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食品ロスを考えるきっかけに...アプリ「Too Good To Go」


ヨーロッパ14ヶ国で利用されているアプリ「Too Good To Go」を使ってみました。
実際使ってみた感想と、アプリをきっかけに「食品(食料)廃棄・食品ロス(フードロス)」について調べて、考えてみました。

アプリ「Too Good To Go」とは

2016年にデンマークで誕生し、オランダでは2018年1月より利用が開始された食品ロスを削減する目的で作られたアプリです。

1日の終わりに、スーパーやレストランなどで、その日に廃棄される予定の食品が入った「Magic Bag」を購入することができます。

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まず、アプリを開いて、登録されている店舗の中から、Magic Bagを購入したい店舗を選びます。

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予約をして、クレジットカードなどのオンライン決済でお支払いをしておきます。
私はオランダのサービス「iDeal」を利用しています。

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その後、記載されているピックアップ時間に取りに行き、アプリの画面を見せるだけです。

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ピックアップ時間は、閉店時間の30分前〜閉店時間までに設定されていることが多そうです。


Magic Bagを取りに「marqt」へ

今回選んだ店舗は、オーガニックスーパーの「marqt」です。

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お野菜やお肉・お魚、乳製品、調味料、生活用品など、品揃えの良いスーパーで、もともと何回か利用していました。

オーガニックスーパーなので、大手チェーン店のスーパーより少し割高・でも美味しくてこだわりの商品が並んでいます。

お店に入ると、カウンターにMagic bagが並んでいました。
他にも取りに来ている人がいましたし、marqtのMagic Bagは早く完売してしまうことも多いです。(大体1店舗5つくらいの用意かと思います。)


気になるMagic Bagの中身

今回は以下の食品が入っていました。

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・アンガス牛のソーセージ2本
・ベジハンバーグ(ケールとパースニップ)
・牛フィレ肉のペースト
・アラビア風ピラフ

予約時には何が入っているか分からず、受け取って初めて分かります。
Bagによっても入っているものは違いそうですね。

marqtは、€14.99(約1,600円)相当の物を€4.99(約600円)で購入できました。
ソーセージだけでも、€4.92だったので、見切り商品とはいえお得だと思いました。

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早速夜ごはんに、アラビア風ピラフとソーセージをいただきました。


食品廃棄・食品ロスについて考えてみた


食品廃棄
もしくは食料廃棄食品ロスもしくはフードロスは、意味合いは若干異なりますが、日本ではほぼ同義で使われており、「まだ食べられる食品を廃棄してしまうこと」です。

食品廃棄といっても、お肉やお魚の骨、お野菜や果物の皮、卵の殻など非可食部もあります。

それらは別として、例えば賞味期限(美味しく食べられる期限)は切れてしまっているけれど食べられる食品や、仕分けの段階で虫食いや規格外の大きさのはねられてしまう食品ブッフェなどで残った料理を捨ててしまうことなどが問題点となっています。


食品廃棄・食品ロスの現状

世界の食品のうち、3分の1廃棄されています。

2018年の統計では、約16億トンが廃棄されており、それは毎秒51トンが廃棄されている計算になります。

先進国では、過剰生産や輸入により食料が余り、廃棄をしている一方、途上国では、食糧不足で飢えに苦しんでいる人たちがいます。


食品廃棄・食品ロスは温暖化にも影響している


食品廃棄とは、その物だけの廃棄ではなく、生産過程で発生する、水・肥料・労働力・輸送など、全てが無駄になってしまいます。

それを考慮すると、その過程で発生する二酸化炭素などの温室効果ガス地球温暖化に繋がっているというイメージです。


アプリは食料廃棄・食品ロスを知るきっかけ


このアプリを使って、Magic Bagを購入しても、世界の食料廃棄・食品ロスは解決にはなりません。

開発者さんもおっしゃっているのですが、このアプリをきっかけに、食料廃棄・食品ロスについて、「知る・考える」ことが大切なのだと思います。

私も言葉だけはなんとなく知っていましたが、食料廃棄が温暖化に影響しているとは知りませんでした。


個人レベルでできることを考えて、実行してみる

<私が食品を捨てないために気をつけていること>

・目の届く範囲のみ購入し、冷蔵庫に入れる。
(夫婦二人で一人暮らし用サイズの冷蔵庫を使っています。)

・スーパーの見切り品を購入する

・すぐに使うものは、賞味期限の短いものを購入する

などです。


また今回、こうして色々調べてみて、ブログに書いてみたり、動画を作ってみたりしたので、少しでも知っていただけたらと思っています。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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