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「社員の意見」という幻想

今日は社員の意見なんて存在しないよね!そんなの幻想だよね!っていう話です。
僕が社長として気をつけている考えでグループ会社の社長やリーダー達も気をつけてもらいたいと思って書きます。

一人一人に意見や考えがある

うちの会社は元々僕が1人で起業していて100%オーナーということもあり、割と早い段階(社員数5人を超えたくらい)からから「社員の意見」みたいな話が出てくるようになりました。
もちろん、社員みんなのことが好きだし良い社長にもなりたいので僕は「社員の意見」を聞いて経営に反映させるようにしていました。
みんなが幸せになれるようにみんなの意見を聞いてました。

ところがある社員から「社員の意見」を反映させてくれていないと言われて驚いたことがありました。
結論、僕のやり方が間違っていました。
僕は社員Aさんの意見と社員Bさんの意見は当然違うのでそれぞれの良い部分を取捨選択したり中間を取ってみんなの意見を反映としていたのですが、これは間違ってます。

よく考えてみれば当たり前の話なのですが、Aさんの意見とBさんの意見の中間はAさんの意見でもBさんの意見でもなくなります。
みんなの意見を聞いてみんなの意見を反映させていたつもりだったのですが、相手から見たら誰からみても自分の意見が反映されていないという状態になってしまってました。
これは僕は社員が増えてきた時に「Aさん、Bさん、Cさん」ではなく「社員」と見てしまっていた部分があったことが要因だと思い反省しました。

もちろん全員の意見を反映ということはできないのですが、この気づきがあってからは「社員の意見」ではなく「Aさんの意見」「Bさんの意見」という風に捉えるようにしています。

「自分の意見」は言いにくい

「社員の意見」現象のもう一つの要因が例えばAさんとしても「私の意見」とするよりも「社員の意見」としてしまう方が責任が散るので言いやすい面があると思います。
以前海外に行った時に現地の人に「あなたの意見は?」「あなたはどうしたいの?」と聞かれることが多かったのですが、僕ですら少し高圧的に感じてしまいました。
おそらく文化の違いだと思いますが、日本人のメンタリティでいうと「私の意見」を発言するのは、超えられなくはないですが、精神的なハードルが多少あるのかなと感じました。

会社としては「私の意見」が言いやすい精神的に安全な社内環境を作ることと、一人一人に「私の意見」を発言する練習をする場が必要だと思い、それからは環境づくりをしています。

社員との接し方

環境面は日々試してアップデートしてはいますが、今は社員一人一人と向き合うようにしています。
僕が社員と話す時の主語のほとんどは「私」か「あなた」です。
「私はこう考えている」「私はあなたとこういう取り組みがしたい」「あなたはどうしたい?」といった感じです。
みんなの意見の中間に逃げられないという厳しさはありますが、僕は社員とは一人の人間として関わっていきたいので多分これからもこういうやり方で行くと思います。

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