台風19号で初めて避難して感じたこと

ソフトウェアエンジニアのKatsuShunです。
2019/10/12に日本に上陸した史上最大の台風19号、これが来た際に初めて近所の小学校に避難しました。

結果私が住んでいる川崎ではいくつかの場所で浸水など発生していましたが、私の近所は大きな被害もなく、一泊して帰宅してきました。

短い時間の避難でしたがいくつかこうすればよかったと思った点や、やってよかったことなど、メモがてら書き出しておきます。

避難したタイミング

私が避難することを決めたのは避難勧告が出た16時すぎでした。

予想以上に大雨で自宅の近くを流れる多摩川が増水しており、最悪堤防決壊や浸水することを考えて避難しました。

16時に避難を決めて、すぐにおにぎりを作り(家族3人分3個ずつ)、荷物をまとめ移動しました。荷物はもともと防災バッグを用意していたので、それ+着替え+食料といったところです。帰宅したのは翌朝5:30頃です。

避難所の様子

16:30頃に避難所に到着すると、体育館で受付しており、待っているのは10名程度でした。

そこで住所氏名・家族構成を記入して、避難個所(教室)への案内を待ちます。10分ほど待つと教室に案内されました。1つの教室に12名程度は入れました。

教室にはビニールシートが敷いてあり、一人一つ防災用毛布が支給されます。

廊下沿いの広いスペースには50インチぐらいのTVがあり、NHKがずっと流れており、あとは思い思いに割り当てられたスペースですごす感じでした。

他人がそばにいる空間に嫌悪感があるかと思っていましたが、2m程度離れていれば思いのほか平気でした。(ただ一晩だけだったので、数週間以上続くとまた状況は変わってくると思います。)

持って行ってよかったもの

重かったですが防災グッズなどは一通り持って行ったので、いくつか持って行って良かったものはありました。

- レジャーシート:ブルーシートは狭かったので範囲外に敷けるレジャーシートは持って行って正解でした。(厚手の方がなお良いです)

- バスタオル:枕代わりに使えました。

- おにぎり・飲料水(食料):食料(アルファ米わかめごはん)と水(500mlペットボトル)は配給されましたが、自分で持って行った方が素早く・気楽に食事が取れるので良かったです。パンも有りですね。

- ゲーム機・カードゲーム:子供がいるので、退屈させないためにゲーム機は持って行きました。トランプも持って行ったんですが、息子は同級生が持ってきていたUNOを一緒にやって楽しかったみたいです。

- モバイルバッテリー:家にあるありったけのモバイルバッテリー(5個ほど)持って行きました。コンセントは一人30分で使用できるルールになっていましたが、一晩超すぐらいならモバイルバッテリーで乗り越えられました。

持って行けばよかったもの

- クッションや小さ目の寝袋:毛布は配給されますが、それで寝るにはちょっと痛かったです。もし下に敷けるクッションなどあれば痛みが和らげられました。

- 薄手のアウトドア用ブランケット:毛布は下に敷くので、ブランケットがあってもよかったです。(逆に敷くものを持って行けば配給毛布を使えばよいので不要です。)
実は防災グッズで薄いアルミのようなエマージェンシーブランケット持って行ったのですが、シャカシャカうるさ過ぎて使えませんでした。暑かったのでものすごい薄手でもよいので音がしないブランケット的なものを持って行ってもよかったです。

- アイマスク:22時に消灯になりましたが、廊下は電気つけっぱなしだったので本気で寝たいならアイマスクあってもよかったです(そもそも台風で寝れる状況ではなかったですが)

- 複数のUSBポートありの充電器:複数ポートあるUSB充電器があれば、複数人同時に充電できるのでよいかと思いました。また延長ACケーブルもあると部屋の中央とかに配置できるのでそれもよいかもしれないです。(ちょっと荷物になりますが。)

- カッター・軍手:運営している市の職員の方は非常に人数少ないため、作業を手伝ったりしたのですが、毛布や食料が入っている段ボールを開けるのにカッターがあった方がよかったです。あと軍手も同様にあった方が作業しやすいです。

やってよかったこと

- 気圧の測定:これはちょっと避難所の話と違いますが、自宅で気圧を測定してAmbientというグラフ化できるサービスでスマホで確認できるようにしておきました。
そのため、台風が近づいて急激に気圧が下がり、21時すぎに下げ止まったのが確認できたので、そこから2,3時間持てば何とかなるという気持ちになりました。雨雲レーダーなど見てても同様に状況把握できそうですが、意外と自分の自宅の状況を確認出来るというのは安心材料になりました。

補足:確認していた情報

避難所にいるときに見ていた情報はこちらです。

天気アプリの雨雲レーダー

Twitter:何よりTwitterの情報はやはりTVよりも早かったので、一番早く状況を把握出来ました。誤解を招く情報も多かったですが、訂正する情報も多いのでパニックにならずに正しく情報が判断できれば有用だと思います。

さいごに

今回は大きな被害には合わずに済んで一泊で帰れましたが、少し持って行くものを変えるだけで状況改善されそうです。なにより事前の準備は大事だと思い知らされました。大した情報はないですが、もし今後避難される方の参考になればと思います。



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