見出し画像

雨の日の代替案!カフェでテニスレッスン

明日は楽しみにしているテニスのプライベートレッスン。なのに、天気予報は降水確率90%…(泣)あ~あ、明日は中止かなぁ。

中止判断の連絡を待ちながら、準備をして現地へ向かう。家を出て駅へ向かう途中でコーチから中止の連絡…(泣)あ~あ、レッスン楽しみにしてたのになぁ。

皆さんそんな経験はないでしょうか?もしくは、微妙な天気の中、コートに集合した途端、雨が本降りに変わり、せっかく集まったのに中止&解散。そんな時に、テニス上達に役立つ代替レッスンはないものかと、こんなツイートをしてみました。

すると、意外に反響が。そこで、Twitterでアンケートを取ってみました。

なんと、43.9%もの人が興味アリと回答!座学はイヤでも、トレーニングなら受けたいという人もいるかも…!?ということで、こんなアンケートも取ってみました。

するとなんと、62.4%もの人がオフコートでのレッスンを希望していることが発覚!意外と需要があった!という発見につながりました。

これって日本全体のテニス人口でいうと何人ぐらいに当たるんだろう…ということで、調べてみました!

日本テニス協会の2012年度の『テニス人口等環境実態調査 報告書』によると、日本のテニス人口は 373万人(ただし減少傾向)。うち、成人は推計296万人。Twitterでアンケートに回答するほど熱心な層は全体の5%と見積もっても、成人14.8万人のうちの62.4%、つまり9万人強の人がオフコートでのレッスンに関心があるという計算になります。実際にはもっと少ないかも知れませんが、熱心な人が集まっているサークルやテニスオフ、テニスベアなどのユーザーの間では、この割合は比較的信憑性があると言ってもいいかもしれません。

ミスドでテニスレッスン受けてみた

そんなタイミングでちょうどプライベートレッスンの日に雨…。土居コーチから「ミスドでレッスンしますか?🤣」という半分冗談めいたLINEをいただいたので、「ぜひお願いします!」と回答。ミスドでテニスレッスンを受けてみました。

ミスドレッスンの写真

テニスノートのコピーを数枚用意して、普段自分が課題と考えていたポジショニングについて具体例を挙げて質問してみました。例えば、「ダブルスの前衛にいる時にすばやく前後に移動する脚力がない場合は、ネットにベタ詰めのままでいいのか?」。それに対するコーチの回答は「No」。理由は、前衛が少し下がって相手のポーチを拾えるポジションにいてくれるからこそ、味方後衛が安心してストロークが打てるから、とのこと。味方後衛のことも考えてポジションを取るべきだということを学びました(皆さんこれ普通に考えてるのかな…)。

テニスノート

セオリーは大事とわかっていても、つい後回しにしがち。結局セオリーを知らないままコートで経験豊富な方にやられて、1つずつ学ぶ。そして、同じミスを繰り返してやられる…。そんな悪循環と時間のロスを回避するためにも、雨の日は座学に切り替えてオンコートでは普段できない戦術面の強化を図りたいと思いました!

特に驚いたのが、上のノート右ページの図(シングルス)。2等分線の真ん中に立つ、というところまでは理解できましたが、その先が目からウロコでした。返球後の相手のポジションを想定して、そのまた2等分線の真ん中までの自分の移動距離が短くなるように計算して配球する、とのこと。そんなところまで考えてプレーしている相手に、目の前の1球をオープンコートに打ち返すことしか頭にない私のような人が勝てるわけない!と思いました。

というわけで、勝ち目のないノープランのテニスをやめて、セオリーを覚えて自分なりの戦術を持って戦えるように、これからの季節は暖かいカフェでのテニスレッスンに励みたいと思います(笑)。

生徒から誘うのはハードルが高い!

私がこのアイデアを思いついたのは、私が語学出身者だからかも知れません。語学レッスンなら、初対面の先生とでもカフェで会ってレッスンを受けるのはごく当たり前。生徒側も先生側も全く違和感はありません。ですが、テニスコーチをカフェに誘うとなると生徒側のハードルはかなり高いです。コーチが異性なら、なおさら。

一方、コーチの方から提案していただけると、生徒側としては依頼しやすいですし、コーチとカフェでお茶しながらテニス上達のアドバイスがもらえるというのは特別感があります。YouTubeでいつも見ていた憧れのコーチや、(元)プロテニスプレーヤーのコーチならなおさらではないでしょうか?

これまでは雨が降ったら諦めていたテニスレッスンが、カフェやレンタルスタジオなど、場所を変えて開催されるようになれば、私たち生徒にとってもテニス上達のための選択肢が広がり、視野も広がるような気がします。

実はこのカフェレッスン、気づきがあるのは生徒側だけではないことを、山崎千鶴コーチが教えてくださいました。

コーチと生徒双方にメリットがあるなら、天候に左右されないカフェやレンタルスタジオでのテニスレッスンが広まるといいなと思います!

山崎千鶴コーチのプロフィール
元Pro tennisplayer。2021年よりC-lab.を立ち上げ出張レッスンやイベント、メディア出演しています。「スポーツを通じて人生をより豊かに」をテーマに掲げジュニアから大人の皆さんのテニスライフがより良くなる為に活動しています。
Twitter: @ClabChizuru
テニスベア: https://www.tennisbear.net/user/10677/info

Twitter

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?