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代名詞の複数形の視覚化について〜宗教言語1〜

【小まとめ】
(1)代名詞は固定的でない。
(2)代名詞の複数形は中心を持つ。
(3)代名詞は複数形の数を持たない。

以下では、俺は代名詞の複数形を視覚化する。俺は俺という代名詞を使用する。

【単数】

[ore]という代名詞が俺という対象に一対一に対応する。なお、上記の対応は固定的でない。なぜなら、代名詞は固有名詞でない。固有名詞は名詞と対象が単語で固定的に結びつけられ続ける。

代名詞は発話ごとに空気のように消える。一方、固有名詞は石のように固定的である。

【複数】

上記は俺の複数形である。複数形を考えるとき、[orera]が何に対応しているのかが問題になる。例えば、ある場合では、[orera]は3個の対象の集合に対応しているかもしれない。別の場合では、[orera]は3個の対象それ自体に対応している、かつその対応は[orera]から3本の線が出ているかもしれない。

ここでは、俺は[orera]は俺に対応している。そして、その俺から、線が出ていることにした。なお、線で結ばれている対象は俺それ自体でない。つまり、上記は俺が3人存在することを表現しない。ただし、それらは同じ状態であるか、何らかの同じ運動を実行する可能性がある。

【中心】

bを発話者とする[orera]はaを発話者とする[orera]に等しくない。俺の場合、[orera]の中心は発話者である。君や彼の場合、中心の違いが単語の違いに関係するのかは不明である。言われた方はある君と別の君を区別するので、単語に対する応答が互いに異なるように思える。

その場合、君らも彼らも中心を持つ。実際、加藤を君の中心とするときと鈴木を中心とするときは言われた方も互いに異なると認識しているように思える。それの場合、中心はないように思える。

【数】

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