毎日ウォーキングをするようになったのは私としては快挙

子どものころから運動が苦手でした。逆上がりができませんでした。走ると大体ドンジリだったので、たまに下から２番めになるとうれしかったものです。なので、運動会は大嫌いでした。中学生になっても、相変わらず体育の授業は嫌いでしたが、たまたま誘われて入った球技の部活が性にあって、少しだけ運動嫌いを克服できました。

そのような運動嫌いが社会人になって、まず、うれしかったのは、会社では自分が望まないかぎり運動する必要がないことでした。

運動しないで、飯を多く食い、酒を飲んでいたので、ぷくぷくと太りました。あるとき、これではいかんと思ってジムに通うことにしました。このジムも相性が良かったです。いくら運動が苦手でも歩くことはできます。どんどん歩きました。

痩せました。ビークから２０キロ落ちました。

ところが、仕事が忙しくなって、なかなか通えないようになり、会費がもったいなくなってやめました。

ジムをやめて１０数年後、リタイアして暇になったのでジムを再開しました。以前のように歩くだけです。ストレッチを少しやったらあとは早足で３０分から１時間位トレッドミルで歩くだけですが、増え始めていた体重が元に戻りました。

ところが、新型コロナ感染症が流行り、マスク着用やロッカールームの人数制限など、いろいろと不自由になったのでどうしようかと思案していたところ、知り合いが重症化したことで一気に不安になって退会しました。

やめた後、せっかく運動習慣がついたのに、しかも体重を減らすことができたのに元に戻ってしまうのは嫌だと思って、家の周りを歩くことにしました。

外で歩くのはトレッドミルで歩いていたのとは大違いです。歩道には起伏があるし、信号で立ち止まるし、犬に吠えられるし・・・。

どうなることかと思いましたが、続けているうちに慣れました。歩道の起伏が気にならなくなったのは体幹が少し鍛えられたからだと思います。歩く距離も徐々に伸ばすことができました。

これならと、調子に乗って、自転車で少し離れたところまで行って、自転車をおいて歩くことを始めました。さらに、電車に乗って数駅先に行って歩くことも始めました。

でも、人家のまばらなところ、特に山道は避けています。熊に出会ったことはありませんが、どこにでもいるらしく、熊に注意の看板があちこちに立っています。

ということで、たまに遠くに行くこともありますが、普段は家のまわりを３０分から１時間歩いています。うれしいことに、習慣として定着したようです。