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敬意を払う人にお金を払いたい

投資家として有名なジム・ロジャーズ。
彼が子どもへ贈るメッセージを集めた本「人生と投資で成功するために子どもに贈る言葉」の中に、心に響く一編がありました。

「すべてに敬意を払う」という話の中で、彼は自分の娘たちに次のように説いています。

持つべき最も重要な特性のひとつは、他人への敬意である。自分を尊重し、他人に敬意を払う。
(中略)
受付の人に挨拶をしたり、立ち止まって案内係といっしょに写真を撮ったり、礼儀正しく親切であっても、何らお金はかからない。
常に敬意を持ってスタッフに接してほしい。

人生と投資で成功するために子どもに贈る言葉

最近、私の周りで起こっている揉め事の原因を分析してみると、「敬意が払えていない」ことが大半でした。

職場で発生する部署間の軋轢、有望な人材の惜しまれる退職、家族が入っている介護施設の対応、ネガティブな現象に共通している根本を探ると、人が人に対して敬意が払えていないことでした。

人が人と円滑な関係を築くには、「目配り、気配り、思いやり」が必要だと言われています。
一つ一つは小さな行動ですが、敬意の有無は相手にしっかり伝わります。

敬意を払い、人を人として尊重することが、自分の味方を増やし、ひいてはお金を惹き寄せるということをジム・ロジャーズは説いているのだろうと思います。

敬意を払ってくれるリーダーについていきたい。敬意を払ってくれる組織に尽くしたい。
敬意を払ってくれる人やサービスにお金を払いたい。

敬意を払うには、心の余裕もエネルギーも必要ですので、楽ではありません。
敬意を忘れないでほしい、と周りに対して思う前に、自分から敬意を示すことが先決だと思っています。

自分を尊重し、他人に敬意を払える余裕を持てるように、心身のマネジメントをしていきたいと思います。
敬意が僅かに足りないことによる、悲しいすれ違いを減らすために。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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