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英語学習:アカデミックライティング

かつて私は大学で英語で論文を書いたり読んだりしてアカデミックな英語にどっぷりと浸かっていました。

そのようなアカデミックな日々から離れてずいぶんたちましたが、最近、業務で論文を読む機会にめぐまれました。読みながら、あーこんなんだった、と思いながら懐かしさを感じていました。

論文、と聞くとなにやら小難しげに聞こえますが、慣れてくると実はクリアかつ簡単なことに気がつきます。辞書をひくこともほとんどありません。

正直、小説やエッセイの方がよっぽど難しいです。語彙、表現力に加えて、隠喩など様々な技法で個性的に作られるため、論文読むのとは違う能力が必要です。一度サリンジャーのThe Catcher in the Ryeを読んだこともありますが、終始辞書が手から離れませんでした。

アカデミックな英語の方が慣れてくると簡単な理由は、限定された専門用語を使って書くためある程度カバーしたら分かるということもありますが、もう一つ大事なことはその書き方にしっかりとしたルールがあることです。

そんなアカデミックな英語の書き方とは何かをBBCサイトの表現を中心にまとめてみました。

・短縮形は使わない。
(×)The results won't be released…
(○)The results will not be released…

逆に言えば、省略することは口語なのですね。

・" I "(私)は使ってはダメ、 "You"は避けるべき

(×)I completed the experiment…
(○)The experiment was completed…

(×)As you can see,…
(○)As can be seen,…

つまり、主語の一人称は避け、受動態で書くのが基本です。こちらは私が大学のとき師事した教授が唯一(!?)教えてくれたアカデミックライティングスキルでした。

・イディオムは避ける
(×)It was difficult to get hold of…
(○)It was difficult to obtain…

この点はかつて私が学んだイギリス人の英語の教師が教えてくださった点で、とてもよく覚えています。

上記のサイトでは他にも色々ご紹介がありますので興味があればぜひ!

ちょっとしたことではありますが、フォーマルな言葉かインフォーマルな言葉、書き言葉か話し言葉か、この当たりが理解できてくると学びにより深みが出てきますね。

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