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日光散策(足尾 その2)

日光の穴場スポット『足尾』へ行ってみませんか?

皆さん、こんにちは。
学園スタッフの南斉(ちゃい)です。

今回も日光の隠れた名スポット足尾の魅力を紹介したいと思います。
足尾は炭鉱で栄えた町です。
今年は、炭鉱が閉山して50年の節目でもあります。

足尾の製錬所は平成元年まで輸入鉱石の製錬のため稼働していました。
そのため、廃墟とはいえ、工場の形が今も残っています。

はがれた天井や壁もありますが、工場の形が残っています。
製錬所入り口の建物

古河グループが所有する建物のため、敷地内に入ることはできません。
しかし、製錬所として稼働していたことを象徴する、
鉄道跡は間近で見学することができます。

道路の脇に残る鉄橋跡

写真のような足尾鉱山の跡地を見てみたい方は、
足尾で検索すると、廃墟巡りの方や歴史好きな方のブログや写真が
多く掲載されているので、工場跡を詳しくめぐりたい方は、
一度検索してから見学に訪れることをオススメします。
町中に点在しているので、見学の際は地域の方の迷惑にならないように
しましょう。

最後に、足尾に住んでいた人々の歴史に触れられた場所を紹介します。

りゅうぞうじ
701年に日光開山の祖である勝道上人の弟子により松木谷に建立。
明治20年の松木の大火により焼失
地域の人々より現在の場所へ再建

龍蔵寺は天台宗のお寺で、境内には立派な藤ノ木もあります。
また、足尾ダム完成に伴い、ダム底に沈むはずだった、旧松木村の無縁仏の合祀、炭鉱夫たちの親分子分の墓もあり、対岸にある足尾製錬所を見守っています。

合祀された旧松木村の無縁仏


炭鉱夫の親分子分の墓
親分子分は師弟と家族関係を合わせた関係で、
仕事を学び、冠婚葬祭を互いに執り行い、ケガの際は助け合うなど
相互扶助の面がありました。
命の危険が常にある、炭鉱夫たちの習わしです。

歴史を調べると、どうしても楽しいことばかりではありません。
だからこそ、次代への学びにし、同じことを繰り替えなさないように
することが必要だと思います。

南斉(ちゃい)


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