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【読書録】運転者 喜多川泰


印象に残った言葉


運は〈いい〉か〈悪い〉で表現するものじゃないんですよ。〈使う〉〈貯める〉で表現するものなんです。だから先に〈貯める〉があって、ある程度貯まったら〈使う〉ができる。

「僕たちが日々すれ違う人たちの中には、いろんな人がいるんだということです。それぞれ二度と会うことがない人かもしれないけど、すれ違う瞬間までそれぞれにはそれぞれの人生があって今日まで生きてきたんです。僕たちの人生に奇跡を起こす種はそこら中にあるということです。

上機嫌でいるというのは、楽しいことを期待するのではなく、起こることを楽しむと決めるということ

あなたが生まれ、そしてほんの百年ばかり生きて死んでいく。そのときです。あなたがその物語に登場したときよりも、少しでもたくさんの恩恵を残してこの物語を去る。つまり、あなたが生きたことで、少しプラスになる。それこそが、真のプラス思考だって言えるんじゃないかと思うんです。


・運は「使う」「貯める」
・頑張っても報われない時は運が「貯まっている」
・上機嫌なときに運を見つける感度が最大になる

感想など


「そう考えればいいのね」

という気づきをいつも与えてくれる喜多川さんの本。

生きているとついつい「目の前の事象」に意識も感情も持っていかれてしまいがち。
もちろん、起きている事について集中することは大事ではある。

ただそれを「いい」「悪い」でカテゴライズしないこと。
しないこと、というか、起こった出来事それ自体にいい悪いなんてものはなくて、どうにでもとらえられる。
どうにでもとらえられるからこそ、いつも「上機嫌」でいることによって自分にとってより良いとらえ方、行動選択ができるようにしたい。

運を「使う」「貯める」という考え方は日常でも意識していきたい。

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