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いよいよ始まるカリフォルニアからボストンへの大移動 11年間お世話になったカリフォルニアにありがとう!

僕はアメリカの製薬会社で働く日本人研究者です。昨年2021年8月に10年間働いたカリフォルニア州ロスアンゼルス郊外にある大手製薬会社を辞め、ボストン郊外にある小さな製薬会社に転職しました。転職後も、リモートでカリフォルニアから働いていましたが、とうとうボストンへ移動する時が来ました。暖かいカリフォルニアから極寒のボストンへ真冬の2月に大移動することになるとは。。。どうなることやら。。。
これまで暖かく僕を見守ってくれたカリフォルニアに感謝です。

ボストンで夢破れ、カリフォルニアに

2010年末にカリフォルニアに移る前、実は僕はボストン郊外に2年弱住んでいました。2008年に夢がかないボストン郊外にあるアメリカの大手製薬会社に転職したためです。それまでもアメリカに住んでいましたが、日本の製薬会社のアメリカ支社で働いていたため、この転職が僕にとっては純アメリカの製薬会社での初めての挑戦でした。ところがその会社では全然パフォーマンスが発揮できず、半分クビのような宣告を受けたのち、次の転職先も決まっていないまま、逃げるように会社を去ることになってしまいました。そのことは下記の記事で紹介させていただきました。

初めて挑戦したアメリカの会社で失敗して意気消沈していた僕を拾ってくれたのが、カリフォルニア州ロスアンゼルス郊外にある会社でした。実はこの会社は、僕がずっとずっと前、まだ日本にいた時から入りたいと思っていたドリームカンパニーでした。なので、採用された時はとても嬉しかったのですが、以前の会社で自分のパフォーマンスがぜんぜん発揮できなかったので、恐る恐る自信なく、仕事を始めることになったのです。

本当に楽しく働けたカリフォルニアでの10年間

すっかり自信を喪失して恐る恐る始めた仕事でしたが、このカリフォルニアの製薬会社では、とても素晴らしい上司や同僚に恵まれ、重要なプロジェクトも任されるようになり、どんどん仕事が楽しくなっていきました。10年間の間に離婚、同僚のレイオフ、いくつかのプロジェクトの終焉などさまざまな試練もあったし、今の妻と出会い再婚、いくつかのプロジェクトの大成功などたくさんの良いこともありました。そして最後に担当したプロジェクトが、無事完了し、ちょうど10年間勤め上げたので、もう一度、思い切って環境を変えてみようと、2021年8月に転職したのでした。

小さなスタートアップの製薬会社への転職

10年間勤めあげたカリフォルニアの製薬会社は全世界に2万人以上の社員を抱えるビッグファーマでしたが、転職先の会社は、まだこの世にまだ薬をひとつも出していない小さなスタートアップカンパニーです。従業員数も200人足らずです。でも、これまで僕が情熱を注いできたがんの薬の開発に特化した会社で、有望な新薬の種をたくさん持っているので、プロジェクトチームに加わって、これから新薬の研究・開発に貢献していくことにめっちゃワクワクしています。2021年8月からカリフォルニアにいながらリモートで仕事を始めましたが、したたかにFirst 90 Daysというとても素晴らしい本を参考に、転職後の仕事を進めていったおかげで、新たな仕事仲間ともとても良好な人間関係を作れ、上々のスタートを切ることができました。


再度ボストンへ

11年前に夢破れて去ったボストンへ、また戻ることになります。とにかく悔いの残らないよう、自分のやりたいことを思いっきりやろう!
来週にはもう大雪のボストンにいるなんて、まだ信じられない!


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