あなたは幸せですか?|幸せの測り方(Dienerによる人生満足尺度)
あなたは幸せですか?
突然聞かれると困ってしまうかもしれません。何となく幸せなような気もするけど、自信を持って答えられるか、というと困ってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は「幸せの測り方」について書いてみたいと思います。
幸せの指標の一つである、主観的幸福度の総合指標としては、「幸福学の父」ともいわれるEd Diener先生による人生満足尺度(Satisfaction With Life Scale: SWLS)が有名です。
▼「幸福学の父」ともいわれるEd Diener先生
人生満足尺度(SWLS)の測り方はとてもシンプルで、以下の5つの質問に対して、7段階評価で答えてもらい、その5つの数値を足してもらうというものです。
人生満足尺度(SWLS)の質問 ■ 全5問
■ ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
■ 私の人生は、とてもすばらしい状態だ
■ 私は自分の人生に満足している
■ 私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
■ もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう
7段階評価|1 全くそう思わない、2 ほとんどそう思わない、3 あまりそう思わない、4 どちらともいえない、5 すこしそう思う、6 かなりそう思う、7 とてもそう思う
皆さん、ぜひ自分のSWLSの合計スコアを計算してみて下さい。すべての質問に7点と答えた人は合計35点、逆に、すべての質問に1点と答えた人は7点となります。
お気づきかと思いますが、このSWLSの合計スコアが高いほど幸福度が高いと言われています。
さて皆さんは何点だったのでしょうか?気になりますよね。自分のスコアは分かったけど、そのスコアが他人と比べてどうなのか?気になりますよね。
それでは日本人1500人を対象に行われたSWLSの調査結果をお示します。
▼人生満足尺度(SWLS)のヒストグラム
(出所:前野隆司「幸せのメカニズム」)
ヒストグラムを見ていただくとお分かりだと思いますが、だいたい20点くらいが日本人の平均的なスコアとなっています。
ちなみにわたくし米良のスコアは33点でした(2020年6月20日現在)。30点以上なので、日本人の上位5%に入るスコアになります。けっこう幸せな部類に入りますね。
自分のスコアがどのようなものであれ、まずは、自分の幸福度がどのようなものかを認識するのは大切なことだと思います。
何ごとも自分を知ることがまず第一歩です。今後、どうしたら幸福度を高めていけるのか、についても記事を書いていきたいと思います。
お幸せに!