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父 学問 そして春。

2022/3/4

今日は父の祥月命日です。

もー何年前だ?
と思ってもスっと出てこなくて。
厄年の時やったのですが、32になってたのか、32の年やったのか、、

覚えてるのは、まだ入院したてで人工呼吸器を付けてた時に泊まり込みに持ち込んだ本。
あの時は本屋で平積みしてたのをジャケ買いしたので、新刊やったはずなんですよ。

なので、その本の初版を調べるという(笑)

2007年でした。

ちなみに本はこれ。


なので、14年前でした。
32歳になる年。

あの日は月曜日で、美容師のわたしはお休みで昼間は病院に行ったんでした。

そして夕方帰宅。

ご飯の準備なんかしてたんやったかなぁ。
その辺は覚えてないけど、夜にまた母から電話があって。
病院にまた行きました。

父は肺を患ってたので(間質性肺炎)
気管切開なども含め1年近く、飲めない食べれない喋れないまま過ごしました。
意識だけはハッキリしていて、それはとても辛かったと思います。
本人もだけど、毎日欠かさず通った母も。

週一しか行かないわたしですら、無力感を感じましたから。

喋れないから最初は筆談してたんです。
でも、少しずつ希望が無くなっていくにつれ、食べ物が大好きだった父と、その話ができないんです。
テレビも、食べ物映ると切ないのでつけられません。
あの頃はまだ、中医学はおろか、アロマやハーブやマッサージの知識もなかったから。
ほんとに、行っても何にもしてあげられなかった。

気管切開してしまうと、
もう何にも出来なくなるっちゃなぁと。

そんな体験があった後に観た映画があって。
『こんな夜更けにバナナかよ』っていう。


これ、実話を元にしてるんですけどね。
大泉洋さん演じる筋ジストロフィーの人が、気管切開をするんですね。
なんですけどね?
した後に自力でトレーニングをして再び話せるようになってたんです。
大泉洋さんの演技がまた、鳥肌が経つほどの。

もう、わたし元旦の映画館で嗚咽出まくりで(笑)
抑えきれない嗚咽。
ひいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃっっっくっっ
オェッッウウッッ

衝撃すぎて本も買いました。


その時、熱い想いをブログに書いたんだけど
全部消えちゃったんですよね🙈

お正月ずっと土偶で過ごしました。

わたしは多分、同年代の人より親の死は早い方やったかもしれなくて。
その上、ほんとに世間一般的な知識が異常に低かったので、、
この国の医療体制とか仕組みとか。
そういうのも全然知らなくて。
事ある毎に傷ついてました。

なんで?
なんで治ってないのに退院しなくちゃいけないの?とか(笑)
また、間の悪いことに医大から転院した先の主治医が嫌な先生でね…
転院した初日に家族を呼んで
「もー良くならないから。文句あるなら、よそ行ってね」
的な事を言うわけです。
隣で父の妹である叔母が、ヒシッとわたしの手を掴み、後に
「あの時ハラハラしたわ、桂ちゃん殴りかかるんじゃないかって顔してたから、、」
と言われました。てへ。


生死、病気、そして精神。

人間にとって、結構 大きい存在です。

なにかしてあげられたら良いな、
って思う人ほど、自分の無知や無力さに心が痛んだりします。

そして知れば、なんでこんなルールになってんだ、、
て事もあるし、
そんな中で感動する人達に出会えることもえる。

ここで、中医学の考えが活きてくるんです。

『生体観念』

自分と、自分以外の全てを取り巻く環境を2つに分けて、絶えずバランスを取っていくこと。

例えば、宮崎で暮らしてるわたしと、北海道で暮らしてるわたし。

気候や風土がだいぶ違います。
そしたら、その、気候や風土に合わせて『わたし』が適応していく。

ルールや、今取り巻く環境は、今の時代特に目まぐるしく変わってます。
風の時代とも言われてますが、もうこの通信環境ですからね。そーなりますよね。
だからこそ、柔軟に対応していく術を身につける。

心が壊れないように。

そういう、毎日のちょっとした自分への道案内をしてあげられるのが中医学なんです。

父の亡くなった『春』は、陰陽五行で『木🌲』

春は、草木のようにのびのびと自由に伸びて行きたい性質。
風が色んな春を運んできてウキウキする季節。
方向性は、上⤴︎ ⤴︎⤴︎
なので、ワクワクウキウキもしてくるけど、同時に体の不調も上がる事で起こる病気が増えます。
あと「風」が悪さするものも。
花粉症や流行り病も注意。

気が上に上がると、怒りっぽくもなります。
元々、イラチの人は拍車がかかるので自制心を。
自分の眉間に呼吸を感じて。
シワ寄ってるなって思ったら深呼吸して。
それでも抑えられないなら、良い漢方あるので最寄りの漢方薬局に行って(笑)


今日は何故か、4時過ぎに目が覚めちゃって。

おかげでこうやって、気持ちをまた言葉にする事が出来ました。

女の子の節句を命日にしたくなかったのか、日付けを超えてから息を引き取った父。

呼吸が止まっても、数分心臓が止まらなかった父。

ふと気になって、いま四柱推命調べてみたら、、
父は『丙』陽の火の人でした。

心臓強いわけやww
と納得。
ミカちゃんのお姉様作の素晴らしい表をお借りします☺️


この、
木(肝)
火(心)
土(脾)
金(肺)
水(腎)
これら全てが丁度よく調和する事で、健康は保たれます。

火(心)が強すぎると金(肺)を溶かします。
父は、ちょっと自分が強すぎたんかしら。

でも、生きてる時ずっと自分のしたい事を自由にやってたので。
心残りは、なかろう。

勉強が好きだった父。
勉強の嫌いなわたししか、生前は見せてあげられなかったけど。
今も好きじゃないけど勉強し始めてるよ。
この知識を。。

わたしは、
そうじゃない人に。
父ではなく
どちらかというと、母みたいな人に。
自分のことより人のことずっとしてきた人に向けて、なにかできる仕事がないかなって。

改めて思った父の命日でした。



かつらこ。



おまけ。
父の時も、父にそっくりなゴーイングマイウェイなコーギー犬ムクも、わたしの休みの時に旅立ちました👼
寂しん坊かよ!

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