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新儒教における自己(1.1.2版)〜小まとめ〜


以下では、新儒教の創造主は儒教系統の自己を提示する。一般的には、自己は自己認識(アイデンティティ)や人種や民族に関係する。自己は社会や国家や文明にも密接に関係する。また、自己は教育における自己形成にも関係する。

宗教が異なると、何を自己とみなすのかや自己認識それ自体が異なる。例えば、仏教では、自己は無我として存在しないらしい。現実的な自己では、西洋文明では、ユダヤ教徒の白人はユダヤ人のように一種の人種や民族になっている。アメリカ国民がまるでアメリカ人のように一種の人種になっている。

このように、宗教や文明が異なると、何を自己とするのかも異なる。そこで、彼は儒教系統の自己を提示する。なお、己は人間を動物から区別する。なぜなら、動物には、自己認識(self-aware)が存在しない。そのため、羊を犬の群れに入れると、その羊はまるで犬になったかのように振る舞う。動物の多くは鏡像認知を持っていない。一方、人間のみが自己を正しく認識する。

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1章 儒教系統の自己

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