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【コラム】 air podsを探すことができるのは何故か

こんにちは、宍戸です。
みなさんはApple製品を使っているでしょうか。

私はiPhone5からずっとiPhoneを使っています。
Apple歴でいうと15年くらいです。いまは、重Appleユーザーで、iPhone、iPad Pro、Apple watch、air pods pro、Macbook Airを使っています。

Appleユーザーのみなさんの中には、iPhoneやair podsなどを無くした際に、一度は【探す】という機能を使ったことがあるのではないでしょうか。

探すとは

このアイコンです。

【探す】は、Apple製品を無くした際に紛失した機器がどこにあるのか地図上で表示し、音を鳴らしたりメッセージを表示できる機能です。

私は高専の卒業旅行の宿泊先でiPhoneを無くした際に、この機能を使って見つけた経験があります。感謝しかないです。

普段何気なく使っている機能ですが、これってどうやってやってるんだ!?とふと疑問に思いました!

普段Google mapを使って道案内をしますが、それはGPSを使っているからできることです。ただiPhoneの付属品であるイヤホンなどの製品は、GPSが付いていないためどうやって地図上に表示してるんだろう。と気になったので調べました。

紛失したデバイスが地図上に表示される仕組み


引用:https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=16888

Bluetooth技術とiCloudを組み合わせることで実現している。仕組み自体は簡単で、紛失したデバイスの近くに存在する任意のAppleデバイスにBluetooth接続し、位置情報を共有することで実現している。

ここで任意のAppleデバイスに接続しても安全な理由は、暗号技術を利用して完全に匿名でプロセスが実行されるためである。

やり取りされる情報は暗号化され、位置情報の共有は完全に匿名で行われる。

暗号化には公開鍵暗号が利用されている。落としたデバイスの位置情報を公開鍵で暗号化して、近くのAppleデバイスに送信する。その後暗号化された情報と公開鍵をハッシュ化した情報(ハッシュ値)をセットでiCloud上にアップロードする。ハッシュ値を使うことで、対応するユーザーの情報がどうか確認することができる仕組みだ。

あとはユーザーのみが知っている秘密鍵を使って暗号文を復号することで、紛失したデバイスの位置情報を取得することができる。

そのほかにも個人が特定されないようにするために、定期的に公開鍵をリフレッシュすることなど様々な工夫が施されている。

この機能は大前提Appleユーザーの多さがキモになる。Appleユーザー同士が協力してネットワークへの接続をサポートすることで実現している。ものすごく簡単に言ったら誰のデバイスかどうかの情報を隠しながら、ユーザー同士が口伝えで持ち主に届くまで情報を伝えているようなイメージです。

無くしたデバイスを【探す】で見つけることができたら、Appleユーザーの皆さんにお礼を忘れずに!

以上、記事を読んでくださり、ありがとうございました!

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