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最適化された部屋は、自分の精神性を磨いたりする。

 何かの作業をしていて、ついつい部屋の掃除をやめられなくなることはよくある風景だと思いますが、ぼくは最近、精力的に部屋の掃除に取り掛かっています。
 そんな掃除をする中で、気づいたことのメモです。

 掃除や整理が得意で当たり前化している人からしたらよくわからないこともあるかもしれませんが、こんな人もいますよー、みたいな感じで読んでもらえたらと思います。

過去の自分を知ることができた。

 掃除をしていると、なぜ買ったかわからないモノがたくさん見つかります。一時的な熱狂に身を任せ、部屋の中で化石化したモノはぼくの部屋に限らず、掃除下手な人の部屋なら必ずあるかと思います。

 ポイントは、そのモノが、今のぼくからしたら“よくわからないもの”になっていることです。なぜ買ってしまったのか、検討もつかない時もあります。
 そこから、自分の傾向を模索することもできます。その時の自分は何を思っていたのか、今の自分とどのくらい距離があるのか、などを知ることができます。その距離から過去の自分との変化、成長度合いを知ることもできます。

 ぼくの場合は、乃木坂46のDVDを買っていたり、自己啓発系の本を買い漁っていたりしていました。あと、メルカリで大学生っぽい服を買い込んでいました。メルカリで小金稼ぎしようとしたのか、発送資材を買っていました。
 ここからなんとなく、現状の自分をどうにか改善しようとしているのがわかります。それが無作為的で、心から望んでいることでないことにもよくわからず手を出していたことがわかります。

 対して、今の自分は何が変わっているか。どのくらい達成できているか。そもそも、モチベーションの源泉や矛先も変わっているかもしれません。それもまた、少なからず成長しているのかもしれません。

部屋と自分の関係性を知ることができた。

 そもそも自室の整理整頓や掃除ができなかったぼくは、ぼくと部屋がどのような関係にあるのかを感じたことすらありませんでした。もしかしたらだからこそ、部屋と自分の関係性のピュアな考察ができているのかもしれません。

 自室は自分の生活領域で、自分のテリトリーとも言える空間です。だからこそ、部屋は自分の日常の生活を映し出します。当たり前とも思えるこの考えが、今までのぼくからはまるっきり抜け落ちていました。
 「部屋に靴下が落ちていること」は早急なタスク実行をしないことを表しているし、「モノが乱雑に置かれた机」は、思考を上手にまとめきれていないぼくの頭の中を表してると思います。日常、自然に行動したことは、そのまま部屋に帰ってくることを、ぼくは考えたことがありませんでした。
 机上を整えることは思考を整理することになるし、自室での作業生産性を高めるように部屋を構築することは、生活をよりクリアで潤滑にし、より日常と向き合う時間を創り出します。

 ぼくはこれを、掃除の中の最大の発見と思っています。自室でより効率的に作業を行える環境はそのまま、他の作業時間の創出と、精神がより日常に向くきっかけにもなりうると思います。高い生産性は作業への集中度合いを高くし、没頭への足がかりになり得ます。

メルカリで小金稼ぎできた。

 “なぜ買ったかわからないもの”であっても、メルカリで売れることがあるとわかりました。ここ2、3日で18,000円くらい売り上げた時は、さすがに驚きました。
 思ったのが、自分が価値をさほど感じないものにも市場価値はある、ことです。自分にはさほど価値を感じないものが売れたお金で生活できることから不思議な感覚を覚え、認識できたことは発見だと思いました。

 とはいえ、あくまでも部屋からモノを減らすことが目的であるため、かなりの値下げをしています。最近のメルカリは商品値下げがしやすくなっているため、手間をかけずに、早急にモノを売ることができます。

 いやあ、助かってます。

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