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あなたは大企業病になっていない?診断するための質問を考えてみた

こんにちは米良です。
今日は「大企業病」について書いてみたいと思います。

大企業病という言葉は、いろいろなビジネスシーンにおいて耳にすることがあるかと思います。「会社として成長しても大企業病になってはいけない!」などと経営者が述べているのを聞くこともあるでしょう。

ここで皆さんに質問です。

『大企業病って何ですか?』
『大企業病からくる症状って何ですか?』
『大企業病を診断するにはどうしたらよいですか?』

いかがでしょうか?けっこう難しい質問ですよね。

今回は、これらに対するわたくし米良の考えを書いてみたいと思います。



大企業病をWikipediaで調べてみると下記のような記載がされています。

大企業病(だいきぎょうびょう)とは、主に大企業で見られる非効率的な企業体質のことである。
組織が大きくなることにより経営者と従業員の意思疎通が不十分となり、結果として、組織内部に官僚主義、セクショナリズム、責任転嫁、縦割り主義、事なかれ主義、構成員のデグレード化、心身機能の剥奪(半殺し)や亢進、情報操作やその遮断、過密で多彩なステークホルダーの存在などが組織の非活性をもたらす。社員は不要な仕事を作り出し、細分化された仕事をこなすようになる為、企業全体が高コスト体質となる。

Wikipedia

なんとなく皆さんの印象が言語化された感じではないでしょうか?これを見ると、大企業病にはかかりたくないと思いますよね。

それでは、大企業病にかかってしまった社員にはどのような症状が出るのでしょうか?GLOBIS知見録に「大企業病社員に共通する5つの特性」として記事がまとめられています。


この記事では、大企業病社員の特徴として5つが挙げられていて、それは「①視野が狭い」「②試行錯誤をしない」「③足りないものばかりが視野に入る」「④飛躍した非連続的思考についていこうとしない」「⑤現地現物を実行せず、ただ正論を唱え、げきを飛ばす」の5つに集約されると述べられています。

出所:GLOBIS知見録


これらの特徴は、いろんな大企業および大企業社員を見てきたわたくし米良にとっても大変納得感の高いものだと感じました。そして、改めて大企業病にはかかりたくないと強く思いました。

周りの企業やビジネスパーソンを見て大企業病になっているのではないかな~と感じることもあるかと思います。しかし、周りはさておいて、まずは自分自身が大企業病になっていないかを診断した方が良いと思っています。

そこで、大企業病にかかっているかどいうかを自分で診断する方法を考えてみました。わたしの経験から考えるに、この一つの質問でだいたい判断できるのではないかと思います。それは、

「最近、誰かの提案に対して批判ばかりしてないか?」

です。これは、わたくし米良の実体験からくるものですが、本当に、本当に、いやマジで、大企業病にかかっている人は、あらゆる提案に対して批判しまくります。これが大企業病の症状として最も大きなものと言えると感じています。

この「批判しまくり」の背景にある心理状況について考えてみたことがありますが、この「批判しまくり」の後ろにある感情は「超絶なる保身」です。つまり誰か周りの人の提案に対して、批判さえしていれば自分の身が守られると考えているのです。

一般的に、誰かの提案に対して意見を求められたら、賛成か反対の意見を述べると思います。しかし、大企業病にかかった人は反対ばかりしています。

ちょっと分かりづらいと思いますのでもう少し具体的に言いましょう。

例えば、誰かの提案があって、最終的にその提案が失敗に終わったときは、反対していた大企業病社員は「ほら見たことか!」と言ってマウントを取れるわけです。一方で、もしその提案が大成功したときには、会社全体が成功に湧いているので、その大企業病社員が当初反対していたことなどは忘れられてしまいます。

そう、結果として、最初から提案に対して反対さえしていれば自分のポジションは守られる、ということを大企業病社員は意識的にか無意識的にか気が付いているのだと思います。

これって、とても卑怯で酷いやり方だと思いませんか?自分の保身に注力するだけでなく、周りの提案者の芽をつむことを何とも思っていない、この姿勢がとても怖いなと感じるわけです。

改めて皆さんに問います。
大企業病にかかっていませんか?

いや~、本当に大企業病は怖いです。
自分自身がこの病にかかっていないか、定期的にセルフチェックしていきたいと切に思いました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

お幸せに!

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