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【44歳の独立記 Day 195 】

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元来「無言実行」の考えのもとで、公私ともにやってきましたが、
44歳を迎え起業することに。
そんな私の起業後のうまくいったこと、いかなかったこと、が今後スタートアップしたい方々の参考になればというのと、1年後、2年後の自身の振り返り題材にしたいと思って日々の出来事などをお届けしています。
共感できることがあったら「スキ」していただけると嬉しいです。
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【Project 100 vol.2:Think The Vision!】

「電気料金のトレンド」

「電力の自由化」が始まったのはここ数年の話、という認識の方も多いと思います。

実際、一般家庭の電気契約の自由化が始まったのは2016年からなので、まだ10年も経っていません。

実際は、「特別高圧」と呼ばれる大規模な工場や商業施設など多くの電気を必要とする場所が契約する領域に関して2000年に自由化が始まり、その次の規模の領域に関して2004年に自由化が始まるなど、法人の中では一時代を経た感じがあります。

少し古いデータではありますが、「電力取引報」の2020年の新電力会社のシェアを見ると、「高圧」と呼ばれる領域で約1/4までシェアを伸ばしていることが分かります。

一方で「特別高圧」はシェアが伸ばせていないので、地域の電力会社さんが死守している様子が窺えます。

いずれにしても2016年の「低圧」の自由化以降、新電力への参入企業が急増し、競争が激化していましたが、2022年に急ブレーキがかかります。

ロシアのウクライナ侵攻や、円安の進行など様々な原因が言われていますが、いずれにしても卸市場の価格が急騰し、一部の新電力会社はいわゆる「逆ザヤ」の状態になってしまいました。

新電力会社A社(イメージ)

 仕入れ:卸市場から時価で電気を購入
 販売:年間契約で設定した単価で販売

 仕入れ額-販売額= $$  <ーー 新電力会社A社の粗利益

 *仕入れ額が上がり「$$」は赤字に…
  →販売単価は固定の為、泣く泣く赤字で売り続ける…

ただ、こんな状態では売り続けられる訳が無いので、契約条項に基づき値上げをするケースが相次ぎました。

そうすると、利用顧客は当然ながら、それであれば他社への切り替えを検討しよう、となるのですが、値上げせざるを得ないのはどの電力会社も同じなので、新規の受付を軒並みストップしました。

なので、利用側はただただ値上げ要求を呑むばかり

というのがこの1年でした。

ただここ数か月でようやく一部ではありますが、新規の受付を再開した新電力会社が出てきました。

2022年以前のような値下げ幅になることは期待しない方が良いですが、少しでもコスト改善したい法人はあらためて電気契約の見直しを検討することをお勧めします。


ぷちめも
・新たな感覚での交渉・検討が必要??

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