読書感想文「好きなことだけやって生きていくという提案」
夢物語のようなタイトルであるが、筆者が伝えたいことは、タイトルそのまま「好きなことを仕事にしない」というわけではなく、何事にも好奇心を持って好きなことを増やしていきなさい、ということだと解釈した。
好奇心、昔から自分は持っていると思っていた。
特に知的好奇心が強いから、幼少の頃より勉強にさほど苦労した覚えもなく、引篭にもならずに外の世界に交流を求めてきた経緯があるからだ。
しかし最近はどうか。
社会人として十年目を迎え、ある程度煮詰まって来たのか、好奇心という感情をいつの間にか忘れてしまったような気がする。
無条件に「これは興味ないな」と切り捨てる、食わず嫌い現象が定常化し、気づけば新しい変化が乏しい生活を送ってきたのではないか。そしてそれすら違和感なく、無風で快適で平和な日常を過ごしてきたような気がする。
何事もないということはそれだけで幸せなことかもしれないが、振り返ってみると少しもったいない気分にもなるため、複雑な気分だ。
好奇心を持つ、好きなことを増やす、楽しめることを増やす、新しいアイディアを創る、価値がうまれる
この好循環を意識し、実践できれば、無風で快適な人生より快適な人生を送ることができるかもしれない。
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