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集客できないプラットフォームに価値はない

最近僕は会社はプラットフォームと言っていたり、アイドルの事業でもペイラブというプラットフォーム開発をしていたりして、プラットフォームについて考えることが多かったのでこのテーマにしました。
社内向けの注意喚起も込めて書いていきます。

全てのクリエイターは「届けること」を求めている

今はクリエイターの時代です。
趣味は別として、仕事でクリエイターをしている人は全員共通して作ったものを届けたいと思っています。
勿論何も意識していなくても会社がやってくれてたりして構造的に意識をしていないで済んでる人もいますが、基本的に作ったものは誰かに届けなければ価値は生まれません。

良いものを作るのと同じくらい良いものを「届けること」は重要です。
なのでクリエイターは一番自分にとって良い届け方ができるプラットフォームを選びます。

搾取ができない世界になった

例えば動画クリエイターがいたとします。
昔だったら動画を届けたければテレビ一択という時代もあって、テレビ局は電波という国から与えられた利権があるので新規参入者は現れず、圧倒的に優位の状況で動画クリエイターと交渉を進めることができます。交渉にすらならないかもしれません。

一方、今だったらYouTube、ニコ動、Netflix、tiktokなど様々な特徴を持ったプラットフォームがあり、動画クリエイターのニーズに合わせて選ぶことができます。
こうなってくると電波という利権を持っているだけではテレビ局が動画クリエイターを囲っておくことは不可能です。

実際に昔テレビ局が搾取をしていたかは分かりませんが、構造的に今よりもしやすかったのは間違いなく、逆に今は搾取をしようとしてもできない時代になってしまったということです。

「囲う」から「選ばれ続ける」へ

よく経営者でもビジネスマンでも「優秀なエンジニアをうまいこと囲って」とか「人気のアイドルをうまいこと囲って」のような考えの人がいますが、僕はメンバーから「うまいこと囲って」という気持ちを感じとったら即座に「うまいこと」の詳細を詰めるようにしています。
悪い予感は大体的中するのですが、ほとんどの場合「うまいこと」の部分が相手にとってメリットが無かったり弱かったりします。

これだと選択肢の多い今の時代では選ばれません。
会社が社員を囲ったりサービスがユーザーやクリエイターを囲うことはもう現実的に無理で、いかに選ばれ続けるプラットフォームになるかを考えなければいけないです。

「届けること」の追求

選ばれ続けるためにプラットフォームは「届けること」を追求しなければいけないです。
届けると言っても「量」「ターゲット」「タイミング」「リターンの受け取り方」など複数の要素があります。
それらの面で競合よりも優っていなければいけないです。

実際のビジネスでは経営者の人柄に惹かれたり、たまたま縁があったりという理由でクリエイターに選ばれることもありますが、届けることの精度が悪いとクリエイターはいづれは別のサービスを使うようになってしまうので、経営者やサービス提供者は届けることの追求を怠ってはいけないです。

まとめ

集客できないプラットフォームに価値はない
は決して言い過ぎじゃないです。

ユーザがいなければあのYouTubeですら価値はないんです。
いくら「アナリティクスが凄い」や「レコメンドシステムが凄い」と言おうが使う人はいないでしょう。

そして彼らは国から与えられた利権を使っているわけでもなく、0からユーザーと動画クリエイターを集め、発展させていったことを忘れてはいけません。

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