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人生も、ターンオーバーしている

いつの時代からかは定かではありませんが、
長続きしないこと、途中でやめてしまうことはダメなことだと、学校や会社で教えられてきました。


だから、私が社会人なりたてのころは、

石の上にも三年

という言葉を疑ったことはありませんでした。
最初の職場ではハチャメチャ上司のもとで、スキルだけでなく特に忍耐力を鍛えてもらいました。悔し涙を拭いながら、必死にかじりついていました。


やめずに続けることで、身になることもあったし、結果を残せることもありましたが、今となっては「石の上にも三年」セオリーは、時代と逆行していると感じる場面が増えました。


なんせ、今の時代は

ターンオーバー = 物事の入れ替わり

が激しいのを痛感するからです。


私が今まで大事に持っていたセオリーをはじめ、人・こと・モノの関係性が、古くなった肌の角質のように、ポロポロを剥がれ落ちるのを、目の当たりにするようになりました。


◇ ◇ ◇

一生変わらない関係を求めていた


私は、昔になりますが「永遠」という言葉にとても惹かれていました。例えば、「(恋人への)永遠の愛」とか(笑)。死ぬまで一生続く変わらない関係性が欲しかったのです。


だから、人・こと・モノとの関係は、長く続くほど価値があると思っていました。


一生の友だち、一生の恋人、一生の家族、一生の仲間、一生の会社、一生のコミュニティー、一生の仕事、一生の美しさ、一生の宝物・・・


ところが、この「永遠」「一生」にしがみついたとたん、

変化すること、失うことがすごく怖くなる


そして、その関係性を終わらせないように、維持しようとムリして頑張ることになる。そんなことを長く続けていると、やがて心も体もおかしくなる



ターンオーバー(入れ替わり)が普通だということを、つい忘れてしまう。体の細胞が入れ替わらないと、自分を健やかに維持することはできないのに・・・。


出会いも別れも、肌のターンオーバー

のように繰り返します。



自分から去ることもあれば、残念ながら自分のもとから去っていく人・こと・モノがあるのはとても自然なこと。


私の人生でも、ターンオーバーが自然の摂理に従って、容赦なく日々起きています。


20年来の友人との交流が途絶えたり
元同僚と疎遠になったり
大事にしていた食器を割ってしまったり
一点もののアクセサリーを失くしたり
愛用していたシャンプーが廃盤になったり
尊敬していた方が亡くなったり


数えたらキリがなくて、やっぱり落ち込みます。
ずっとつながっていたかったけれど、自然に消えていっちゃうことがある。


どうして?と、嘆きたい気持ちを抑えながら、
私と一緒にいてくれたことに感謝して、
なるべく笑顔でバイバイ👋する。


もし、あなたが今、大切に思っている人・こと・モノが去ってしまったり、失ってしまったのであれば、


それは、今まであなたの中にあった古い細胞が、お役御免となって剥がれ落ちて、細胞が新しく生まれ変わっている途中です。



人間関係も人生も、ターンオーバーが基本


また新しい出会い(細胞)が、私たちをより輝かせてくれる。


だから、変わることも、失うことも、
必要以上に恐れることはないのですね ♪


私たちにできることは、
このターンオーバーの邪魔をしないことなのかもしれません。



それは、確実に幸せにつながっているから。



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