法律事務所のマーケティングで核となるもの

あるクライアント様からこんなメールをいただきました。

**(転送したメールの抜粋)**

勝田様

毎度お世話になっております。
先ほど、●●さんと一緒にランチをいたしました。勝田先生には会社設立のお力になっていただき、本当に有難かったと言っておりました。

**(後略)**

マーケティングに関連して思うところがあったので、次のコメントを添えて、事務所内で共有しました。

ということで、今日の記事は、事務所内ではこんなマーケティングの話をしたという内容です。

**(転送したメールに添えたコメント。個人名など一部変更しています。)**

FYI – KSLに依頼した法務のことを●●の●●さんが●●さんにお話ししてくださったようです。法務自体は会社設立や定款の作成と事務的な性質のものですが、(中略)大変なこともありましたが、尽力ありがとうございます。

●●さんは既存のクライアント様ですが、またこれでKSLへの信頼も深まり、何らかの時に他の人にKSLのことを話しやすくなったりするものです。このようなKSLに関する会話(うわさ話から評判に至るまで)が可視化されることは稀で、ほとんどは自分たちの耳に届かないところで色々コメントされているんだろうなと想像してます。実際に、KSLは設立から今まで、クライアント様や他の専門家の方、政府機関の方などからの紹介でクライアントを増やしてきているので、いい印象を持ってくれている人たちが、どこかで話をしてくれたことが新規のクライアント様に繋がっていると考えて間違いないと思います。

ここで理解しておいてもらいたいのは、信頼がないと紹介してくれないということ。ただ知っているだけでは紹介してくれることはありません。紹介した先でトラブルになったら、紹介した人の信用が下がるので、ちゃんとした人ほど簡単には紹介なんてしてくれません。ちなみに、KSLへの紹介は信頼で成り立っているので、キックバックやコミッションの制度などないし、採用するつもりはありません。

信頼はどうやって得るのか?

一般的なマーケティング理論では、信頼を得る方法として、一等地に立派なオフィスを構えたり、広告を出したり、在籍している弁護士の数が多かったり、無料ニュースレターやセミナーをしたり、、、と色んな方法がありますが、そのように規模感で信用を測るような方法では、「マーケティングにどれだけ予算をかけれるのか」の競争に参戦することになります。小さな事務所が予算で勝負するなんて、飛んで火にいる夏の虫、です。

では、なぜ信頼してくれるのか?

KSLでは単純に、クライアントさんのために毎回いい法務をすることで信頼を得ています。ここで何が「いい法務か」について説明すると話が尽きませんのでまたの機会にしますが、これまでがそうであったように、これからも「いい法務をして、クライアントさんが勝手に口コミや紹介で広めてくれる」ことがKSLのマーケティングの核です。時間とお金のコストもかけずに最大の信頼を得る方法で、ニッチな市場では一番効率もよいと思っています。

サクッとメールを転送する予定が長くなってしまいました。。。
これからも日々の法務を大事にしましょう。と言いたかっただけで書き始めたのに。ともあれ、よろしくお願いします。

これからも、日々の法務でひたすらベストを尽くしていきたいと思います。

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