宍戸です。
日本の自動改札機の開発の歴史を読んで新しい気付きがありました。
本記事は、自身のアウトプットのために学びをまとめてみました。
改札機の変遷
皆さんは普段から自動改札を使っているでしょうか。
現在、SUICAなどの交通系ICを使えば切符を買うことなく、電車に乗ることができます。そんな便利な世の中になる前は、切符を購入して改札口で駅員さんに切符を切ってもらい電車に乗っていました。
上の動画のような駅員さんが切符を切っている光景を見たことないという方も少なくないです。
この記事の本題に戻ります。
いまの自動改札機は下の写真です。
![](https://assets.st-note.com/img/1718641214963-cps03z8BaZ.png)
シンプルにすごいシステムだと思います。
世界で1番乗降者数の多い新宿駅だけで1日あたり約200万人が駅を利用しています。数百万という単位のお客の運賃計算を正確に行い、自動改札機の前で行列を成すこともないです。
自動改札機はどのようにして今の形になったのか。
もしあなたが自動改札機を開発者だったら、どんな設計にしますか?
1日あたり数百万のお客さんが利用する
正しく運賃を計算できる(不正利用を防ぐ)
改札で待ち行列が起こらないようにする
普通だったら高速処理しながら不正利用を防ぎ、正確に運賃計算をするために、システムの処理速度を上げることを第一に考えてしまうのではないでしょうか。
開発の工夫:改札機の長さを伸ばす
システムの処理速度をあげるわけではなく、改札機の長さを伸ばすという工夫で解決しました。
何故、改札の長さを伸ばすことが解決につながるのか。
人が改札を通り過ぎる間に運賃計算などの処理が終われば良いからです。
人の流れを作れれば改札を通り過ぎる時間が長かろうが問題はなく、改札機を通り抜ける時間を極端に短くする必要はありません。システムに高速処理を強いるのではなく、元々解きたかった問題から計算する時間を稼ぐための長さを改札機に持たせることで、自動改札機の開発に成功しています。
ラテラルシンキングとは何か
ラテラルシンキング(横断的思考)は、よく耳にするロジカルシンキング(論理的思考)とは違い、新しいアイデアやソリューションを生み出すための思考法です。ラテラルシンキングの効果は5つあると言われています。
アイデアの幅を広げる
枠に囚われない自由な発想をする
新しい価値を生み出す
新たな解決法を見出す
課題に対する答えが増える
固定観念に囚われずに新しいアイデアや工夫をしたいときに、効果的に使ってみようと思いました。どうやって考えるとラテラルシンキングになるのかを最後に紹介して本記事をまとめます。
前提を疑う
見方を変える
組み合わせる
まとめ
記事を読んでいただきありがとうございます。
仕事をしていると「ロジカルシンキング(論理的思考)」を求められることが多いと思いますが、今回は「ラテラルシンキング(横断的思考)」を紹介しました。固定観念や過去の流れに囚われていて、なかなか良い結果がでないときがあると思います。どうしても人は思考が硬直して、無意識に前提を決めてしまっていることの多い生き物です。ラテラルシンキングを活かして、枠に囚われない新しいアイデアを生み出していきます。
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