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10ぷんぽえむ

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休憩時間の 10分で かいた 詩たち
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10ぷんぽえむ「何もしたくない」

10ぷんぽえむ「何もしたくない」

スイッチが入れられると

泡のようにあふれて

その次に

風船のようにしぼむ

しぼんだそれは

これでもかと小さくなって

硬くなって

動きをみせなくなる

死んだんだ。

10ぷんぽえむ 「天国でまってて」

10ぷんぽえむ 「天国でまってて」

ごめんね

「わたし、もうだめかも」

そうやって

呟き続けて生きてきた。

貴女と

この世で走り回った

あの、頬を切る風も

貴女と

この世で抱きしめあった

あの、暖かなやわらかさも

貴女と

この世で慰めあった

あの、しよっぱい涙も

無駄じゃないよね

無意味じゃないよね

なのにごめんね

わたし、もうだめかも

天国で

天国で、まってて。

愛してる